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U35世代にいま、届けたいニュースや話題を集めました。広島や中国地方のリアルを発信できたらと。日々の暮らしに役立つ情報も盛り込みます。
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2022年5月の記事一覧

結婚するのは当たり前?周囲の空気がプレッシャー ~連載「ソロの時代」から

 結婚するのが当たり前? 「ソロ」を選んだ人たちにはみんなに結婚するよう求める「皆婚プレッシャー」を煩わしく感じているようです。同僚の何気ない一言、周囲に満ちているように感じる暗黙の「常識」‥。広島市内の30、40代の胸の内に耳を傾けました。(馬上稔子、田中謙太郎) 「結婚=成功」? 恋バナ嫌になる あれほど楽しかった職場での雑談が、広島市佐伯区の契約社員女性(33)にはつまらなくなった。休憩スペースで同僚の女性たちと盛り上がる「恋バナ(恋愛話)」。みんな、3年ほど付き合っ

ブルーな日々を心地良く。生理の味方に新技術「フェムテック」

 生理をもっと快適に―。今、女性たちの注目を集めているのが、月経カップと吸水ショーツです。女性の健康を新技術で支える「フェムテック」ブームの火付け役。これまで隠す対象だった生理がオープンに語られるようになる中で、使い捨てナプキンが主流だった生理用品の選択肢が広がりつつあります。(文・栾暁雨、イラスト・岩清水玲子) ナプキンかぶれ、「月経カップ」が解放 紫の月経カップを手にした広島市の40代の看護師は「ナプキンにかぶれるのが長年の悩みでしたが、解放されました」と喜ぶ。カップは

森林で働くってかっこいい。島根の山で若者たちが思うこと ~連載「めぐる森林」から

 林業にチャレンジする若い人たちが増えつつあります。体力勝負でハードなイメージの仕事。人手不足が続いていますがなぜなのでしょう。どんな人たちが、何に魅力を感じながら働いているのか。面積の約8割が森林という島根県内の現場を巡りました。(鈴木大介、松島岳人、寺本菜摘) 渡辺和樹さん(29)かっこいい機械に魅せられ  島根、山口の県境に近い山林。伸共木材協同組合(益田市)の渡辺和樹さん(29)が手際よく操作しているのは、ハイテクの林業機械だ。スウェーデン製のハーベスタというアタ

推し活、それは生きる「背骨」かエネルギーか ~連載・時代のしるしから

 アイドルや俳優を熱狂的に応援する「推し活」が熱い。かつてはオタクといわれる人々の領域だった活動が日常生活の一部と化し、インスタグラムやツイッターを通じた交流も広がっています。新型コロナウイルス禍も3年目。前向きな気持ちを取り戻したり、視野を広げられたり。そんな推し活に注ぐ人々のエネルギーは、ますます大きくなっているようです。(木原由維) 「楽しみ方は無限大」自宅で推しの誕生日会 「もう以前の生活には戻れない」。広島市佐伯区の福田有希子さん(49)の推しは、韓国のヒップホッ

ソロキャンプに、1人で田舎巡り‥。ぼっち感なしの至福の「ソロ活」~連載「ソロの時代」から

 これから日本は、およそ2人に1人が独身の「ソロの時代」へ突入する。そんな社会の到来が、2040年の推計人口で予測されています。未婚の人や、離婚する人、連れ合いと死別する高齢者が増えるためです。「ソロ」といっても生活スタイルや考え方はさまざま。まずは、「ソロ活」を楽しむ人たちに会いに行きました。(林淳一郎、田中謙太郎) 「あー至福」ソロキャンプで羽を伸ばす せっせとテントを立てたら、さあキャンプ飯。韓国ラーメンを頬張り、広島市のフリーター女性(30)はふと思う。「あー、至福