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合い口

初めて上に乗った瞬間、「あ、ダメ」と口走った。
子宮が、彼を受け入れる為に形を合わせたのがわかった。

過去してきたのは何だったんだと思うほど、
こんなにキスって気持ちよくて、するたびに股の間に電流が走るのかと知ったばかりだった。

もう一度言ってしまうけど、過去してきた行為は何だったんだ。
そして今何が起きているんだ。

対話もしていないし、ただじわっと観察されながら引っ張られて、私がそれを抗わなかっただけ。
イヤじゃなかったから。

それが相性というなら、そうなのかもしれないし、
手の平の上で転がされているといえばそうなのかもしれない。

ただそれが、もう何年も続いているのは事実。

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