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調布国際音楽祭2023終幕!9日間全55公演の記録

11回目を迎えた調布国際音楽祭は、多くのお客さまにご来場いただき7月2日に無事に閉幕しました。

2023年6月24日より9日間にわたり、~One Melody for All~をテーマに開豪華なメンバーが多彩なプログラムをお届けしました!

全55公演の様子を、舞台裏や未公開画像も交えながら紹介します。

1.ワークショップ「新しい音楽をつくる」Vol.2

6月24日(土)【DAY1】

調布国際音楽祭開幕前日の6月24日(土)、昨年に続き2回目となるワークショップ「新しい音楽をつくる」Vol.2をせんがわ劇場で開催しました。

(C)K.Miura

▼公演の様子

https://note.com/cimf/n/nd202594b36b4

2.オープニングセレモニー

6月25日(日)【DAY2】

トランペットによる華やかなファンファーレがたづくりエントランスホールに響き、たくさんのお客さまとともに今年の音楽祭が始まりました。
監修の鈴木雅明の挨拶、鈴木優人&森下唯両プロデューサーのピアノ連弾により、音楽祭がはじまる高揚感に会場全体が包まれました。

(C)K.Miura

▼公演の様子

https://note.com/cimf/n/na97a4c4cb59d

3.オープニング・コンサート
 ~鈴木優人×読響 銀幕を彩る名曲たち

6月25日(日)【DAY2】

音楽祭の開幕は、映画に因んだプログラムでスタート。『ベニスに死す』の「アダージェット」でしっとり始まった後、トルコの新鋭ジャン・チャクムルの軽やかなピアノが『みじかくも美しく燃え』の世界を紡ぎました。

(C)K.Miura
(C)K.Miura

▼公演の様子

https://note.com/cimf/n/ndc6a6a752164

4.ランチタイム・ミニリサイタル
 in せんがわ劇場

6月26日(月)【DAY3】・27日(火)【DAY4】・28日(水)【DAY5】

フェスティバル・オーケストラから選抜されたフレッシュなメンバーによるお昼のリサイタル。司会、ピアノ伴奏に鈴木優人、森下唯も登場し、それぞれの個性が光る渾身の演奏をお届けしました。

(C)K.Miura

▼公演の様子

https://note.com/cimf/n/nc8fe2cc89eff

5.ベヒシュタイン・ジャパン presents 布多天神社できくグランドピアノVol.2

6月27日(火)【DAY4】

音楽祭両プロデューサーのピアノ連弾と2組の演奏家による明るい音色で、緑あふれる境内に心地良い時間が流れました。

(C)K.Miura

▼公演の様子

https://note.com/cimf/n/n588f31c683c6

6.深大寺で聴く古のうた
 恋のから騒ぎ~イタリア古典の巻

6月28日(水)【DAY5】

恋にゆかりのある深大寺。本堂内に情熱の歌声とチェンバロ、バロックチェロの音色が響き渡りました。歴史ある本堂の装飾と古楽器の美しいマッチングもこの公演の見どころです。初の2回公演でより多くの方にお楽しみいただけました。

(C)K.Miura

▼公演の様子

https://note.com/cimf/n/n3583ed5110f2

7.川久保賜紀×佐藤晴真×松田華音 チャイコフスキー《偉大な芸術家の思い出に》

6月29日(木)【DAY6】

今をときめくスタープレイヤー3人のアーティストによる公演。お客さまはチャイコフスキー《偉大な芸術家の思い出に》の虜になり、忘れられない調布国際音楽祭の思い出となりました。

(C)K.Miura

▼公演の様子

https://note.com/cimf/n/ne59a807a28b0

8.調布国際音楽祭スペシャルガラコンサート  One Melody for All


6月30日(金)【DAY7】

これぞフェスティバル!豪華な出演者、障害のある子どもたちを含めた声と“手歌”で奏でるコーラス隊、即興で描かれるライブペインティング。
鳴りやまない拍手。耳、目、そして肌で感じたあの感動。
音楽あり、アートあり、トークあり、笑いあり、まさに「One Melody for ALL」を体現するコンサートとなりました。

