ボローニャ大学、物理学修士の卒業式
アレッサンドロの妹エレナの卒業式、ボローニャ大学、物理学修士の卒業式へ。
やり切る力、アカデミアの社会貢献、1人1人の学生が未来そのものであること、色々考えさせられる、予想外に素晴らしい式で、私までウルウル。
エレナ(私の一歳下)は110点満点!
エレナ泣いてて、私までもらい泣き。
物理学修士は、本当に卒業が難しいことで名高い。
5年間長くて、何度も何度も諦めかけて、でも最後までやり切れたと。
支えてくれた両親、卒論で一杯一杯なのに旅に連れ出す兄アレ、今日来てくれた可愛い葵、みんな本当にありがとう。と涙を流していました。
シンプルな言葉だけど、裏付けられた努力が目に見えて、感情移入して、胸が熱くなってしまいました。
お母さんが
「もっと簡単な道もあるけれど、難しい道を選んで頑張ったことが素晴らしい」
と言っていて、私はまたウルウル。
と、直後に、パパが
「あーこれで重たい荷物がなくなったから、コモ湖のほとりに家でも買おうかな」
って言っててウケた。
横でアレは穏やかに微笑み、みんなにシャンパン配り、家族のバランスって素晴らしいなと。
1つ、総長の言葉がすごく印象的でした。
「物理学は、すごく特殊な学問で、本当に難しいと思う。このまま研究の道に進む人も、社会に出て働く人もいるけれど、ここで得たアカデミアの経験は宝物なので、この先の人生に、社会に必ずや還元されるものです。こうして今日、あなたたちが巣立っていくことが、私たちの、社会みんなの希望です」
まさに自分に向けられた言葉でもある気がして、心が震えました。
私の志は、もっと高いところにあったのだったと。
それから、研究者として社会にどう貢献できるか、というのは最近の私の問いであり、でも必ず貢献できる日が来るという言葉に強く背中を押されました。
来ていく服もなく、いきなり家族みんなに会うのも緊張だし、物理学など1ミリも分からないと思っていましたが、行って良かった!!!
スーパーシックな服もBella bellaと褒められたし、
家族は大喜びで、お母さんずっと私とアレやエレナの写真撮ってたし、同じく物理学者のお父さんは冗談ずっと言ってて超面白かったし、
物理学のエレナの審査会はやはり珍紛漢紛だけど壮大なプロジェクトに刺激を受けました。
おまけに、天才学部の裏で我々が馬鹿やってた写真、Dietro le quinte舞台裏シーン。ほんとバカね。
終わった後の家族とのランチ。
達成感、開放感、何より家族の温かさに包まれた時間、とっても幸せな時間に身を置いていることに本当に幸せを感じました。
夜はバールで若者で。エレナのお友達はみんな賢くて良い子で居心地よかった〜。
持ってきたゲームが歴史ゲームで、年号当てて年表作っていくやつなのだけど超楽しい。高度な教養が問われる。
私はアレと2人1組でやったけど、ほぼオベチャコだった(笑)みんなすごいね。なんでツタンカーメン発見の年代や±の発明の時代がわかるの!
長い1日、とても良い1日でした。
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