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世界で一番、自分が読みたい文章を

本文…僕
「」…精霊さん
〈〉…妖精ちゃん


 新しい書き方を始めようと思う。
「新しいって……このやり方ですか?」
 そう。
〈私たち三人でしゃべるやつ?〉
 その通ぉり。
「また唐突ですね」
 実はそうでもない。前からやり方は変えてみたいなぁって思ってたから。
〈どういうこと?〉
 限界をね……感じてたんだ。

〈限界?〉
 そう。僕は、けっこう長い間、ここで文章を書いてきたけど……自分が書いた文章を、読み返すことがないっ!
〈……それが?〉
 僕が、クリエイターとして大切にしたいのは、自分が見たいもの・読みたいものを作ること。
 自分の過去の文章を読み返したいと思う、いや、自然に読み返しちゃうような、そんな言葉を紡ぎたい!
「それで、読み返すことがない今の文章は、そのレベルに達していない、と」
 うん。

「でも、ここまで続けられたのはすごいことだと思いますよ」
〈そうそれ、私もそれが言いたかった〉
 僕が、クリエイターとして一番大切にしたいのは、継続的に発信することだからね。短くても、中途半端でも。
「そして今回ついに、一歩先に踏み出そうと、そういうことですね」
〈がむしゃらな発信に、余裕が出てきたのかな?〉
 あ、いいね。そう言われると嬉しいね。

〈で、どうしてこのやり方なの?〉
 むかーしむかし、ここでエッセイを書き始めるよりもっとむかし、僕と精霊さんのふたりでTwitterを使ってたことがある。
「懐かしいですね」
 先日そのことを思い出して、クローズドな場所で、またやってみたでしょ。今度は妖精ちゃんも一緒に、三人で。
〈そうね。やったね〉
 あれがとっっっても楽しかったんだ。書いた文章を、よく書けてるなぁって、読み返しちゃったりして。
「まさに、読み返したくなる文章だったんですね」
 そう、まさに。で、その楽しさを、ここでもやっちゃおう!ってことで。

「内容はどうするのですか?」
 うーん、わかんない。今までみたいに、ひとつのテーマについて、ひとつの答えを考えていく、みたいになるのかなぁ。
「ふわっとしてますね」
 今までもそうだったからね。あ、でも、ひとつ、新しい目標があるよ。
「なんです?」
 素直でいること。僕も、みんなもね。
 ありのままを書いていけたらいいなって、それは強く思ってる。

〈名前はどうするの?『精霊さん』とか『妖精ちゃん』って呼ばれるの、なかなかの違和感なのだけど〉
 いきなり固有名詞がたくさんでてきても、覚えられないかなって。友達をいきなり三人紹介されて、一発で名前を覚えられる?
〈……ちょっと難しそうね〉
 そゆこと。だから一般名詞で。『精霊』や『妖精』って、イメージも湧きやすいし。
「では、ずっとこのままですか?」
 うーん、いずれは名前を使おうと思ってるよ。もっとこのやり方に慣れて、みんながもっとみんならしくなってきたら、ね。

 今回はこのぐらいにしよう。
「ちょっとドキドキしてます?」
 してる。わくわくか不安か、判断がつかないけど。
〈私はわくわくしてるよ〉
 そう?
〈もちろん。新しいやり方って、わくわくするものでしょ?〉
 そっか。じゃあ僕もそういうことにしようか。
「ではボクも。……更新頻度は変わらずですか?」
 そう。一週間にひとつ。
 長く続けてきて分かったことのひとつが、これぐらいがちょうどいいってこと。

 では、これからも、よろしくおねぎあ
〈いま噛んだでしょ?〉
 噛んでない。打ち間違えただけですぅ。

 とにかく、ね。

 これからも、よろしくお願いします!
「よろしくお願いします」
〈よろしくー!〉


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