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某塾の入試報告会動画を見て思ったこと

いろいろな塾の入試報告会動画を次々見ている話は以前書きましたが、その中で1つ思ったこと…決して塾そのものへの批判ではないのですが、少々疑問に思ったことです。

淡々とドライに、今年の入試を振り返った総括的な話と、各科目の出題傾向について説明するだけの塾もあれば、塾生たちの1年間を振り返るドキュメント映像(お涙頂戴的とわかっていても涙が出てしまう…w)もついていたり、合格体験談を語る映像がついていたり、塾によってカラーがあります。

その中で、合格者のインタビュー映像として数人のお子さんたちが登場する塾があるのですが、それが毎年、筑駒・開成・桜蔭の合格者さんしか出てこないんですよね。入試分析などの話は非常に有用で参考になるのですが、どうしてもここの部分がモヤモヤしてしまいます(苦笑)。各1人ずつ、3人のお子さんが登場するならそれもわかるのですが、そうでもないのです。各校につき複数のお子さんが登場するなら、1人ぐらい麻布とか女子学院とか渋谷幕張とか、他の難関校に合格したお子さんが登場してもいいのではないかと毎年思って見ています。

塾によっては、はっきりと「灘!筑駒!開成!」と難関校の中でも超難関校、最難関校だけをターゲットにしていると謳っているところもあるので、そういう塾ならわかるのですが、こちらは決してそうではなく、難関校から中堅校、そのもう少し下まで幅広くターゲットにしている塾だと思うので、むしろいろいろな偏差値帯の学校の生徒さんを登場させた方が、動画視聴者にとって参考になる部分が大きいのではないかと思うのですが。しかも、筑駒や開成、桜蔭に合格した生徒さんでも将来の夢はYou Tuberとか言うような、少し幼くて小学生らしいお子さんもいると思うのですが、登場するお子さん皆さん脳外科医とか宇宙科学者とか、非常に高邁な理想を既にお持ちの、大人びたお子さんが多いなという印象で、そういうお子さんが複数出てこられても「ああ、うちとは別次元の生徒さんよね」と思ってしまって、今一つインタビューの言葉が刺さらない部分があります。(最上位層ではない層のひがみでしょうかね…?笑)

実は、以前我が子がこちらの塾のオープンテストを受けた時に、子供の試験中に行われた保護者を相手とした説明会に参加したのですが、おそらくはこの入試報告会で流されたものと同じと思われる、筑駒・開成・桜蔭の合格者インタビュー映像を見せられたのです。その時に、上述のことを強く感じたので、説明会終了後に書かされたアンケートに「この3校だけでなく他の難関校に合格した生徒さんの話も見たかった、あまりに崇高なお子さんたちばかりで参考にならない気がしてしまった」という趣旨のことを書いたのですが、まあ今に至るまで採り入れられてないですよね(笑)。こちらの塾ではもうずっとこの方針なんでしょう。なんとなく、3校だけが特別扱いのような気がしてモヤモヤしますし、偏差値だけで学校を選ばないでくださいとのアドバイスとも矛盾する気がしてしまいます。…ひがみだと言われてしまえば「ですよねー」としか言えませんけど(苦笑)。

西日暮里 広尾 池尻 新大久保 どこへ行こうと君は君だよ

親は、せめて親は、どこの学校へ行っても我が子が頑張った証なので素晴らしいと受け入れてあげたいですよね。

とはいえ、動画の最後の最後、受験を終えたお子さんたちが、親御さんに感謝の手紙を読む映像があり、まあいかにもお涙頂戴ですし、我が子はそんなクサいこと絶対できない、したくない、というタイプではあるのですが、それでもやはり手紙を読むお子さんの顔つき、聞いている親御さんの表情、そして読み終わった後に抱き合って涙を流し合う姿を見ていると、どこの誰だか知らないご家族のことでもついもらい泣きしてしまうので塾の思うツボですね(苦笑)。我が子が勉強を頑張っているのを見ていて、このお子さんたちはそれよりももっともっと頑張ったんだということがわかるだけに、そこは素直に感動してしまいます。涙腺が弱くなるお年頃でしょうか。



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