スランプって言葉は知っていた。でも分かっていなかった。

　自分でもわかるほど、ここ数日、言葉の精彩を欠いている。

　原因がわからない。
　ただ漠然と、ぼんやりと、うまくいかない。

　そんな状態だと、自分のnoteに価値があるのか？って心配になる。

　僕は、誰かの特別になれているのだろうか。
　ネットには言葉が溢れてる。AIは無限に言葉を書く。
　そんな、「何が」書かれているかより「誰が」書いたかが重要視される中。
　僕は、「僕」であるという価値を提供できているのだろうか。
　そんなことを、ぐるぐるぐると考えてしまう。

　こんなことを言い出したら、いつも反応をくださる人に失礼なのは、わかってる。
　だって、好きな人に、スキやコメントやメッセージで「好きです」と伝えているのに、自分は好かれているのかな……って悩まれたら、さみしい。
　少なくとも僕はさみしい。

　それでも、この不安は牙を剥く。

　そして、自分の発信に不甲斐なさを感じて申し訳なくなったり、悔やんだりしてる。

　そして、それを僕は隠せない。
　だから、ごめんなさいと言いたくなる。
　昨日は言ってしまった。

　でも、謝られても、困っちゃうよね。……と思っちゃう。
　心配かけるだけな気もしてしまう。
　だから、昨日のつぶやきも、猛反省の種になっていて。

　そもそも、ここ数日、日々のつぶやきがかなりの重荷になっていて。
　時間ギリギリまで書けず、書けたとしても満足できず。

　なんだろう。なんだろう。
　この、原因がわからない不調は。

　なぜか、書けない…。
　書く気が起きない…。
　書いても満足できない…。

　…………。

　あ。

　気づいた。

　そっか。

　これが、「スランプ」か。

　だとしたら、これを乗り越えたら、飛躍的な成長が待ってるはずだよね。

　なんか、そう思ったら、今の状況も、悪くない気がしてきた。

　冗談じゃなく、急に、心が軽くなった。

　そうか、いま、スランプなのか。

　これがスランプか。

　へぇ…。

　スランプ。

　意味は知ってた。

　でも、今まで、スランプになるほど何かを続けてきたことがなかったから、分かってなかったんだ。

　そうかそうか、これがスランプか。

　ふーん。

　初めての経験。

　ほんとに訳分かんなく書けなくなるじゃん。

　おもしろ。