(C)K.Miura

▼公演の様子

https://note.com/cimf/n/n9321a83ac0e9

9.アナザーエデン オーケストラコンサート All to the Melody of Time

7月1日(土)【DAY8】

調布国際音楽祭で初のゲーム音楽コンサート。映像と光の演出が、この日のためにアレンジされたアナザーエデンのオーケストラ演奏を引き立て、満席の会場はゲームの世界観に包まれました。

(C)K.Miura

▼公演の様子

https://note.com/cimf/n/n23835d7b08d0

10.バッハ・コレギウム・ジャパン
     ヴィヴァルディ《四季》

~春と夏~ 7月1日(土)【DAY8】
~秋と冬~ 7月2日(日)【DAY9】

「G線上のアリア」や「四季」などバロック音楽の名曲を堪能できる二日間のバッハ・コレギウム・ジャパン公演。
さらにソリストとして迎えた佐藤俊介がその妙技を聴かせました。

(C)K.Miura
(C)K.Miura

▼公演の様子

https://note.com/cimf/n/n9b407d0e55ad

11.音楽室の楽器、こんなにカッコイイ!
     ~おんがくしつトリオ

7月1日(土)【DAY8】

授業で誰もが手にしたリコーダー、鍵盤ハーモニカにピアノが加わるトリオ。音楽室の楽器で、いろいろなメロディーと楽器体験、音楽で世界旅行、子どもはわくわく、オトナには懐かしい時間を楽しみました。

(C)K.Miura

▼公演の様子

https://note.com/cimf/n/n77f9456cba1c

12.たたいてあそぼう2023

7月2日(日)【DAY9】

マリンバ、ビブラフォン、グロッケンなどの美しい音色と、語りで繰り広げられる「くるみ割り人形」の世界。子どもたちはすっかり聴き入り、家族で優雅な音色を楽しむ時間になりました。後半は、ボディパーカッションで会場が一体となり盛り上がりました。

(C)K.Miura

▼公演の様子

https://note.com/cimf/n/ne46e21109a25

13.フェスティバル・オーケストラ 
   ベートーヴェン「第九」

7月2日(日)【DAY9】

日本を代表する演奏家と「これから」を担う若手演奏家による調布国際音楽祭のオリジナル・オーケストラ。
今年のフィナーレに相応しく、合唱団も加わったフェスオケ史上過去最大規模の編成による「第九」が、調布の地に華やかに響き渡りました。

(C)K.Miura

▼公演の様子

https://note.com/cimf/n/ne3724d2e9647

14.ウェルカムコンサート

6月25日(日)【DAY2】、7月1日(土)【DAY8】、2日(日)【DAY9】

屋外での演奏会は、全7組が最大限のパフォーマンスを披露し、調布駅周辺は大いに盛り上がりました。

▼全7公演の様子

https://note.com/cimf/n/n6497765e137d

15.ミュージックサロン

6月25日(日)【DAY2】

小ホールの落ち着いた雰囲気で気軽に聴けるコンサート。
今年は8組が優雅なひとときをお届けしました。

▼全8公演の様子

https://note.com/cimf/n/n691928dfebe1

16.オープンステージ

7月1日(土)【DAY8】、2日(日)【DAY9】

気軽にふと立ち寄って音楽を楽しむことができる開放的な演奏会。
総勢20組が様々な演奏を繰り広げ、会場は熱気に包まれました。

▼全20公演の様子

https://note.com/cimf/n/n045fd4f206a3

17.ピアニスト体験@エントランスステージ
   ~ One Melody for You ~

6月25日(日)【DAY2】、28日(水)【DAY5】、29日(木)【DAY6】、30日(金)【DAY7】

子どもから大人まで、延べ200人を超える皆さんに、ステージ上でグランドピアノを弾いていただきました。
本格的な体験の思い出が、未来のピアニスト誕生につながることを期待しています。

