他の人が書いた方が良く見えるものよ
〈あ、私たちの過去の記事を読み返してるの?めずらしい〉
まー、たまにはね。
〈たのしい?〉
けっこうたのしい。
だけど、ちょっと、物足りないなぁ。
〈物足りない?〉
うん。
シャル
主人公
〈ロミルダ〉
妖精
〈どう物足りないの?〉
他の人の文章と比べて、感動が薄い。
このレベルでもいいのかなって、ちょっち不安。
〈うーん、そうね…〉
〈思ったんだけど〉
うん?
〈他の人が書いた文章は、「他の人が書いてる!」ってことに感動してるんじゃない?〉
どゆこと?
〈たとえば、まったく同じ内容が書いてある、自分が書いた文章と他の人が書いた文章があるとしてさ〉
うん。
〈他の人の文章で読んだときは、「すごい!同じこと考えてる!めっちゃ共感できる!」っていう感動があると思うの〉
そうだね。
〈そして、そういう感動は、自分の文章じゃあ味わえない〉
〈だって自分が書いたんだから〉
〈せいぜい「よく書けてるなぁ」って思うぐらいじゃない?〉
たしかに。
〈だから、他の人の文章の方が感動しやすいのよ。共感パワーで〉
隣の芝生は青く見える?
〈それはちょっと違う気もするけど…〉
〈とにかく!〉
〈自分じゃ分からなくても、私たちの文章は、きっと、誰かの心の深いところまで届いているわ。自信持って〉
わかった。信じてみる。
今回はこのぐらいで。
そういえば、先日、フォロワーさんの人数が100人を突破しました。
〈それは……お祝いごとなのでは???〉
うん。
〈え、えっ?なんでそんなローテンションなの??もっと喜ぼうよ!!〉
そうなんだけどねぇ…。
フォロワーさんの人数って、合計閲覧数と違って、その……減ってしまう可能性があるから、なんか、言い出しにくかったんだよねぇ…。
〈あー、うー、分からなくもないけどさぁ…!〉
〈それでも、喜んでいいことだと思うわ!〉
そうかな?
〈そうよ!〉
えっと……ばんざい!
〈ばんざーーーい!!〉
みなさん、ありがとうございます!
〈ありがとーーーう!!!〉
それでは、またあした!
〈ばいばい!!〉
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