ホワイト企業を退職して、ほぼニートになり、1年が経った。

明けました。くれば(@clevloger)です。

年収1,000万円の超絶ホワイト企業()を退職し、ほぼニートになって、1年とちょっと経ちました。

会社辞めるときは延々と散々と迷いまくり、こんなnoteを書いていました。

こんなnoteを書いてから「もう1年半も経ってしまっている」という時の流れの早さを感じると同時に、「当時の自分はこんなこと考えてたんだ、おもろいなぁ」と思っているところです。

会社を辞めてから何をやっているかというと、これまでのトレードで稼いだお金の運用収益とその他諸々で地道に生活費を賄いながら、ちょこちょこトレードをしています。


つまり、実際ほとんど何もしていません。立派なニートです。


さて、このnoteでは「ニートになって1年が経った」をテーマに、ホワイト企業を退職してニートになってから、感じたことや思ったことなど、つらつらと書いていきます。

【⚠️】マジで取り留めもなく、自分話を自己記録的にひたすら書いていくだけのものです、期待値ゼロで読んでください。そういうのが苦手な方は、ここで離脱していただければ。

ちなみに「去年の9月に会社を辞めて1年経った」っていうテーマで2023年9月頃に書く予定でしたが、ニートが染み付きすぎて全然筆が進まず、結局年が明けてからの公開になっちゃいました。



1. ニートは人間のあるべき姿だ

とりあえず、ニートは最高、というか「自由であること」は最高です。

やりたくなければ何もしなくていい、ってのは本当にノンストレスで幸せです。至高の領域に近い。

辞める前は「辞めたら後悔するかも」と何度も思い、そのようにnoteにも書いていました。

が、振り返ってみると、実際に辞めてから後悔したことは一度もないです。

強いて言えば、少しだけ残念なこととしては、金夜の開放感がなくなったこととか、会社の同僚と飲みにいく「あの感じ」がなくなったことでしょうか。


1-1. 退職前の「恐怖」は気のせいだった

会社やめる前に書いたnoteにもだらだらと書いていましたが、会社辞めるの、めっちゃ怖かったです。

何が怖いかって聞かれるとちゃんと説明できないのですが、とにかくすごく怖かったです。

が、この不安は辞めた瞬間に完全に消失しました。

まさに杞憂だったなーと思います。人間は漠然としたもの、理解できていないものにこそ恐怖を抱くと言いますが、その通りだなぁと思いました。

「辞めるまで怖いけど、辞めちゃえば大したことないよ」っていうアドバイスをたくさんもらっていて、

「いや本当かよ…ポジトークじゃないんですかそれ…」とか思ったりしたのですが、まじで大したことなくて、まさにその通りでした。アドバイスいただいたみなさん、ありがとうございました。

いま僕に会社辞めるか悩んでいる友人がいたら、間違いなく「辞めるまで怖いけど、辞めちゃえば大したことないよ」ってアドバイスします。

ただ、これは僕が運よくトレードである程度の資産を築くことができていて、金銭的な不安はあんまり無かったからこそ、そう思えるのかもしれませんが。

金銭的な恐怖があったらまた違ったかも、とは思います。

加えて、

「ニートになったら人間とのコミュニケーションゼロになって社会性なくなりそうで怖い!!」

っていう意味での恐怖も、辞める前には感じていたのですが、

退職したらそれはそれで、その状態での出会いが沢山あって、意外とコミュニケーションとる機会も多いですし、これもまた杞憂だったなぁ、って振り返ってみて思います。


1-2. 自由になって何がしたい、は無かった

こういう話になると、「自由になって何がしたいの」みたいに聞かれることが、よくありました。

確かに、と思って「僕は自由になって何がしたいのか、なにゆえに自由になりたいのか」と考えてみたりしました。

そうして色々と考えてみた結果、自分にとって重要なことは、

「自由になって何がしたい」ではなく「自由である、なにもしなくてもいいというオプションを持っていること」

なのかな、と思いました。

それこそ昔は「はやくトレードで生涯賃金分稼がなくては!!」って息巻いていましたし、それもあって訳わかんないリスクを取ったりもしていました。

資産5,000万円しかないのにマイナス2,000万円みたいなトレードもしました。

これは、生涯賃金分を稼いで何がしたいっていうわけではなく、とにかく早く会社をやめて自由を手に入れることを目指してたんだ、と思います。

退職ゴールですね。

昔、というか会社辞める前までは、「自分はお金稼ぎそのものが好きである」と思っていました。

ですが、よくよく考えてみるとお金稼いで何をするってこともなかったですし、特に目立った物欲もないので、何のためにお金稼ぎを頑張ってるのかよく分からなくなったりもしました。

