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外国の街でよく見られる「の」

今は世界各地が非常事態なのですが、
ずっと同じことを書くのはちょっとつまらない
かもしれないかな?と思ったので
今回は我が国の
他のことを紹介していきたいです。

台湾はとても親日的な国ですが、
「台湾」、「看板」、や「日本語」などで検索すると、
多くの台湾旅行についてのブログや観光情報には
きっと「変な日本語がいっぱいある」って
ことが書かれているでしょう(笑)。

その中で、一番よく使われているのは
ひらがなの「の」です。

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今回は日本語を勉強している台湾人の考えから
我が国の「の」について紹介していきたいです(笑)

子供でもわかる「の」

「の」の字は子どもでもわかるとは言え、
子供の頃、日本語が全然わからなかった私は
街中にある「の」を見た時
「どうして『的』の略字は
『の』っていう変な形なのか?」
と思いました。
つまり、その時の私は
「の」は日本語のひらがなだということを
全く知りませんでした。

それに、私のパソコン(Mac)の中国語入力法にも
「的」を変換する時
変換候補に「の」もあるんです。
(Windowsのシステムにはこんなことはないと思います)。

螢幕快照 2020-03-30 下午3.32.21

ちなみに日本語と中国語の
「的」の使い方はちょっと違います。
英語の「This is my book」の
中国語は「這是我的書/这是我的书」で
(今の中国語には二種類の漢字があります)
日本語の場合は「これは私の本です」なので
この場合の「の」の使い方は確かに
中国語の「的」と同じです。

それだけではなく、ノートを取る時
「的」の画数がちょっと多くて面倒くさいな〜と思った時
日本語が全然わからない台湾人でも
「の」を使う時もあります。

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この写真は姉のノートです。(お姉さんありがとう!)
姉は日本語が全然わからない台湾人です。

そして看板でも商品でも使います。
以下は私が実際に街で撮った写真です。

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まずはこの看板です。
この看板を見たとき一人で大爆笑しちゃったんです。

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これはちょっと変な日本語で書いてある看板です。
そして「蛋包飯」の日本語は「オムライス」で、
「トンカツ」じゃないんです。

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これは子供服専門店の看板なんです。

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これは理髪店の看板(?)らしいですね。

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これは歯磨きです。
右側のは日本から輸入した歯磨きなので
全て自然で正しい日本語で書いてあります。


「の」が使われるのはなぜかというと、これも日本統治時代から
残されている痕跡かな?と思います。

戦後に生まれて、中国語を勉強する台湾人達は
もう学校で日本語を勉強しないんですが、
もっと年上の人々は日本語を勉強したことがあるので、
日本語会話はできなくても
ひらがなとカタカナを
勉強したことはあるんです。

ベビーブーム世代に生まれた台湾人達は
日本語を勉強したことがある家族や、
先生や日本統治時代に
残された日本語の本の影響で
台湾特有の「の」の文化が誕生したんです。

日本人の読者さんはどう思いますか?
面白い?あるいは不思議ですか?

来週は日本人の友達とシェアした
日本の防疫宣伝ポスターや防疫政策と
我が国の防疫事情について
また分かち合おうと思います


最後まで読んでいただきありがとうございます!

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