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写真やイラストを使ってくださった記事

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noteの海に放った写真やイラストたち。それぞれ新たな記事となってまた出会えた嬉しさを集めたマガジンです。使ってくださった皆様に、感謝を込めて。
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2022年3月の記事一覧

 短編【味覚障害】小説

「ちょっと、痩せたんじゃない?」 佐和子は義理の弟、義光の少しやつれた顔を見て言った。 体調を崩したという連絡があり、義理の姉である佐和子が義光のアパートまで様子を見にきたのだ。 佐和子がわざわざ義光の様子を見に行ったのは、義光が独り者であるという理由もあるが、もう一つ、ちょっとした不安があったからだ。 その不安とは義光がこのアパートに十日前に引っ越しをしてきたという事。 とにかく家賃の安いアパートだった。 義光の兄で佐和子の夫である義行が「事故物件なんじゃないのか?」

死んでから始まる物語。◀オリジナル小説 エピソード4▶

「私ね、病気だったの。心臓の。 もう小さい頃からこの病院に入院しててさ。何回も手術して。 でも一向によくなんなくて。 今日起きたら、久々に皆揃っててさ。お父さん、お母さん、お兄ちゃんの怜に妹の真夜華まで。 めちゃくちゃ嬉しくてさ!抱きしめようとしたら、…出来なかった。触れれなかった。…それに皆泣いてた。 お兄ちゃんは泣きながら横たわってる私の頭を何度も何度も優しく撫でてくれて、真夜華はお姉ちゃん、お姉ちゃん!起きて!って。揺すってた。 普段泣かないお父さんも泣いてたな。悲しい

未来を拡張していく

今日の行動で今後が決まる自分がどんな人生を送りたいのか、根本的な問いかけを日常から積み重ねること。 その蓄積を経ることによって、自分に見えてくる世界がある。 現代社会の雰囲気に流される一方では、自分の人生の可能性を必然的に狭めてしまう。 今日という時間のなかで、何をやり遂げたいか。 他者の主観的な価値観は、本当に正しいと言える証明はできない。 それぞれの人間が認識する世界は、どれも違いがあるはず。 周囲の常識に囚われた自分自身を、逃げることなく受け止めることが、人

¥100

絵画からイメージ作曲2022.3.18(186)

「アイトクーネから来た少女」シャルフベック 1927年 なんかスタイリッシュな感じで好きです。 タイトルもPOPSにありそうな感じ。 淡い色彩の感じで変ロ長調になりました。 主題と表現スタイルを様々に変化させてきたシャルフベックは、1902年にヒュヴィンカーに拠点を移した後、より単純化、様式化されたモダニズムに傾倒していきます。雑誌や書籍でコンテンポラリー・アートの動向を追い、服とファッションにも興味を持ちました。そして、自立して自由な”ニュー・ウーマン”という、当時の

新たな挑戦!

今日は久しぶりの登場の影虎さん😊 影虎さんと言えばキャンプですが今はお休み中⛺ コロナ禍でおうち時間も増えたことにより、新たな趣味にチャレンジした方も多いと思いますが、影虎さんも子供さんと料理に挑戦してみたりと今まででは考えられない休日を送られているみたいです😉 そんな中、今シーズンにリベンジしたいのが 『家庭菜園』だとかΣ(・ω・ノ)ノ!Σ(・ω・ノ)ノ! 昨年は周囲から簡単と勧められた大葉🍃とバジル🌿とミニトマト🍅を植えたみたいですが確かに簡単にできて スーパーで売

人と暮らして気づいた①

ここ最近、他人と暮らしている。 24年の人生の中で初めての快挙である。 ちなみに一週間目である。 そこで、気が付いたことがある。 1,生き物が家にいないと寂しい そんな一人暮らし最初みたいなこというね。という感じだが、本当に寂しいのである。 私の実家は母が常に居た。 母がいなくても犬や鳥がいたから、何らかの生き物がいたのだ。 その寂しさ故、同居人がいつ帰ってくるの?そんな心配を常にしてしまうし、なんでかえって来ないの?と不安になってしまう。 そして、赤ちゃんの頃に車に

【映画】恋するマドリ

この作品は、一人暮らしを始める女性にオススメしたい作品だなって思った。 何故なら、この作品は、一人暮らしがテーマで、 Francfrancというインテリアショップの15周年記念作品だからだ。 また、桜も出てくるので季節的にもぴったりの映画だ。 私は、大学生だが 実家から大学に通っているので、「社会人になったら絶対一人暮らしをする!自分の地元を出る!」と決めている。(今のところはそれが夢の一つ。) 上京したいな〜とも思っている。 だからこそ、この作品が響いた。 好きな