カウンセリング

今日は昨日に続いてカウンセリングを受けてきた。
2回目の受診(?)だが、何を話せばいいのかわからなくて
如何に今自分が楽しく過ごしているのかなど
ざっくばらんに話た。

カウンセリングの使い方がいまいちわからない。

けど、今日は話していてこれまでの社外人2年間
自分を失っていたんだなと、無意識に自我を抑制していたのだと
気づいた。

営業になりたてのころ、
有給休暇を権利で、権利は業務において目標を達成した物が
えられるものとの持論のもと、有給休暇をとりたいというと
「いいけど、義務を果たしてこその権利だからね」という
上司が嫌でずっとモヤモヤしていたことがある。

業務の目標達成はあくまでも職責であり、有給休暇は
社会人すべてに等しく備えられている、「人権」に基づき
法律で定められたものだ。
また、義務と権利はそもそもトレードオフの関係にない。
全く別の概念だ。そんな、少し考えればわかるような
ことを、混同して考えるだけでなく、新卒という
未熟な人間に刷り込むように、ことあるごと恩着せがましく
また、取得する本人が罪悪感を持つように、に言ってくるのが
本当に嫌だった。

結局、上記の件は直接伝えて、そもそも「業務を遂行すること」は
義務ではなく「職責」であること、権利は絶対であり、
義務とはトレードオフの関係でないことを理解いただき、
訂正をしてもらったのだが。

それ以外にも育成方法や目標設定、組織のミッションの曖昧さ、
新卒に対する刷り込みと現場での意識の乖離など、
組織事体に、モヤモヤしていることはたくさんあった。

でも、いくら自分が正論を持っていたとしても
それを伝えたとて現状が必ずしも求めている形に変わるわけではないこと、
また、それが簡単でないことを有給休暇の件で思い知った。

※有給休暇の件は向こうも柔軟に受け止めてくれたが、
(最終的には折れてくれた形で変わってくれた)そのほかのことは
「1年目のペーペーが何言ってるんだ」となって取り合ってもくれないか、いいように言いくるめられるだろうなと感じたし、なにより、
やっぱり自分よりも何十歳も上の人に「間違っている」
「これが正しいと思う」なんて言うのことがめちゃくちゃ怖かった。

モヤモヤしていても、それを解消できない、
解消するにしてもすごく体力を使う状況。
かつ、新卒なので、組織の中ではアウェイ…慣れない仕事で
物事を考える体力や時間もない。

なので結局私は、モヤモヤしないことを選んでしまったのだ。
モヤモヤしない様な自分になることで、引っかかった
違和感を考えないようにして、そこを省エネにして、仕事と向き合った。

モヤモヤを訴える自分を抑制して結果、
成績とか、それなりに円滑な人間関係を手に入れたけど、
自分を失ってしまったのだと思う。

今、色んなものに触れて、それが好きだった自分を思い出して
「こんな人間だったわ」とすごく心が軽い。
一時期3人ぐらいに感じてた自分の人格が
統合されているような気持ち。
私がこの長い苦しい人生を生き抜くために、必要な、
自分にとって、大切なものがわかってきた気がする。





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