「イタリア全20州、マンマを訪ねて3000里」ウンブリア州料理まとめ
「イタリア全20州、マンマを訪ねて3000里」、第14州めはウンブリア州へ。
今回は、料理を一気通貫でまとめておきます。
料理の材料やレシピ、歴史や食べ方などはオンライン・コミュニティ「マンマの台所」にてメンバーの皆様一緒に学んでいます。
ウンブリア州ペルージャ周辺の料理
マンマの家庭料理
Parmigiana di gobbi
Gobbiという郷土野菜を茹でて、揚げたものを、ペシャメル、ウンブリア風ラグーと層にしてオーブンで焼き上げます。手間はかかるけど、本当に美味しい!
Piccione al tegame
なんと、鳩!鍋で5時間くらい煮込みます。
Fegato alla umbra
ウンブリア風鶏レバー。野菜や酸が効いていて食べやすい。
Tagliolini all’astice
マルケ州アンコーナから直送のオマール海老を手打ちのタリオリーニで。
Cotoletta alla umbra
Mele fritte
レストラン
Uova strapazzate al tartufo
Cipolla di Cannara caramellata
Cappelletti al tartufo
Faraona al tartufo
パン&郷土菓子
Tozzetti&Visciola
Torta al testo
Pane noci e formaggio
Torcoletto di San Costanzo
Pane sciapo Umbro
塩なしパン!トスカーナと一緒。
Pizza scrocchiarella
ペルージャ周辺の料理総括
文化の交差点
イタリアの中心、まさに文化の交差点。近接する州の料理文化が、良いとこ取りのように混ざり、少し形を変えて食卓にのぼります。
「ああ、これラツィオで見たことあるな」「あれこれ、エミリアロマーニャ州の料理みたい」「トスカーナのアレとそっくりなのにちょっと違う」「マルケっぽい」みたいな料理ばかりで、想像で仮説を作るのが楽しかったです。14州目だからでしょうか。
オリーブオイルベース
非常にオリーブオイルベースです。豊かな緑の大地にオリーブ畑が沢山広がり、面積あたりのオリーブオイル生産量も多いのでしょうか。私の滞在した家族も田舎の家の庭に15本くらいオリーブがあり、自家製です。
料理にもたっぷり使います。他の油はほぼ見ませんでした。だからでしょうか、全体的に体に馴染み、私好みの味でした。
海のない丘の料理
海がなく、丘の上まで運ぶのが難しいので、ほぼ海産物は手に入りませんが、エトルリア時代から丘の上に街が作られた関係なのか、大規模に家畜を育てることができないのか、全体的に肉肉しさはあまり感じませんでした。
その代わり、いろんな種類の鳥を食べたりしてますね。それゆえか、ワインも割とすっきりしています。
あと、オリーブオイルとかワインの作りなどに斜面の日当たりを感じたりします。なんというか、豊かな緑の大地で、エトルリアからの息吹きを感じた、住むのにはとても良い土地だな、と思ったりしました。
色々と勉強になりました。家族の皆様、有難うございました。
オンライン・コミュニティ「マンマの台所」
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