▼体験の様子

https://note.com/cimf/n/n251f318edbba

18.サテライトコンサートin調布PARCO

6月18日(日)

4年ぶりに開幕前のプレコンサートを開催。ランチタイムにヴァイオリンによる繊細で可憐な演奏をお届けし、心温まるひと時をお過ごしいただきました。

▼公演の様子

https://note.com/cimf/n/n02878cee2a96

19.音楽祭を支えたボランティアスタッフ「チームCIMF」

開催期間中の会場スタッフとして、様々な場面で調布国際音楽祭を支えてくださったボランティアスタッフ「チームCIMF」。今回は過去最多の72名が参加しました。

▼活動の様子はこちら

https://note.com/cimf/n/nb4c5be656e84

20.「ジュニア招待」、「国際交流」

調布市内の小中学生をオーケストラ公演に招待する「ジュニア招待」と海外からフェスティバル・オーケストラに参加する学生の渡航を支援する「国際交流」に関する寄附を募りました。
多くの方々からのご支援に心より感謝申し上げます。

ご寄附をいただいた皆さま
株式会社調布清掃 梶原良介、調布エフエム放送株式会社 南 孝二、樋口多聞、栗原敦子、鈴木豊子、田中潤子、谷口浩和、土井乙永、長谷公人、原島秀一、和木淳子、KAZUKO TAKAKURA、鹿島建設株式会社 天野裕正、株式会社京王設備サービス 浅野義行、株式会社東京舞台照明 青野時彦、株式会社シグマコミュニケーションズ 村上雅弘、株式会社九電工 東京支社 多摩営業所、株式会社東京ダイケンサービス 飯田英貴、株式会社やまぐち、三幸株式会社 橋本有史、有限会社たけにぼ、安野妙子、岡野正義、木村佐千子、高橋則行、堤内ちふみ、長谷川 幸、飛田圭吾、矢作美千代、吉川訓子、K.Tsukiji、R.K、A.I、小宮諒平 ほか 匿名希望15名

▼詳細はこちら

https://note.com/cimf/n/n6e0a2e16de68

21.企業・団体・個人の皆さまからのご支援

今年も多くの皆さまからのご支援、ご協力をいただきました。
心より感謝申し上げます。

特別協賛:アフラック生命保険株式会社
協賛:一般社団法人世田谷音楽指導者協会、株式会社ハイファイ、洋食屋クリスマス亭、LITTLE BUNS調布のスパゲッティとワインの店、越野建設グループ、株式会社伊藤楽器、ONDA.photo-studio、株式会社角川大映スタジオ、管楽器専門店ダク、桐朋学園芸術短期大学、さくらツーリスト株式会社、公益財団法人府中文化振興財団、株式会社Ocean Blue Bird、株式会社スターズミュージックラボラトリー、ピアノサロン&ピアノ教室【奏音の小箱】
CIMFスポンサーシート(敬称略): 一般財団法人渡辺記念育成財団 渡邊万由美、公益社団法人調布市医師会 西田伸一、おぎもと内科クリニック 荻本剛一
助成:芸術文化振興基金、文化庁 劇場・音楽堂等の子供鑑賞体験支援事業、
公益財団法人花王芸術・科学財団、公益財団法人三菱UFJ信託芸術文化財団、公益財団法人野村財団
協力:桐朋学園大学、調布PARCO、スターバックスコーヒー トリエ 京王調布店、スターバックスコーヒー 調布パルコ店
制作協力:公益財団法人ジェスク音楽文化振興会

特別協賛:アフラック生命保険株式会社
協力:スターバックスコーヒー トリエ 京王調布店・調布パルコ店
(テイスティングブース設置)
協力:トリエ京王調布(B館ポスター掲示)

