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【シエルの注目映画】2022年11月公開

11月に入りました。
今月公開予定の映画のうち、気になる作品をピックアップしてみました。

『パラレル・マザーズ』(11月3日公開予定)

2021年製作/123分/R15+/スペイン・フランス合作
原題:Madres paralelas
配給:キノフィルムズ
監督・脚本:ペドロ・アルモドバル
製作:アグスティン・アルモドバル
出演:ペネロペ・クルス、ミレナ・スミット、イスラエル・エレハルデ、アイタナ・サンチェス=ギヨン、ロッシ・デ・パルマ、フリエタ・セラーノ
公式サイト:https://pm-movie.jp/

同じ日に同じ病院で出産した二人のシングルマザーの話。
子の取り違えというテーマはフィクションで繰り返し扱われてきた。本作では子のうちの一人が亡くなるらしい。そこからの展開がドラマの本題となるようだ。

『ザリガニの鳴くところ』(11月18日公開予定)

2022年製作/125分/G/アメリカ
原題:Where the Crawdads Sing
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
監督:オリビア・ニューマン
製作:リース・ウィザースプーン、ローレン・ノイスタッター
原作:ディーリア・オーエンズ
脚本:ルーシー・アリバー
出演:デイジー・エドガー=ジョーンズ、テイラー・ジョン・スミス、ハリス・ディキンソン
公式サイト:https://www.zarigani-movie.jp/

世界的なベストセラー・ミステリーの映画化。
6歳の時に両親から捨てられ、「ザリガニの鳴くところ」と言われる湿地帯で一人で生きてきた少女が殺人容疑をかけられる。
おもしろそうだと思っていたが、未読。映画に合いそうな作品だと思っていたので、未読のまま観てしまうかも。

『シスター 夏のわかれ道』(11月25日公開予定)

2021年製作/127分/G/中国
原題:我的姐姐 Sister
配給:松竹
監督:イン・ルオシン
脚本:ヨウ・シャオイン
出演:チャン・ツィフォン、シャオ・ヤン、ジュー・ユエンユエン、ダレン・キム
公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/sister/

疎遠だった両親が亡くなり、会ったことのない6歳の弟の面倒をみることになった看護師。弟を養子に出すと宣言するが…という話。
2015年に一人っ子政策が終わったから、兄弟が存在するのだなと感慨深い。

『窓辺にて』(11月4日公開予定)

2022年製作/143分/G/日本
配給:東京テアトル
監督・脚本:今泉力哉
製作:和田佳恵、飯島三智、太田和宏
出演:稲垣吾郎、中村ゆり、玉城ティナ、若葉竜也、志田未来
公式サイト:https://madobenite.com/#

妻に浮気をされたことを知るが、そのことを妻に言えない男の話。監督曰く、“「万人からは理解されないかもしれないとある感情」についての映画”
だそうなので、微妙な部分で微妙なことになるような、繊細な作品なのかも。いつも大体そうではあるが。

『擬音 A FOLEY ARTIST』(11月19日公開予定)

2016年製作/100分/G/台湾
原題:擬音 A Foley Artist
配給:太秦
監督・脚本:ワン・ワンロー
製作:リー・ジュンリャン
製作総指揮:チェン・チュアンシン
撮影:カン・シェンリー
編集:モウ・イーイー
音楽:ヤン・ユンチェン
出演:フー・ディンイー

映像作品において使用される効果音を作る専門職、フォーリー・アーティスト。台湾の伝説的技術者フー・ディンイーにスポットを当てたドキュメンタリー。
2016年の製作なので少し前の作品ではあるが、どのようにして音が作られていくのかには大変興味がある。

『ドキュメンタリー映画 岡本太郎の沖縄 完全版』(11月19日公開予定)

2022年製作/127分/日本
配給:シンプルモンク
監督・製作・構成・編集:葛山喜久
企画:杞憂ティダ
プロデューサー:新里一樹
撮影:山崎裕、中村夏葉
音楽:嘉手苅林昌、大島保克、ロニー・フレイ
語り:井浦新
出演:岡本太郎
公式サイト:http://okamoto-taro.okinawa/#container

芸術家・岡本太郎がかつて訪れた沖縄で何を感じ、何を発見したのかを探った「ドキュメンタリー映画 岡本太郎の沖縄」(2018年)を再構成した完全版。2018年の作品は観ていない。
予告によれば返還前の沖縄の姿も観られるようで興味深い。
当面は東京で二箇所、鹿児島・沖縄でそれぞれ一箇所ずつの公開だが、2023年にかけて順次全国公開されるようだ。

『母性』(11月23日公開予定)

2022年製作/115分/G/日本
配給:ワーナー・ブラザース映画
監督:廣木隆一
原作:湊かなえ
脚本:堀泉杏
製作:高橋雅美、池田宏之、勝股英夫、名倉健司、田中祐介
出演:戸田恵梨香、永野芽郁、三浦誠己、中村ゆり、山下リオ、高畑淳子、大地真央、吹越満
公式サイト:https://wwws.warnerbros.co.jp/bosei/

ドラマ『ハコヅメ』コンビのシリアスミステリーかと思って予告を見たら、コミカル? と思うような作り。どちらなのだろうか。
“物語は、すべてを目撃する観客=【あなたの証言】で完成する。”とのことなので、最後まで引っ張られるようなミステリーなのだろう。公式サイトもおもしろい作りになっている。

『ナイトライド 時間は嗤う』(11月18日公開予定)

2021年製作/97分/G/イギリス
原題:Nightride
配給:ミッドシップ
監督:スティーブン・フィングルトン
製作:ジョン・シルク ポール・ケネディ
脚本:ベン・コンウェイ
撮影:デビッド・バード
出演:モー・ダンフォード、アジョアナ・リベイロ、ジェラルド・ジョーダン、スティーブン・レイ
公式サイト:http://mid-ship.co.jp/nightride/

足を洗うつもりのドラッグディーラーが、弟分のミスから取り返しのつかない事態に転げ落ちる。その顛末を94分ワンショットで納めた作品。カーアクションなのに、ワンショットでどのように撮影されているのかを観てみたい。麻薬ディーラーは“最後の仕事”で大きなトラブルに巻き込まれがち笑。

『ヒューマン・ボイス』(11月3日公開予定)

2020年製作/30分/G/スペイン
原題:The Human Voice
配給:キノフィルムズ
監督・脚本:ペドロ・アルモドバル
製作:アグスティン・アルモドバル、エステル・ガルシア
原作:ジャン・コクトー
出演:ティルダ・スウィントン
公式サイト:https://pm-movie.jp/

上記の『パラレル・マザーズ』と同時上映、30分をティルダ・スウィントンが一人で演じる。ペドロ・アルモドバル監督初の英語作品だそう。

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以上、今月は短篇1作を含む9作となりました。例によって見落しがあれば、別記事で追加します。


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