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「世界はほしいモノにあふれてる」という至極の番組に触れたくて、せかほしミュージアムへ

『物』が好き。
何もない空間よりも、自分の落ち着くお気に入りに囲まれて過ごしたい。

そう思う私にとって、『世界はほしいモノにあふれてる』この番組を観ることは、とても胸躍る時間だった。


2018年の4月にNHKで始まり、三浦春馬くんとJUJUさんがMCとして、バイヤーさんが世界中を旅して逸品に出会う様をスタジオでその品に触れながら紹介する。

キュートな二人の会話


ただ、それだけではなくて。

フランス、イギリス、フィンランド他諸国の名所から街並み、行き交う人の表情。
日常の様子をありのままに、丁寧にスポットを当てて切り取っていた。
空の青さと建物の色合わせ。
大切に物を扱うお宅のカラフルな食卓。
ご近所さんとの会話弾む小さなパーティー。

どれもこれもが、鮮やかな色彩と偽りない人々の表情とバイヤーの方の足しげく通う情熱からできていて。

全ての国が、大切なモノが、鮮明に目に焼き付く。
とにかく世界には美しいモノが多いことに、回をおうごとにうっとりとする。まさに、至極の時間だ。


そして、MCの二人もそんな品々を興味深げにみながら、姉弟のように息のあった掛け合いをして。笑って。
それがまた、楽しくって。和やかな空気感が憩い。

たまには、二人が自ら旅にも出た。
春馬くんは、フランスでモンブランの絶景に驚きながら、極上のチーズに出会う旅に出た。

自ら身体ごとチーズを掬いに行く春馬くん

その飾らない姿が番組全体を、和やかな雰囲気で包んでいて、心落ち着けて異国へと思い馳せられた。
私も行ってみたい。同じ光景が見たかった。



春馬くんが、鈴木亮平さんへとMCが代わった。


番組は、コロナ禍に巻き込まれ、バイヤーさんが現地に行けなくなるにつれ、カメラがリモートに代わり、他の旅番組同様、自由が効かなくなり休止が増えてしまった。
今は不定期放送になっている。とても残念だ。


そんな番組も、5周年を迎えた。
今回、過去の懐かしい放送の何話かの再放送と共に、丸ビルで『せかほしミュージアム』が開催された。
無料ながら事前予約制で、私はもちろんすぐに予約をとった。好評で、時間枠を増やして始まった。
※期間限定で、このイベントは終了しています。残念ながら…

なんと言っても目玉は

本当に番組で使っている椅子に座れる!
手前が春馬くんと亮平さん、奥がJUJUさんの

スタジオを再現した、あのセットに自分も入れること!
ヴィンテージの机と椅子はフカフカで手触りが良くて。

春馬くんは、ここに座っていたのか
そうしみじみとしてしまった。

同じく時間薬のまだ効き目が浅い方も、「名残り惜しいわ」と言ってらして。
彼の視線になれたのは、三年が経った頃だから。


他にも番組で観た懐かしい品が展示されていた。

イギリスで「フローブルー=流れる青」と呼ばれる唯一無二の青の逸品とウィリアム・モリスのアンティーク家具
フランスのエッジの効いたアンティークボタンや自立を促すドゥドゥぬいぐるみ
春馬くんがかけてドヤ顔していたビンテージメガネ
ドイツとフィンランドのおもちゃとガラスの名作オブジェ
大ぶりの希少で繊細なため息の出るベツレヘムパール

とにかく全てが懐かしく、今もまだ世界にはたくさんのモノを愛おしむ文化があり、それを手に取る人に幸せを伝えるのがたまらない。
こういう夢ある番組に、息長く残ってもらいたい。

ここで生放送があり、サインをしていた


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