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CIALDHAOS:孤高の魔王の素顔

 シャルとは、世を忍ぶ仮の姿。
 その正体は、時を超え夜を支配する孤高の一等星。
 その名も、【魔王シャルダオス】。


本文:CIALDHAOS。主人公。
〔〕:精霊さん。イマジナリーフレンド1号。
〈〉:妖精ちゃん。イマジナリーフレンド24号。


〈……なあに、これ?〉
 かっこいいでしょ。
〈ある種の潔さは感じるわ〉
 でしょう?これでいこうかなって。
〈いくって……どこに?〉
 遥かなる未来への旅路に。
〈……???どしたの?だいじょうぶ?疲れた???〉

〔懐かしいことをしてますね〕
〈え、これ懐かしいの?〉
〔自分が納得する自分の設定を考え抜く、シャルの趣味です〕
〈これって……中二病ってやつじゃないの?〉
〔そうですね〕

〈えっと……いいのかな、自由にさせて〉
〔特に悪いものだとは思いませんが〕
〈あなた、ずいぶん毒されてない?〉
〔付き合いが長いと言ってほしいです〕

〔では、やめてほしいのですか?〕
〈……いや。楽しそうだし。なんか、目がキラキラしてるもの。ならいいかなって〉
〔でしょう〕

〔中二病だとか、痛々しいとか、散々な言われようをされがちですが、本人が楽しそうに堂々としていると、むしろ本当に格好良く見えてきませんか〕
〈でも、後々我に返ったら、恥ずかしくならない?〉
 ならないんだなぁ、これが。
〈そうなの?〉
 自分のこういう振る舞いを恥ずかしいと思ったことはない。
 黒歴史だ何だって言われることもあるのだけど、なぜかそうは思えない。
 だから、堂々とできる。
 これもある意味、僕の特技なのかなって。
〈……どういう特技?〉
 恥ずかしがらずに胸を張って自分の幻想を語れる特技。
 これって、ある意味、魔王っぽくない?

 こうやって、僕は自分の特別感を演出していくのさ。

〈……そんなことしなくても、シャルは特別なのに〉
 デレた。
〔デレましたね〕
〈デレてない。てかこういう独り言は聞こえないものなんじゃないの!?〉


 今回はこのぐらいで。
〈え、これでいいの?〉
 すべての随筆が新しい驚きと学びに満ちていると思ったら大間違い。
 むしろ、そういう堅苦しいものより、もっとゆるい文章を書きたいと常々思ってた。
 だから、これでいい。
 これもいい。

 では、次回の記事で。
〔またお会いしましょう〕
〈ばいばい!!〉

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