なんでお金稼いでるの?って聞かれるたびに「うーん、なんとなく、、、それが楽しいからかなぁ、、、」って答える自分がいました。

そうして、実際ニートになって考えてきた結果、これまでやってきたお金稼ぎは、

「自由というオプションを手に入れるためのお金稼ぎだった」

と、言語化することができました。個人的にはすごくしっくりきてます。

実際、会社やめてからもトレードは続けているものの、相当守備力高めに寄っていますし、以前のようなガツガツ感は全くなくなっています。

やっぱりトレードは稼ぐためにはリスクも許容しないといけないぶん、これ以上稼ぐ理由は今のところないので、あんまり頑張れなくなってしまったなと。

まさにこれです。↓


1-3. 自分の人生に対する期待値の高さ

ニートになってから「これは個人差が結構ある気がするな〜」と思ったのが、「自分の人生に対する期待値の高さ」です。

自分の人生に対する期待値が高い人だと、ニートになったとしても「もっと自分はこうありたい、こういうことをしたい」という、自身の理想とのギャップに苦しんだりするのかも、と思いました。

僕はわりかし「自分の自由が阻害されず平穏な毎日を過ごせれば大満足なタイプ」です。

おそらく自分の人生に対する期待が低い側の人間で、サラリーマン時代もたくさん不満はありつつも、なんだかんだ満足していました。

今の人生が成功だとは思っているわけではないけれど、もともと期待はしていないので、満足しているっていう感じです。

よく言えば高望みをしない、悪く言えば欲が無いって感じでしょうか。何かに飢えるようなことは、ほとんどないです。

実際、トレードである程度のお金を手に入れてからも、物欲もほとんどないですし、稼いだお金の使い道もあんまりなくて、ほとんど変わっていないです。

「意外とニート生活いけるもんだな〜平和だな〜」と1年経ってもぜんぜん思っているところなのですが、それはこういう性格も起因しているのかな、と思いました。

ちなみに、後述しますが、こんな風に書きながらも実際には色々迷ったりしてきたのですが、今のところはこのように落ち着いたっていう感じです。


2. ニートになってからの心境変化

さて、ここからは、「ニートになってからの心境変化」というテーマで書いていきます。

比較的、会社辞める前と後であんまり変動がないタイプだと自負してはいるのですが、それでもやっぱりここ1年で、色々と価値観が変わった実感があります。


2-1. 「自分の価値観」について考える機会がものすごく増えた

まず、ニートになってから、「自分の価値観」について考える機会がものすごく増えました。

これは自分の中で1番の変化なのではないか、と思っていますし、FIRE系の話を読んでいても、誰もが通る道なんじゃないかと感じます。

もともと、会社員として生きている時に、自分の価値観について考えることなんて、ほとんどなかったと記憶しています。就活のときに、面接のためだけに付け焼き刃的に考えたのが、最後だったように思います。

というのも、やっぱり会社員だと、周りにいる人も同じような価値観の人ばかりになります(同じような価値観だから同じ会社に集まるのか、同じ会社に集まっているから同じような価値観になっていくのか…)。

なんとなくモデルコースのようなライフプランみたいなのもあったりしました。いつまでに結婚して、いつまでに子供産んで、いつまでに家建てて、みたいな。

なので、自分がどういう価値観をもっているのか、どういうことをやっていきたいのか、どういう生き方をしたいのか、そんなことはあんまり考えなくても、自然とみんなと同じように前ならえ、でそこそこ正解っぽい人生が歩めていくように思いました。

「それは違うんだよ〜!!」って言ってくる人も特にいませんしね。

例えば、わかりやすくお金の話で言うと、当然ですが、会社員は収入は予測できる範囲でしか増えないので、身の程を知るというか、可能な範囲でしか物事を考えなくなるように思います。

