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ドイツからオーロラを観測

こんにちは、ドイツ・ミュンヘンに留学中の桜です。


2024年5月11日に日付が変わったころ。
各地で観測され瞬く間に世界で話題になった低緯度オーロラを、ドイツでも目撃することができました。

現在南ドイツのミュンヘンに住んでいる私、そろそろ寝るかとスマホを閉じようとしたところ、友人から一本の電話。

「オーロラ出てるよ」

・・・・・えっ?

慌ててSNSを開くと、空がピンクや緑に染まった写真と共に、世界中の人々が歓喜のポストが。


手当たり次第に防寒具をかき集め、携帯だけを握りしめて家の裏の原っぱへダッシュ。
5月とは思えない寒さに縮こまりながら北の空を見上げて思わず息をのみました。


空がピンクに染まってる・・・!

と思ったらこれはまだ序の口で、待っているとどんどん光が強くなってきました。

オーロラ特有のカーテンが揺れているような様子もこの目で見られて、本当に感動。


実は2月にアイスランドへオーロラを見に行ったのですが、その時見られたオーロラは緑色。
オーロラで一番よく観測される色が白っぽい緑色だそうで、私は今日と言う今日までネットにあふれるピンクや紫のオーロラの写真はすべて編集で色をいじったものだと思っていました。

だから、目の前に広がる真っピンクの空がにわかに信じられませんでした笑


少し時間がたつと、空が紫に変色してきました。

ところどころ白い光の帯と、一部は赤っぽい光。

どんどん紫が強くなり、時刻は夜中の3時を過ぎていましたが、オーロラが完全に消えてしまう4時前くらいまでずっと空を眺めていました。

どんより曇っていることがほとんどなドイツでちょうどこの日が快晴になってくれたのも、何かの奇跡としか言いようがない出来事。


まさか家の裏でこのレベルのオーロラを見られる日が人生に訪れるなんて、思ってもみませんでした。

太陽風が運んでくるプラズマが大気とぶつかって光を放つ、このオーロラと言う現象は、今回地球に届いた特に強力な太陽風の影響でそのプラズマが低緯度地域にまで届き、南ドイツのここミュンヘンでも見られたそう。

北海道など日本各地でも観測されたそうですね。


ちなみに次の日の夜もワンチャン・・・と思って昨日より厳重に着込んで空を見に行ったのですが、快晴だったもののオーロラは現れず。

これが通常の空なので、写真を見比べると昨日のオーロラがいかに凄かったかが分かります。


オーロラ観測のために夜更かししすぎて生活リズムが狂いそうですが、あれを見れたんなら多少の狂いはいいや…という気持ちを抑えて早寝早起きに勤しもうと思います。


それではまた!

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