しむらあいに

きっかけはある企画からでしたので、それは残しつつ。 性に関するアウトプット試運転の場…

しむらあいに

きっかけはある企画からでしたので、それは残しつつ。 性に関するアウトプット試運転の場といたします。

マガジン

  • アイのでびる観察日記

    コミュニティメンバーならさんが、悪魔的装いで横浜で走る! 人には隠したい自分=悪魔の姿で駆け抜けることで、そんな自分でも応援されるというメッセージを伝えたいという思いを込めたプロジェクトに、私は参加しました。 6回シリーズで、ならさんを観察していきます。

最近の記事

不可思議で だけど本当

繋がっていることが自然すぎて、安心するものだから、 離れてしまうとさみしくて悲しくて、嫌だと泣く。 ずっといてほしい。 それだけ。 それだけだけど、叶わない。 それだけだから、繋がると至上の喜び。 かつては、喜びよりも焦燥だった。 離れると自分が消えてしまいそうで不安で、執着して手放したくなかった。 彼が私を求め、安心しているのを何度も感じると、 その安心が流れ込んできて、 かつて男女は同体だったという説を信じたくなって、 焦りが消えた。 「入れて」は快楽への願い

    • 100人より100回

      ほんとだった。 私は自分のことをエロいと思っていたけど、実は全然で、 感度がいいと思っていたけど、実は全然で。 「男ってそういうもんなんだろう」と、 耳を咥えられて、首筋をなめられ、乳首をいたぶられ、胸で挟んできたけれど、 なんにも、なーんにも感じていなかった。 私がしていたのは、なんだったんだろう。 気持ちいい気でいたけど、もっともっと先と深淵があった。 服をきたまま、ただ抱きしめてもらうだけで、私の身体は開いていく。 100回を優に超えた今でも、 いつもいつのとき

      • 融ける

        キスでイくって、最高の自己満足かもしれない。 身体中、いや、私全部が粘膜になって、やがて上も下もなくなって、すべてがじわじわと濡れていって気がつけばびっしょり。 ただ求め、貪り、腰が震えるのを繰り返す。 脱水になって、そのうち頭の血管が詰まって死んでしまうかもしれないと、 頭で考えながら、 細胞はひたすらにどろどろに溶けながら、女であることを歓ぶ。

        • オールウェイズ

          朝起きて、隣にいないと理不尽だなあと思う。 せめて入れっぱなしでいられないかしら・・・無理か。 という反芻をもう数え切れないくらい繰り返してる。 呼吸と同じなのに、どうしていつも同じ空間にすらいないんだ!!と、 この状態に対して熱く訴えていると、 「いつもずっと入っていたいもんなあ」 と返ってきて、 いきり立った機嫌の波が穏やかになるのを繰り返してる。

        不可思議で だけど本当

        マガジン

        • アイのでびる観察日記
          6本

        記事

          平伏

          前の日の晩に何度目かのリストカットをした細い手首に、包帯を自分で巻いて、袖が長めの薄いピンク色のジャケットを着て、表参道に行った。 何か用事があったんだろうけど、覚えていない。 虚ろになった頭を載せた私の身体は、青山方面に坂を登る。 当時はカリスマ美容師が席巻していた頃で、 ヘアスタイリストを名乗る青年達が、いつも路上でカットモデルを物色していた。 私は特別かわいいわけでも目立つ雰囲気もないし、肌もニキビがあるし、背も低くてぽっちゃりしていたので、そういう人たちに声をか

          【プレモルはほろ苦い記憶と共に】

          終バスに間に合わず、 コンビニでビールを買って飲みながらいつもの倍の距離の夜道を歩いていたら、ふと思い出した。 「そんなに、しなきゃ、ダメ?」 ㅤ 自分の部屋なのに、隅のほうに座り込んで壁をみながら呟いた、彼の言葉。 ㅤ あの頃の私は、私生活が荒みに荒んでいたが、表面上は何事もないかのように必死に生きていた。 未経験ながら、飲食店の経験があることだけを売りにして雇ってもらった新橋の小さな広告会社。 現状を抜け出したかったから、なけなしの気力でチャレンジしてみた。

          【プレモルはほろ苦い記憶と共に】

          つまらない

          つまらない。なんでここにいないんだ と思う。 いないから、今できること、やりたいことをやろうと思う。 やってみる。 それなりの達成感と満足。 繰り返して、一人でも楽しめてると感じる。 疲れてきたとき、心細いとき、一気に つまらない が襲ってくる。 顔を見ても、一人のときと変わらない。 けれど、肌に触れると、重なっているところから私の中に緩みが広がっていくのがわかる。 なんでいなかったんだと涙が出る。 理不尽。 いつも一緒にいて然るべきなのに、いない。 いない

