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幸せになるには、今幸せだと感じること

「幸せになりたい」と言っているうちは幸せにはなれない。

幸せとは、気づき、感じるものだからだ。

どんなに小さなことでも、他人から見たらそうでもないことでも、自分が「幸せだ」と思えば幸せなのだ。

今日もごはんをおいしく食べられたこと。雨風をしのげる家があること。仕事があること。お風呂に入られること。あたたかい布団で眠れること。

風邪をひかずに元気に過ごせたこと。家族や友達も無事なこと。おやつがおいしかったこと。いい本に出会えたこと。散歩していたら風が気持ちよかったこと。おもしろい動画を見て笑ったこと。

気づけば気づくほど、幸せが大きくなる。
幸せが大きくなると、きっと周りにも伝染する。包み込むように。

『辛』(つらい)という字に、一本線を足すと『幸』(しあわせ)という字になる」とよくいう。


生きていると、どうしても辛い出来事にも直面してしまう。
そんなときに、一本線を足せる人で在りたいなぁと思う。いつでも線を持ち合わせていたい。
大切な人が辛そうならば、線を足してあげられるような、そんな人になれたらいいなぁとも思う。

幸せになるには、今幸せだと気づき、感じること。
そして、自分が何に幸せを感じるのかをよく知ることだ。

本当に何でもいい。

幸せに気づき、「これも幸せ、あれも幸せ」と感じ始め、突き詰めると「今ここで生きていること」が幸せなことなんだというところにたどり着く。
死に向かって、年を重ねながら、成長しながら、老いながら、生きている。

できれば、老けたくない。ずっと若々しくいたいなぁなんて思うけれど、それも幸せだと思えば幸せなことなんだと思う。

終わりのない旅より、いつか終わりがくる旅の方がなんとなくがんばれる気がする。
ゴールに向かって生きていることは幸せなことなんだと思う。

もし、死ぬ間際にすごく辛かったとしても、一本の線を持ち合わせていれば幸せな終わりを迎えられるのではないだろうか。

だから、どんなときでも線を持ち合わせていたい。
幸せに気づき、感じられる自分で在りたいと思う。

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