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映画「ダブル・サスペクツ」は日々淡々と生きる良さを知る映画



 カンヌ国際映画祭って一体どういう基準で選ばれるのでしょうね。
調べてもこういう理由だというものはなさそうでした。
審査員次第ということなのでしょうか?
さすが芸術ですね。


 この映画もカンヌ国際映画祭に色々ノミネートされてるようですが、
静かな映画です。
「ベイビーブローカー」などが選ばれたりしてますし、
静かな映画が選出されるのでしょうか。


 
 この映画を3つのポイントでまとめますと、



1 ルーベの警察署長


 フランスでいちばん貧しい街ルーベの警察署長は、
本当にいい味出してます。
南アフリカ出身、ルーベ育ちの物静かな落ち着いた署長です。
極めて冷静な捜査をします。
貧しさと治安の悪さは比例するようですよね。
都会の方が犯罪が多い気がしますが、
日本とは違うのですかね。




2 暗い雰囲気

 明るさやアメリカンな陽気さなどは全くありません。
まあ、フランス映画ですしね。
とにかく雰囲気が暗い。
音楽もなんだか物哀しい。
セリフも少なめです。
街は犯罪だらけで、証言も不確かです。




3 放火事件


 放火事件から静かに物語が進んでいきます。
証言や証人を照らし合わせていきます。
この映画の重要な出来事です。



悪意や悪質な行為は、第三者にも、
痛みを与えるような時がありますよね。
それが上手に表現されていると思います。




 生きていて、色々感じて
重たくなったり、息苦しかったりする時に、
それでも、やっぱり前を向いて
しっかりと歩く。
その中でも楽しみを見つけて歩き続ける。



 そんな風に感じた映画でした。



 ボンドガールだったレア・セドゥさん出演してますが、
すっぴんですか?と聞きたくなるくらい違う人みたい。
完全に華やかさを消しています。
ちょっとここまで荒んだ感じ出すのはすごいです。


 レア・セドゥさんは2014年の「美女と野獣」のベルなんですよね。
で、そのお相手は「黒の失踪」のヴァンサン・カッセルさん。
最近、おふたりのかなりいけてない感じの役柄を拝見しましたので、
「美女と野獣」で素晴らしく華やかな二人を観たいです。
まだ観ていませんでした。
プリンスとプリンセスですからね。
どんな風にゴージャスを演じているのか楽しみです。



 気になった方はぜひ観てみてくださいね。


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