「会社員だけど1億円の車を買いたい!」とかあんまり思わないように。

いろんな選択をしていく上で、どうしても現実的な制限がかかるので、選択肢が少なくて迷う余地があんまりないんですよね。

ところが、会社をやめてニートになると、例えばどういう時間の使い方をするかとか、どこに住むとか、誰に会うかなど、選択肢が無限になります。

「1億円の車を買いたい!」というのも、非現実的ではない願望というか、非現実的であったとしても「ワンチャン手の届きそうなもの」として認識することになります。

こうして、強制的に与えられる現実的な選択肢がなくなり、レールというものが存在しなくなった結果、「あれ?自分はどういう生き方がしたいんだっけ?」と思い始め、自分の価値観について考える機会がすごく増えました。

そして、そういう状態を1年以上過ごしてきた結果、

「自分はこういう価値観を持っているから、こういう生き方をしていれば幸せ」という強い自己理解がないと、自由でお金があっても幸せになれないのでは??

と、気づいてしまいました。

自己理解がないと、自分が何に幸福を感じるのかよくわからなくなり、「どれくらいお金を稼いだ」「どれくらいモテた」「誰々と繋がっている」とか客観的な指標としてわかりやすいものを追っかけ続けるんじゃないかな、と。

自分の軸が存在しないぶん、「共通尺度としての幸せ、成功っぽいもの」を追い求めてしまうって感じです。

これくらいお金を持っていれば十分、と思っていたはずなのに、自分が必要でない以上のお金を追い求めてしまうのも、この弊害かなと思っています。

この状態に陥ると、足るを知ることができなくなるというか、選択肢が無限にあるのも弊害して、隣の芝が永遠に青く見え続けてしまうような気がしました。

テレビの前の芸能人がお金ぶん回してても非現実の世界なので何にも思わないですが、自分の友達がお金ぶん回してたら羨ましいなぁ、自分もできるかなぁ、ってなるじゃないですか。

そんな感じで、ありとあらゆる他の人の出来事が「自分でも手の届く可能性のあるもの」だと感じてしまい、それを得たら幸せだっていう思考回路になってしまうのかなと。

「お金を持っていたとしても幸せじゃない、むしろお金を持ってしまった分、選択肢が増えて無駄に夢ばっか広がってしまって逆に不幸になる」

っていうのはよく言われていますが、こういうことなのかなーと自己解釈しました。


2-2. 漠然と「このままで良いのか?」感はやっぱりある

現状にはものすごく満足している一方で、漠然と「このままで良いのか?」感はあります。

これはよく聞く話ですし、ニートあるあるのような気がします。

全くもって今の生活のどこにも不満や不自由はないけれど、「ワシ、このままで良いのかな・・・」ってなるやつ。僕もニートになってから定期的に感じていました。

何かやりたいけど、何もやりたくない状態ですね。

一応、会社辞める時に書いたnoteでは「専業トレーダーなんてならん!会社辞めてもなにかやったるで!!」くらいの心意気だったのですが、

いざ辞めてみると、まぁー何もやる気起きませんでしたね。

この1年強を振り返ってみると、自分の心境としては、「ニート最高!永遠にグダグダできるわww」っていう思いと「ワシ、このままで良いのかな・・・」っていう思いを2ヶ月おきに繰り返しながら、過ごしてきたような気がします。

おうちに籠っているときはあんまり思わないのですが、事業家の方々と会ったりしたときに「ふぇぇ…僕ただのニートでごめんなさい…」ってなります。

あと、僕はクリプト触ってることを、Twitterで繋がった人以外に対しては一切言ってません(だって、クリプトで会社辞めたって怪しさ全開じゃないですか。多分詐欺ですよそれ。)

なので、大学時代の友人なんかは僕のことを

「なんかよくわからんけど起業したっぽくって、なんかよくわからんけどある程度のお金は持ってるっぽいやつ」

って認識しているはずです。

そういう状態であることをふと考えたときに、「僕も何者かでありたいよぉ…」って思ったりすることはあります。

僕は誰かの役に立ちたいとか自分が生きた証を残したいとかあんまり思わないタイプなので、世界を良くしたいとかっていうより、何者かであるために何かをやりたいっていう願望を抱くことの方が多いです。

