映画「変態小説家」は独特ホラー
ビクトリア朝時代の殺人鬼を研究している作家ジャックが
殺人鬼の妄想にとり憑かれ、
怯えまくる日々を過ごします。
日常生活もままならなく、
どこまでも奇妙な行動をとるジャックでしたが、
ある日、外に出かけると・・・・。
この映画を3つのポイントでまとめますと、
1 妄想作家
主人公の作家のジャックは本当に奇妙すぎる男です。
まず部屋も服装も汚らしい。
クリエイターである彼は繊細すぎるため、
本当にダメダメです。
そして、妄想に怯えてばかりいます。
でも、ジャックには、なんだか共感してしまいます。
サスペンスばかり観てると、誰もが人さらいに見えて、
子供を公園で遊ばせていても、目が離せなかったり、
少しでも視界から消えると、泣きそうになるくらい心配してしまったり、
子供が小さい時わたしはそんな母親でした。
もはやジャックの仲間になれそうなわたし。
なんとなく親近感がわきました。
壁の汚れがドクロの顔に見えてくるとかね。
そういうのありますよね。
わたしだけ?
2 コメディ要素が強い
最初の方はホラー部分はなく、
コメディ映画だったっけ?と思い何度か確認しました。
演技がうまいんでしょうね。一人芝居が洗練されてます。
ジャック役のサイモン・ペッグさんは、
コメディアンでもあるので、
笑わせるのが得意なのかもしれません。
残虐シーンはほとんどないと言って良いでしょう。
ホラー映画で年齢制限が7歳以上って
なかなかないですよね。
3 監督はミュージシャン
クーラ・シェイカーのボーカルのクリスピアン・ミルズさんが
監督しています。
クーラ・シェイカーで人気な曲は「Hush」でしたので、
早速聞いてみるとハイハイと分かる売れた曲でした。
BGMはかなりこだわりがあるなと思って観ていたのですが、
納得です。
犯人登場で、不気味な金属音か暗い音楽が流れるのは、
ホラー映画の鉄則のはずですが、
ノリノリの曲だったのには驚きました!
斬新すぎましたが、
不自然ではありませんでした。
ビジュアル、ストーリー、BGMの使い方、
少しミュージックビデオっぽい感じの時もありましたが、
独特なホラーでした。
気になった方はぜひ観てみてくださいね。
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