1on1で"ため"をつくる
こんにちは!シンギュレイトnote編集部です。
今回は、「”ため”をつくると1on1」というテーマでお話をします。
弊社では1on1の質の向上を支援を、弊社のプロダクト「Ando-san」を通じて支援しています。そこでよく目にする、ご相談いただく課題が、1on1で「”ため”がつくれない」という問題。
「”ため”をつくる」とは、野球の用語です。ボールがぎりぎりまで来るまで待った上で、爆発的にスイングする動作を表します。ところが、これがなかなか難しい。ボールを待ちきれず、すぐに手を出してしまったり、足を踏み出してしまったりしてしまいます。
1on1でも同様の問題に直面する場合が多く、メンバーの話を聞き出すことを待ちきれず、自分から話し始めてしまう管理職が多々見受けられます。
最悪な場合はメンバーの話を遮り、自分の言いたい事を話を始めてしまうことも。
これがいわゆる「1on1 における"ため"」が作れていない状態です。
しかし、やっかいなのは、野球も1on1も良かれと思い、動作を早めてしまうところ。
野球も、「速く動き出せば打てるのでは?」というバイアスがあったり、1on1でも「自分から話した方が、メンバーの問題解決に効果的なのでは?」といったバイアスが発生したりします。
結果として、「"ため"をつくれない」という問題に直面してしまうでしょう。
では、どのように解決するか?
それは、意識を変えること。と言いたいのですが、それは実際非常に難しい。なぜなら、先述したバイアスは、無意識に発生している場合が多く(アンコンシャスバイアス)、意識をしようと試みても捉えにくいからです。
そこでおすすめは、意識にアプローチをするのではなく、「動作にアプローチする事」です。具体的に言うと、自身が話している時間や発言の回数を計測します。これによって、「"ため"がつくれているか」、つまりメンバーの話を聞けているのかをファクトとして確認します。
弊社の「Ando-san」のユーザーアンケートによると、「話し方」に意識を 向けたり分析したりする機会は、少ない傾向があります。
是非、一度、自身の会話の時間・発言の回数を計測してみてはいかがでしょうか?"ため"が作れているのかを知るきっかけになるかもしれません。
最後まで、お読みいただきありがとうございました!もし今回のnoteが、「参考になった」「面白かった!」と思った方は、ぜひ記事への『スキ』とフォローをお願いします!