【ドラばな】ドラがムダにテンション高いエピソード!
先月は [ドラばな] 投稿をサボってしまった。
ドラ誕生日にあわせて何か書こうと思ったのだが、『第1回 ハミング杯』や『54字の宴』のようなフィクション系のイベントもあり、タイミングヲ逃してしまった。
別に毎月律儀に[ドラばな]を続ける必要はないのだが(ということは前にも書いたのだが)、何となくトップ画像のドラカレンダーを貼りたいのである。
因みに、サボってしまった9月のドラカレンダーはこんな感じである。
今回はタイトルに書いたとおり「ドラがムダにテンション高いエピソード!」を紹介したい。
エピソードの本筋については、大したネタバレもないので、ネタバレタグは貼っていない。
今回ご紹介するエピソードは、コミックではなく、TVアニメのほうである。
(コミックは、何巻に収録されているか不明)
子供の頃に観て、印象に残っている作品の1つである。
いきなりドラ道具を明かしてしまうが、『トカゲロン』という道具である。
今回の話に道具の機能はあまり関係ないのだが、この液体を割れた窓や破れた漫画に塗ると、切られたトカゲの尻尾が再生するかの如く、破損前の状態に復元される。
「ドラ道具の機能がかぶる」というのはよくある話だが、このトカゲロンも『全体復元液』とかぶっているのでは?と子供のときに感じたものである。
※※※※※
さて、タイトルに「ムダに」と書いたが、何がどのように「ムダ」なのであろうか?
ドラって基本的にストーリーの展開に合わせてテンションがおかしくなる芸風であると思う。
基本的には、冷静に一線引いた保護者的な目線でのびヲ見守る存在であるように感じるのだ。
それが、ネズミが出たことにより、パニックになってポケットから破壊兵器を取り出したり、失恋妄想に苛まれて我が身をヤスリでガリガリ削り出したり、あとは自分の出した道具で自分自身がおかしくなるパターンもあるか(ドラがドラッグ系の道具でぶっ壊れて「さあ、みんなでクスリをやろう!」みたいにアディクトな感じになるエピソードが好きなのだが、残念ながら、ドラ道具名が出てこない!)。
いずれにせよ、ドラのテンションがおかしくなるのは、たいていドラの感情の乱れが、何らかのかたちでストーリーの展開に必要である場合が多いように感じる。
しかし、『トカゲロン』のドラは、ストーリーとは無関係に登場の時点から何か情緒がおかしく、ハイテンションな『えもんハイ』の状態になり、それこそ「ストーリーの進行とは関係ないところで、しつこく1人でムダにはしゃいでいる」のだ!
「ストーリーの展開に必要ないんじゃないの?」という意味で「ムダ」と言っているのである。
~ ムダにはしゃぐドラ in 『トカゲロン』~
では、実際に『トカゲロン』のエピソードで、ドラがどのようにはしゃいでいるのかヲ観察したい。
※※※※※
「えもんハイ1」:
まず、今回の話は冒頭で「のび、しず、スネ」の3人が、すったもんだやっており、ドラの登場は少し遅れる。
トラブルに見舞われたのびが外から自宅に電話をかけ、1人で留守番をするドラが電話の音に気付く。
そこでサッと電話に出ればいいのに、「ママお電話ですよ。あーいないのか……はぁ~、電話って緊張するんだよなあ。受話器を取って『もしもし』って言うんだよね……」とドラの1人芝居がくどい!
明らかに我々のために、メタな世界観ヲ醸し出している。
う~む。。。1人でムダにはしゃいでいる!
※※※※※
「えもんハイ2」:
やっと受話器を取ったドラ。
受話器に向かって開口一番「はい、もしもし。ボクドラえもんです」。。。
この電話の出方は、明らかに我々ヲ笑かしにかかっている!
う~む。。。1人でムダにはしゃいでいる!
※※※※※
「えもんハイ3」:
会話ヲ終え、受話器を置いたドラ。
ここでも、そのままサッと立ち去ればよいものを、受話器をじっと見下ろす。。。
そして……おもむろに受話器を頭の上に乗せ……
「パンダ!🐼」
……と、視聴者相手にモノボケ!
う~む。。。1人でムダにはしゃいでいる!
というか、これは何ぼ何でも、はしゃぎ過ぎでしょ。
ドラが純粋に笑かそうとして、視聴者相手にボケかましてくるって、結構レアな気もするが、そうでもないのか?
※※※※※
「えもんハイ4」:
のびを助けに向かうドラ。
タケコプターで気持ちよさそうに空を飛ぶドラがつい鼻歌ヲ口ずさむ。
「山を飛び~谷を越え~♪」
『忍者ハットリくん』のテーマ曲を口ずさむドラえもん!
う~む。。。1人でムダにはしゃいでいる!
※※※※※
「えもんハイ5」:
のびと対面したドラ。
のびに対して、開口一番……
「ニンニンニンニン! なにごと?」
ハットリくんでいこうとしている!
う~む。。。1人でムダにはしゃいでいる!
(そこはドラでいかんかい!と)
※※※※※
「えもんハイ6」:
今回の「のびのトラブル」というのは、のびが野良犬にズボンのお尻の部分を嚙み千切られ、なぜかパンツごと持って行かれ、おケツ丸出しになるというミラクルな事態である。
ドラがのびのおケツを見るや、道路にうつぶせになり「ギャハハハ! まる見え~!」と笑い転げる。
道路に気を付けの姿勢でうつ伏せ。。。?!
う~む。。。1人でムダにはしゃいでいる!
※※※※※
カウント番外編
「のびハイ1」そして「ジャイの不在」:
因みに、のびが今回トラブルに見舞われることとなるきっかけの出来事がある。
のびが冒頭でムシャクシャしていると、歩道の脇で楽しそうに漫画を読んでいる男の子を見付ける。
羨ましく思ったのびは、その男の子に「ボクにもちょっと読ませてよ~」と頼む(読んでいる途中なのに?!)。
男の子は「今、ボクが読んでいるところだからダメ」と断る。
正論だと思う。
しかし、のびは「ちょっとくらい見せてよ~」と執拗にウザ絡みをし、挙句の人には「見せてったら~」と漫画を引っ張って、それヲビリッ!と破くのである!
いやいやいやいや、のびのキャラが崩壊というか、正に「オレ様に貸せよ~」のジャイ顔負けなガキ大将ぶりである。
今回はドラものびも情緒が少しおかしい!
道理で今回の話には、最後までジャイが登場しない。
そりゃそうだ。
のびがジャイ顔負けのアウトローぶりを発揮しているので、ジャイのアイデンティティが危ういというか、「お前にそれヲやられたら、今さらオレが出て行って何ヲやりゃいいんだよ?!」というジャイの困惑ぶりが目に浮かぶようである。
(↑ ジャイ出て来るそうです ^^; すいませんねぇ。訂正文ヲ追加しにきやした。エヘヘヘヘ ^^; あっしのガセネタヲそのまま残しておきやす。人間だもの。ヘラヘラ)
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今回ご紹介した『トカゲロン』。
このエピソードヲ子供の頃に観たとき、私は「ネコ型ロボットも、日によって気分の浮き沈みがあるんだな~。そりゃ、気分が安定しない日々もあるよな~」とドラにエラく人間味を感じたものである。。。
たまには、きっと記憶違いとかもあるだろうね!
ドラちゃん!❤️
(完)
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