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Photo by
aniwatanabe
自分史のサイドストーリー
私の入社した会社がだめになる
会社が破綻する。
入社した時からそんな噂はあった。
期末になると毎回会計システムが何度も回り化粧が施されていた。粉飾である。
当時若手であった私は、まさかねと思うばかりで、目の前の仕事に取り組み、終われば遊びほうけていた。
思えばこの時に私にスキルだとか見識だとかそのようなものよりも、自分の人生の当事者意識と志があれば、そこから何かできたのかもしれない。
会社を左右することはできないことはわかっていても、自分に何か備えることができたかもしれない。そんなことを思う。
早くそこに考えが至っても
もっと主体的に自分らしい仕事の仕方を考えてたとしても、仕事は人と人との関係の中にあるから、思うところになるかは別のようだとも思う。
かつて、先輩が言ってたことを思い出す。
世の中で一番怖いのは、人だと言っていたのを思い出す。
ライオンだとか、毒蛇だとかではないんだと思ってたけど、今ならわかる。
気の合う、考えの合う人と仕事を一緒にできるのはそれほどない。貴重なんだ。その時の仕事は楽しかった。成長できていたと思う。
信頼関係、わかり合っている。
その関係がキャリアを育てる。
これを全ての人が意識していれば、自分も組織もうまく成長できるように思えるのだけど、それぞれのエゴが出てしまい、誰がを不自由にしてしまう。競争社会だから。
意外と仕事人生は短い、自ら成長したいと考えている時ほど、対人関係を大切に互いが成長できるようにしなければならないんだ。
だから、志と対人関係構築力がわたしのキャリアのキーワードのように思う。
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