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37セカンズ 3/13~公開

こんにちは
【CINEMAcarrot】淡路島映画館再生プロジェクト
代表おおたしほです。

ご無沙汰です。
なんだか日々、慣れないことを頭で考えていると、夜、めちゃくちゃ眠くなります。日中は本業の≪農業≫をしており、ニンジンの収穫、洗って、選果、出荷。じゃがいもの植付けなど・・・来週は畑の草引きweekです。
大人の土遊び、とても楽しいですよ~
そんなこんなで、1週間前となりました!!
淡路島唯一の映画館をみんなの大切な場所に・・・

【CINEMAcarrot第二弾】
3月13日(土)~3月19日(金)
10:30~ 洲本オリオン映画館
『37セカンズ』上映!!
https://youtu.be/vnWDiiXdtMA
http://37seconds.jp/
23歳の主人公・ユマ。
両親は小さいときに離婚し、一緒に暮らす母親はユマの世話をすることが生きがい。なぜか息苦しい毎日。
生まれてくるとき、息をしていなかった37秒間ーそのわずかな時間で身体に障害を抱えてしまったユマ。
もし、もう少し早く生まれていたら。もし、1秒でも早く呼吸ができていたら・・・人生は180度違うものになっていただろう。
ヒロインを演じる佳山明(カヤマメイ)さんは、脳性麻痺を患う23歳(当時)。
健常者が障害者の役を演じることに強い疑問を抱いた監督の意向により、オーディションによって100人の候補から選ばれたそう。
演技初挑戦の佳山さんは、体当たりの演技を見せてくれる。
漫画家志望のユマということもあって、イラストで表現されるのもユマっぽくていい。
ユマにとっての”知らない世界”は、恋や性について。
出版社に、男性と交わるSFを書き上げ、持ち込むが、「作品はいいけど、妄想だけで描いたエロ漫画なんて面白くないでしょ」と言われる。
自分で経験しなければ描けない・・・
初めて母親にウソをつき、ワンピースに着替え、お化粧をし、夜の街に足を踏み入れてみる。
ユマの悪いことをしているんじゃないか、でも知りたい。みんなやってることが、障害者だとしてはいけないの?とかそういう感情が、車椅子目線の
カメラ位置で撮影されていて、よりリアルを感じる。
一歩踏み出したユマは、二歩も三歩も。
そして、ユマはある事実を知るのだった。
そして、私はタイ料理が無性に食べたくなるのだった。笑。

劇中や最後に流れてくる音楽も気になるところ。
私の父はレコード屋だけど、私はそこまで音楽に興味がない。
だけど、映画に関わる音楽は気になる。
今回の『37セカンズ』の音楽は
挿入歌:CHAI「N.E.O.」
「NEOかわいい」、「コンプレックスはアートなり」というコンセプトを掲げて活動している。
ユマの表情や雰囲気にこの曲が重なると、なんだか、
真っ暗な映画館がパア~~ツと明るくなるような気がする。

『映画』は知らない世界を教えてくれる。

車椅子の目線。障害者の性。私にとって、知らない世界だ。
障害者を撮る作品で多いのは、苦悩や差別、偏見を主軸にしたものをイメージしがちかもしれない。
この作品は、障害者である前に一人の女性。一人の人としての生きる姿を私たちに見せてくれる。
私自身も、自分にとってカワイイカッコイイオモシロイが、周りと違ってしまう不協和を感じて、半歩下がるということが人生で多々ある。
これからは、ユマが見てる”希望を感じられる世界”を私も少し見ようかな、と思う。

CINEMAcarrot代表おおたしほ

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