          合い口

          初めて上に乗った瞬間、「あ、ダメ」と口走った。 子宮が、彼を受け入れる為に形を合わせたのがわかった。 過去してきたのは何だったんだと思うほど、 こんなにキスって気持ちよくて、するたびに股の間に電流が走るのかと知ったばかりだった。 もう一度言ってしまうけど、過去してきた行為は何だったんだ。 そして今何が起きているんだ。 対話もしていないし、ただじわっと観察されながら引っ張られて、私がそれを抗わなかっただけ。 イヤじゃなかったから。 それが相性というなら、そうなのかもしれ

          循環

          ずっと今までなんともなかったのに、 体のケアの練習として私の近くを触れられ続けて、 ゆっくりと、けれど確実に体の反応が止められなくなった。 でも、ずっと今までなんともなかったわけだから、 その事を冗談めかして口にすることすら憚られるし、 そもそも何故か全くイヤじゃないし、 (できるだけ長く続けばいいな とか思ってしまって打ち消したりするくらい。。。) むしろ失礼なことをしているんじゃないかとか、反応に困ってしまって、 終わってから何事もなかったかのように挨拶して、家路につい

          「言ってね」

          「いつも何も言わないけど、して欲しいことは言ってね」 私が何も言わないのは、 して欲しいことがないからとか、 恥ずかしくて言えないからじゃなくて、 何をしてくれるのか楽しみで、 何をしてくれても気持ちがいいからで、 声が自然に出ていることが、して欲しいこととイコール。

          恥辱

          ちょっと前に、外陰部が少し腫れてしまいました。 座る角度により触れるとちょっと痛いのがピークで、1週間くらいで完治します。 急に「今日、できない」というと、彼が固まると思ったので、 事前にLINEで「もしかしたらできないかも」と、理由を伝えておきました。 そして、数日後顔をあわせたときに、 「どう?」 と聞かれて、 そのときすぐに何の話かわからなかったので、 「何が?」と返したら、 「あれ。痛い?」と言われて、(あ、あれか)と思い出しました。 思い出したんだけど、

          目交

          下にいるとき、 私はずっと横を向いていて、 もしくは腕で目を隠していたり、目を閉じていた。 今まで誰もそのことに触れなかったから、 どんなに彼が好きでも、私は横を向いていた。 「こっち見て」 「恥ずかしいからイヤ」 「恥ずかしくないよ」 「あなたがでしょ」 「目見たいよ」 「・・・・・・」 私は知ってた。 目を見たら、戻ってこられなくなることを。 私を見る目に吸い込まれて、 私という形がなくなって、 溶け合ってどこまでもいくことを。 目を見たら、もう離せな

          立場逆転

          フェザータッチが気持ちいいと本で読んで、 してあげようと思って実践するんだけど、 気がついたら私の方が力が抜けてガクガクになっていて、 優しくキスをするのが気持ちいいと聞いて、 してあげようと思って実践するんだけど、 気がついたら私の方が息が荒くなっている気がするんだってば。

          ブルブル刺激

          足の疲れのセルフケアの為に、食わず嫌いを通していたマッサージガンを購入した。 足裏ブルブル 足首ブルブル(痛い) ふくらはぎブルブル 太ももブルブル(痛い) お尻ブルブル 太ももの内側ブルブル 太ももの付け根ブルブル・・・・・ も、もうちょっと奥・・・。 母も使うものなので、背徳感に負けてスイッチオフ。

          ブルブル刺激

          その都度ジレンマ

          できれば長く、そして広い範囲で肌が重なっていたい。 体に染みわたる内側からの満足。 だけど、からだが最低限繋がったときにこそ、 思い通りの快感がエンドレスに訪れる。 くっっ。

          その都度ジレンマ

          狙うは のど仏

          この前ヘッドマッサージに出かけたら、 セラピストさんに「ストレートネックかも?」と言われた。 彼に伝えたら、 その日から、抱き合うと上を向かされて、のど仏周辺のルーティンが加わった。 上向き苦しい。 ゾクゾクする。 ああ苦しい。 たまらない。 巻き肩になっているときは、上にいる私の腕を体の横でロックする。 ゾクゾク。 締まってく。

          狙うは のど仏