▼詳細はこちら

https://note.com/cimf/n/n8fcac9836b4f

調布国際音楽祭2023を終えて

本年も6月24日から7月2日までの期間、「調布国際音楽祭2023」を盛大に開催することができました。多くの関係者の皆様のご尽力に、心から感謝申し上げます。
11回目の開催となりました今年の音楽祭は、国籍や経済的な理由、障害の有無などに関わらず、音楽を通じて心がつながることを目指して「One Melody for All」をテーマに掲げました。本音楽祭を通じて、共生社会の充実に向けた「パラハートちょうふ」の理念を多くの人々の心に届ける最良の機会になったと実感しております。
今後も、調布ならではのプログラムで音楽の素晴らしさをお届けすることができるよう取り組んで参ります。
長友貴樹|調布市長

多くの関係者の方々のご協力のもと、今年も無事開催することができましたことに心から感謝申し上げます。
皆様からのご支援のおかげで、多くの子どもたちに無料で本物の音楽を鑑賞する機会の提供や、フェスティバル・オーケストラの中でシンガポールから留学生との国際交流の機会をもつことができました。
この音楽祭を未来につなげていくため、引き続きのご支援、ご協力を賜りますようお願いいたします。
荻本貞臣|公益財団法人調布市文化・コミュニティ振興財団 理事長

創立からちょうど10年、第11回を数えた調布国際音楽祭が、無事に終了いたしました。毎年多くのスタッフ・出演者とともに一つ一つの公演を作り上げ、ついにコロナ禍でも途切れることなく続いてきたことは、驚くべきことです。
そして今年は、今までになかったほどの分野の広さと充実度を増し、若い世代が、如何に従来の価値観にとらわれず、新たな世界を構築していくかが示されたと思います。
もはや「次代に継承」などという文言は、実は古い世代の驕りであったことを思わされ、若い世代は、新しい価値観に従って楽々と新しいフェーズに入っていけることがわかりました。調布国際音楽祭が、この先も脱皮し続けていくことを願うばかりです。
鈴木雅明|調布国際音楽祭 監修/バッハ・コレギウム・ジャパン音楽監督

調布国際音楽祭2023は、新型コロナウイルスによるさまざまな制約から解き放たれたはじめての音楽祭として、「第九」の余韻とともに万感の思いを持って終幕しました。来場者数も最多を更新し、これまでになく街と一体となった音楽祭が体現できたように思います。しっかり課題を振り返りつつ、次なる挑戦のため、さまざまな準備を丁寧に進めます。手づくりの調布国際音楽祭、みなさまのご声援を、引き続きよろしくお願いいたします。
鈴木優人|調布国際音楽祭 エグゼクティブ・プロデューサー

次世代への継承、というテーマを柱のひとつとして掲げている当音楽祭ですが、11年も続けて参りますと、ただ続けて積み上げてゆくことそのものが、すなわち継承に他ならないようにも感じられてきます。世界的な奏者となって戻ってくる若者がおり、ひとたび触れた音楽祭の熱気におされて毎年応援してくださる方も増え……ますます巻き込む力を強める調布のまちの祭りの渦を、みなさまとともに広げていけることは大きな喜びです!
森下 唯|調布国際音楽祭 アソシエイト・プロデューサー

調布国際音楽祭2023
One Melody for All
公演数:有料17公演、無料38公演
券売数・率:5,848枚、券売率81%
来場者数:12,750人
出演者数:740人
ボランティア(チームCIMF):72人
桐朋学園大学 学生サポートスタッフ:7人
顧客満足度:99.2%(アンケート回収率36%)

主催:公益財団法人調布市文化・コミュニティ振興財団、調布市
エグゼクティブ・プロデューサー:鈴木優人
アソシエイト・プロデューサー:森下 唯
監修:鈴木雅明
コミュニケーション・アドバイザー:平野敬子
マネジメント:有限会社バッハ・コレギウム・ジャパン