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内側を書き続けて外側と繋がり内側が霞んだ

〈シャルの最近のnoteって、私の出番少ないね〉
 気になる?
〈気にしてるのはシャルの方でしょ〉
 バレたか。


シャル
主人公
〈ロミルダ〉
イマジナリーフレンド24号


 そりゃあ、気にしてるよ。
 noteで、なかなかロミィが喋る機会がないなぁって。
 これじゃあ旧作と変わらないじゃん!みたいに思っちゃう。

 ただ、最近、ひとつ、ロミィが喋る機会が少なくなった理由に気がついた。

〈なになに?〉
 僕のnoteは、僕の内側を書き出すことをイメージしてる。
〈まあ、私が喋ってるぐらいだもん〉
 イマジナリーフレンドは僕の内側の象徴みたいな存在だからね。

 ただ、noteを書き続けて、ファンやフォロワーさんとのコミュニケーションが生まれたとき、僕の意識は外を向く。

 スキをしてくれるあの人はどんな人なのかな?
 素敵なことを言ってるこの人はどんな人なのかな?

 これは、まぎれもなく、僕の外側に意識が向いている。
 恋に近いのかも。

 でも、僕の場合。
 こうやって、意識が外側に向いていると、内側の声……そう、イマジナリーフレンドの声が聞こえにくくなる。

 結果、ロミィが話してるイメージが薄くなって、それがそのままnoteに表現されてる。

 ……ジレンマだねぇ。
 内側を書き続けて外側と繋がった結果、内側が霞んで見えるなんて。

〈だけど、そうやって繋がった外側は、悪くないでしょ?〉
 たしかに、こうやって生まれたコミュニケーションが、リアルの楽しみ方のひとつだったというのが、前回の気づき。

〈ならいいじゃない〉
 でも寂しいじゃない。
〈でた寂しがり屋〉
 寂しがり屋だもん。

〈はいはい、私はここにいるから〉
〈シャルがちょっと外ばかり見てるぐらいで、シャルの幻想はなくならない〉
〈noteで言葉が書けなくても、私はここにいるし、シャルの話を誰よりもちゃんと聞いてるわ〉
〈それはシャルが一番良く分かってるでしょう?〉

 ……うん。
〈だから、気にしなくてもいいの〉

〈喋らない時は喋らない。そのありのままを書く〉
〈それもまた『素直』でしょ?〉

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