ちなみに、「ニートの社会的存在価値の無さ」で悩むかと思っていたこともあったのですが、なんだかんだそのタイプの悩みは感じなかったです。

というのも、サラリーマン時代の経験もふまえ、「冷静に考えて、世の中の社会人で本当に社会的意義あることやってる人なんて、ほとんどいなくない?」と気づいてから、その点は自分がどう解釈するかの世界でしかないな、と思ったからです。


2-3. 自分の世界を広げようと意識するようになった

あとは、自分の世界を広げようと、意図的に行動するようになりました。

これ、会社員時代は、自分の世界を広げようなんて意識したことなかったです。

というのも、やっぱある程度強制的に環境変化や会う人の変化などを与えてもらえるので、自ら世界を広げなくてもある程度広がるような感じがしていました。

が、やっぱニートになるとそうもいかなくて、なんせ強制的な変化がほとんどないので、自分で動かないとマジでびっくりするくらい同じ毎日がやってきます。

これはこれで良いのですが、

「今はまだ良いけど、もしかしたら、このままじゃ僕の人生が持たなくなるタイミングが来るかもしれんぞ…!」と思ったこともあり、自分の世界を広げようと意識するようになりました。

具体的にいうと、今までやったことないことをやってみるとか、行ったことないとこに行ってみるとか、会ったことない人に会ってみるとか。

これは別に仕事関連じゃなくてもよくて、なんか一般的な趣味っぽいもの(釣りとかゴルフとか)も含めて、です。

僕は比較的飽きっぽい人間で、1つに100%ハマる、みたいなのができないタイプなので、少しずつハマれるものをたくさん作りたいな〜と思っているところです。


3. 今後やりたいこと


ないです。(完)


1年くらいニートしてたら、新しくやりたいこと見つけられるだろ〜!と思っていたのですが、全然そんなことなかったです。

正直、今のままでもかなり満足しているっていう部分が大きいのだと思います。

ただ、やりたいことは特にないのですが、なんかおもろいと思えること見つけたいなぁ〜〜とは思ってます。マジで時間だけはありますし。

これは、上の方でも書いたように、これはべつに事業をやりたい!!!って話でもなくて、なんか新しい趣味を見つけるのでも良いなと思っています。

何か見つけなきゃって感じで焦っているわけでもないのですが、地道に見つけていけたらなぁと思い、日々を生きていこうと思っているところです。


さいごに:

というわけで、なんかおもろいと思えること見つけるためにも、いろんな人に会いたいな〜と思っている時期でして、

このnoteをここまで読んで頂いた方、良かったら僕とお茶でもご飯でも行きませんか。

Google Formで募集するので、良かったらぜひ。

Google Formリンク:ご飯 or お茶会 募集フォーム

トレーダーじゃなくても問題ないです。当方はトレードの話、ニートの話ならまあまあできると思います。

(※ 念のため補足させていただきますが、Google Form書いて頂いた方全員、というのは現実的に難しいので、そこはご理解いただけると助かります。)


PS. 少なくともトレードはもう1回頑張ることにしました

このnoteを書き始めたのは2ヶ月前くらいなのですが、そこからトレードで負け続け、結局年次利益マイナスでの着地になってしまいました。

これだけ長い間トレードに携わってきて年次マイナスはさすがに悔しいので、来年はトレードもっと頑張ろうと思っています。結構ガチで。

というわけで、目先はトレードがんばりながら、なんかおもろいと思えることを見つけていくのが、直近半年くらいの目標です。

以上です、たいへん長くなってしまいましたが、お読みいただきありがとうございました。

Twitter:くれば(@clevloger)
Twitter(サブ):くればのサブ(@clevloger_sub)

◼️過去に書いたnote

1.3,000万円破産したときの話

前編:トレードで3,000万円稼いだ僕が破産するまでの軌跡【栄光編】
後編:トレードで3,000万円稼いだ僕が破産するまでの軌跡【破産編】

2.2021年に入り、再起の道筋が見えたときの話
トレードで3,000万円を失った僕が再起するまでの軌跡

3. 2021年の振り返り
去年3,000万円破産した僕が、今年1億円稼ぐまでの軌跡

4. 会社辞める時の話
年収1,000万円の超絶ホワイト企業を辞めるか迷っている。
年収1,000万円の超絶ホワイト企業を退職することにしました。

5. 2022年の振り返り
2022年の振り返り【年間利益+1.03億円】

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