見出し画像

時間の使い方…を改めて考えてみる


スペースを開催する度に感じるジェネレーションギャップ
いまの若い子…というか、今の時代は何を知るにしてもスマホでささっと調べられるのは羨ましい一方で、すぐに答えにたどり着いてしまうゆえの
「知識の振り幅の狭さ」
を感じることも少なくない。

自分の場合、21歳で就職をして6年ほど一人暮らしをしていたが時間はあるようでなかったし、無いようで余りまくっていた。
がその中で自分自身が知識を培ってきたんじゃないかなぁとふと思い出したのです。


初めての就職先


初めて就職をした会社はOA機器販売店
いまに思えばブラック気質だったかもしれない
週休1日

6時    起床
7時30分  出社・周辺清掃
8時    業務開始
19時    業務終了
19時30分 帰宅
20時    掃除、洗濯、食事終了 
以下自由時間
2時    就寝

自由時間は6時間もあったのよね
場合によっては20時30分ごろまで残業することもあったなぁ
でも若いから睡眠時間が4時間でもどうにかなってた


そしてブルーワーカーへ……

次の就職先はある意味ホワイトだが休みは月に6日だった
7時   起床
8時30分 出社
18時   業務終了
18時30分 帰宅
19時   掃除、洗濯、食事終了
以下自由時間
3時    就寝

自由時間は6時間~8時間あったのよね
若いねぇ こんなスケジュールで毎日過ごしてたら…
今ならあっという間にあの世行きだよw
完全に睡眠不足だったけど、若さだねぇ

その次は接客販売業だったので時間が完全に狂い出す

販売接客業は……時間が完全に昼夜逆転する

接客業だったが店長代理…ということで雑務のほうが多かった?
誰も来ないときは居眠りもあったなぁ
新規オープン店舗ってことで激務も激務。
最初の60日は休日がなかった
週休1日

10時30分 起床
12時    出社・開店準備
22時    閉店・残務処理
0時    退勤
1時    帰宅
1時    掃除、洗濯、食事終了
5時    就寝

自由時間は4時間ほど
給料が前職とそう変わらなかったけど、楽しかったのも事実
自分の趣味が仕事になったともいえるが、それが逆に後々苦しくなることに…
昼夜逆転気味の仕事だったので、友人関係が徹底して削ぎ落とされていく時代でした


システム系はまさにブラックだったが、知ることが楽しかった

そしてその後のシステム系の会社だと超ブラックw
休みは月6日

7時     起床
8時30分   出社
22時    退勤(0時まわることもざら)
22時30分 掃除、洗濯、食事終了
1時     就寝

自由時間は2時間30分ほど
PCは高校、専門学校と専攻していたものの、貧乏社会人に買う余裕もなく…
27歳になるまで6年間はPCに触ることも関わることも殆どなくなっていたものです。
インターネットが世の中に出てきたのは26歳のころで、転職を機会にシステムの勉強を独学で行なった(させられた/せざるをえなかった)ものです。

なのでシステム屋の残業していた4時間、5時間はシステムの勉強だった側面もあるので、「苦しい」とか「辛い」というのはあまり感じなかったのも幸いだったかもしれない。



法律の改正などにより大きく変わった労働環境

その後は現職になるが、ここ数年で大きく変わってきた
労基が入ればそらね…あと働き方改革が大きい
担当としては
営業職でありながらなも
社内システム管理、運用、保守。数年ごとにシステム導入時の設計
をしてる

入社当初は
8時   起床
9時30分 出社
23時   退勤(1時まわることもざら))
2時   就寝

だったのだが、いまでは

6時30分  起床
9時    出社
20時    退勤
20時30分 帰宅
21時    家事その他
自由時間
0時    就寝(23時に寝ることも有り。1時に寝ることも有り)

自由時間は3時間~4時間ほどか
これで、
ゲームして
ガンプラして
映画観て
小説読んで
で時間が足りないったら足りないw
そりゃそうだよね。しかも副業してるから実質休みがない時期もあるし…
その分好きなことをしたり、好きなものを買う事もできてるのも事実。




こう考えると若い時って、意外と時間があった?


でもまあ考えたら若い頃ほど、遊ぶ時間/自由時間が多かったのは間違いない。
(睡眠時間を削ってたのはあるが…)

基本、飲み歩くこともなければ、(自分から)夜街に遊びに行くこともなかった
ゲームセンターに入り浸っていたことが多かったものの、
貧乏だったからこそ、
自炊にハマり
本を読み
レンタルビデオで映画を観て
ゲームをする
といった自由時間が膨大にあったのも事実だが、忘れてはならないのが
睡眠時間だろう。
睡眠時間が4時間、3時間の日々が続いていても元気だったが、いまでは6時間。できれば7時間は寝ないと体にこたえるのが一番大きいだろう。


貧乏な時代の自由時間にしていたことで圧倒的に多かったのが

レンタルビデオの映画

読書

ゲーム

なによりも読書はお金がかからないのが最高だった。
県立、市立の図書館にいって本を借りてきて読みまくってたらあっという間に時間が過ぎていた。

借りる本も文豪の作品が主だったものが、
政治・経済、
思想、
社会歴史、
心理学、
宗教学、
経営学
とまあ多岐にわたることで、なんとなく知っている…という知識が増えていったのもこの頃(21歳~26歳)だろう。



本は持ち運びでき、明かりがあればどこでも読めるのがポイント

21歳から*STBにハマって、青春18切符で西日本のほとんどの府県を回ったが旅のお供だったのが本。

*STB/station bivouac(ステーション・ビバーク)のことで、田舎に行けば無人駅がたくさんできていた頃。無人駅のベンチで寝袋で寝てた

STBなので、終電を送り出した無人駅で始発が来るまでの間に駅舎のベンチなどを間借りして寝袋で寝たものです。

その際に終電までの間で暇になると本を読んでいたもの。
待合室は24時間明かりがあったのよね。

朝は始発前に近所のおばちゃんやおばあちゃんが駅の清掃をするんだけど、ちょっと手伝ったりしたら、事情を聞かれて話しをしているうちに朝ご飯をごちそうになったりしたのは懐かしい思い出……。

(今の時代STBはほぼできなくなっているかな?
 そもそも各鉄道会社は認可していないとおもうのでお気をつけを)

良く考えたら一人暮らしで、彼女がいない時期(いる時期もほぼ遠距離恋愛だったので、自由時間は多かった…けど、毎日電話をしたり、手紙を書いたりした時期もあったなぁ)はSTBであちこち行ったものですが、その際にも本を読んでいた。

それらの経験が今につながっていて、本を読むクセが根っこにあるのだと思う。

知らないことを知る面白さ。
また
様々なベクトルの「モノの見方」を養ったのは若い頃だったのだろう。

徐々に知識が増えていき、蓄積されて、自分のものになる
自分の意見を持つことが出来るようになり
知っていることが積層構造化されていく

のは、本ならではのものかもしれない

「わからなければググれば良い」
とは全く違う部分だろう。

ただ、世の中どんどん働き方改革で労働時間が短くなり、
スマホなどで便利になり、
効率的な行動や時間を作り出せるのに、
みんな時間がないような雰囲気があるのはなぜなんだろう?
とも思ったりもする。

時間の使い方…改めて考えても良いかもしれない

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?