日本語とかいう難し過ぎる言語
「コーヒー飲む?」という文章。日本語って、ときに主語まで省いてしまうんですよね。
"Do you want (some) coffee?" "你想来杯珈琲吗?" "Tu veux un café?"大概の言語ではYouが入る。
そして日本語での人の呼び方は、勘弁してくれ!ってほど多い。よく省くくせに。
メジャーな一人称だけでも「私、僕、俺、うち、自分」二人称になると〇〇さん、くん、ちゃん、先生、部長、様、御社・・あァもう考えたくない。
さらに、”うち”だと気が強そうとか、〇〇さんだと心理的距離があるとか、どれを使うかによって多少の偏見がある。面倒なことこの上なし。
そして文字。
ひらがな、カタカナ、漢字 ・・なんで3つもあんねん。ほんで、縦に書いたり横に書いたりすな!
これが外国人が日本語学習を初期で諦めてしまう理由No.1だと思う。
「昔は全部漢字だったけど、面倒くさくなって簡単なひらがなが生まれた。全てをひらがなで書いても音は通じるけれど、英語と違って文字の間にスペースを入れないから、どこからどこまでが一つの単語か分かりづらい。だから漢字を使う。そしてカタカナは、従来存在しなかった外国のものや新しいもののため。縦書きと横書きは・・・気分や!」
と説明するけれど、私が外国人なら 『なるほど、分からん。』 で終わり。
ただ、この複雑さゆえに得られることもある。
むり。と書くと、やんわりした印象になり
ムリ。と書くと、少し勢いが出る。
無理。と書かれると、絶対的なオーラが出る。
音声がなくても、微妙なニュアンスが通じるのは、この複雑さのおかげ。 ・・・こんな言語むりィ。
最後に、名前。
ヨーコという音だけでなく、洋子陽子瑤子・・・
母語話者でも読めないことが多くて面倒だけど、それぞれに意味や願いが込められている点は非常に素敵。海外でも羨ましがられる。
”キラキラネーム”だったり、なんでもかんでも外国語を用いたり。
伝統をやめることは簡単。でもやめてしまうと、もう元には戻らない。
こんなに素敵な日本の伝統、文化をこれからも大切にしていきたいものです。
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