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【旅行記】美しい遺跡が残る場所、友ヶ島
この前、友ヶ島に行ってきた。
友ヶ島は戦中に砲台が設置され、戦争が終わった今もその砲台跡が残っている離島だ。
その砲台跡が遺跡のようになっていて、巷では、ラピュタの島なんて言われている。
あとサマータイムレンダというアニメの聖地でもある。俺はサマータイムレンダはまだ途中までしか見てないけど。
廃墟フェチ、遺跡フェチである俺は前々からこの島に行きたいと思っていた。
ただ、友ヶ島までは片道のみで余裕で3時間以上かかった。
さらにフェリーの本数も限られているため、ちょっと朝出るのが遅れたらもう間に合わないといった感じだった。
それに、離島に行くなら出来るだけ気持ちよく晴れている日が良い。早起き出来ても天気予報が曇りだから行くのを諦めた日もあった。
また晴れていても風が強いとフェリーは運休になってしまう。
この早起きと天気とフェリーの運航状況がうまく重ならずに、俺の友ヶ島行きは延々と後ろ倒しになっていた。
でも、仕事辞めたおかげでようやく行ってこれました、友ヶ島。
憧れの友ヶ島レポ、スタート!
まず電車を乗り継いで最寄り駅である加太駅に到着。
ここから15分ほど歩いてフェリーの船着場へと向かう。
Googleマップを頼りに進んでいき、たくさんの漁船が並ぶ港へと辿り着いた。
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ただ、フェリーの船着場っぽい場所が見つからない。
ありゃりゃ〜、このままじゃフェリーの時間に間に合わないよドラえも〜んとうろうろと彷徨っていると
「友ヶ島に行きたいの?」
と、その漁港で働いてた方が声をかけてくれた。
そうなんです、フェリーってどこから乗れますかと聞いたら、あそこに見える橋の下にチケット売り場とフェリー乗り場があると教えてくれた。
加太の地元の方、優しすぎる!
向こうから声をかけて道を教えてくれるなんて。
友ヶ島に行く前から暖かい気持ちになりながら、俺はフェリーへと向かった。
チケット売り場で2000円出して、フェリーの乗船券を購入した。
混雑する夏の時期だと、整理券を配っているらしいけど、今は冬だからすぐに購入できた。
発着場には、カップル、友達連れ、あと俺みたいな1人で来ている人で合わせて総勢10人程度。
発着時刻まで20分ほど待って出発。
フェリーの甲板に出て、黄昏れてカッコつけようかなと思ったけど
風が強すぎる!!!!!
潮風で強制オールバックだし髪ゴチゴチなったわ。
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15分ほど経って、友ヶ島に到着した。
島についたら、降りて行った人たちはどんどんと島の奥へと進んでいった。
ただ俺はまず昼ごはんを食べることにした。
時刻は午後1時を過ぎた頃。俺は猛烈にお腹を空かしていた。
船を降りてすぐ前にある「らぴゅカフェ」で800円の肉うどんを頼んだ。
あったかい出汁が身体に染みる。
俺は空っぽになったどんぶりを店員さんに返して、他の人達に一足遅れて島内へと入って行った。
スポットはいくつもあるが、時間内に全て回るのは無理だ、だからまず、友ヶ島で1番有名な第三砲台に行くことにした。
俺は島の地図を見て第三砲台に続く道を歩き出したが…
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いやっ、しんどっっっっっ!!!!!!
友ヶ島は島内に山が連なるような地形になっていて、移動は全部坂道っぽい。離島って大体そうなんかな。これが運動不足の俺にはなかなかしんどい。
ヒーヒー言いながらも、第三砲台に到着。
おー!!!
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たまらんなこれ。
この景色を見たくて友ヶ島まで来たから。
遺跡ってなんか不思議な感じがして好きなんだよな。アニメとかゲームの世界っぽい。
おすすめの廃墟探索ゲーとかあったら俺に教えてください。
まだまだ時間はあるから、他のところも回ってみよう。
第三砲台跡の近くに地下に続く階段があった。
地下の入り口は真っ暗で、ほんとに入っていいのかとドキドキする。
その階段を降りてみると…
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こえぇ…。
スマホのライトを照らしながら、ちょっとずつ前に進んだ。
するとちょうど通路の真ん中あたりに横穴がある。
横穴に入ってみると、
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そこそこ広い空間が広がっていた。
防空壕とか倉庫だったのかな。
ひんやりした空気が満ちてて、明るく照らされててもずっと居てると背筋がゾクゾクしてくる。
幽霊は信じてないけど。
ということで、横道を戻り通路の反対側へと抜けてみた。
ようやく地上に出られるんだ…俺たち助かったんだ…。(遭難者)
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こっちは立ち入り禁止か。
通路を戻って外に出る。
またもや第三砲台跡の周りを彷徨いていると、こんな場所を見つけた。
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宿舎だから、当時の人が実際にここで寝泊まりしてたのかふむふむ。
更に進んで島内を探検する。
椅子に座って海を眺められる場所があった。
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歩いている途中に、軽トラにのった島の人に話しかけられた。
島の人「どこに向かってんの!」
俺「どこそこです」
島の人「ならここの道をまっすぐ行って曲がり角を右やな!」
優しすぎる。
漁港の時と同じように、こっちが道を分からなそうにしてると、地元の人が向こうから話しかけて教えてくれる。
あったけぇや。地元の方とのコミュニケーションも旅の醍醐味だよな。
そして第三砲台跡並みにテンション上がったスポットがこの第二砲台跡。
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ゲームやん。
ゲームの世界だろここ。
この感じやん↓↓↓
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もしかしてゲームの世界迷い込んだか?俺ってリンク?
試しにその場に落ちてた木の枝で回転切りをしてみた。なんか早く回れる…。
やっぱ俺リンクやん!ならあんな壁だって軽々と登れるはずぅ、と思って思いっきり飛びついて見たら普通に足滑られて頭打って◯んだ。
冗談です、第二砲台跡は立ち入り禁止なので気を付けましょう。
それにしても、遺跡に根っこが絡みついてるのって良いよな。
そんな感じで帰りのフェリーの時間まで島内を散策しまくった。
そしてフェリーに乗って本土に戻り駅までの帰路を歩いていると…
姫路って店名のカフェっぽい店があった。
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姫路!?ここ和歌山だけど?
和歌山なのに姫路。深い。
一日で一生分くらいの青い海と青い空をみた気がする。
こうして、俺の友ヶ島観光は終わりを告げた。
最後に撮った写真をまとめて貼っていく。
第一砲台跡。
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灯台。
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廃墟。
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海。
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漁港の夕暮れ。
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友ヶ島美しかったです。
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