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U35世代にいま、届けたいニュースや話題を集めました。広島や中国地方のリアルを発信できたらと。日々の暮らしに役立つ情報も盛り込みます。
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2022年2月の記事一覧

賃貸住宅が見つからない‥。性的マイノリティーのカップルが広島でも困っています

 性的少数者(LGBTなど)のカップルから「2人で住む賃貸物件を見つけにくい」と困惑する声が上がっています。広島市が性的少数者のカップルを独自に認定する「パートナーシップ制度」を広島県内で初めて導入して1年。30組以上が制度を利用しましたが、社会の障壁が立ちはだかっています。転居が増える春、当事者たちは「制度だけでなく、社会の受け止めも変わってほしい」と願っています。(小林可奈) 広島市内で家探しに1年余り 「ふたを開けてびっくり。なんにも変わってない」。自営業の30代ハヤ

「1票」への思いは? 求む!あなたのキャッチコピー~3月は広島市議・広島県議補選~

 あなたの1票への思いを「キャッチコピー」にしてみませんか。3月に広島市議と広島県議の補欠選挙があります。元国会議員の河井克行・案里夫妻による大規模な買収事件をきっかけに、それぞれ1人の議員が辞職したためです。有権者の政治家への信頼を揺るがした前代未聞の不祥事でした。この補欠選挙に、キャッチコピーを付けるとしたら―。皆さんの思いを自由に表現した提案をお待ちしています。  3月の補欠選挙は2つあります。広島市議選は安芸区選挙区(3月11日告示、20日投開票)、広島県議選は府中

広島の若者が感じる「性」のもやもや【前編】。パートナーへのリアルな思い聞きました

 パートナーとの性的な行為で互いの意思を確認する「性的同意」。性暴力やセクハラのニュースが後を絶たない中、尊重し合える関係を築くために必要なものとして注目されています。とはいえ、性のことはタブー視されがち。どうしてなのでしょう。ジェンダーに関心がある広島の学生4人に、若い世代のリアルな思いを座談会で語ってもらいました。(佐伯春花、栾暁雨) 【女子A】 結構あります。一番覚えているのは、元彼に1回だけ「避妊具を付けずにしたい」って迫られたこと。結構強引に。嫌って言っても聞いて

広島の若者が感じる「性」のもやもや【後編】。性教育の不足も背景

 性のことは大切なのになぜかタブー視されがち。パートナーと互いを尊重し、信頼関係を築くためにはどうしたらいいのでしょうか。広島県内の学生4人に、座談会で引き続き語ってもらいました。(佐伯春花、栾暁雨) 【男子C】 僕は彼女に毎回「性的同意」は取るんだけど、こういう考え方になったのは「性的同意」という概念を知ってから。だからこそ相手と対等になろうとする気持ちがある。この概念を知っていること自体が重要だと思います。 【女子A】 確かに。知っていると、嫌なときは嫌って断っていい

2022年2月22日は「スーパー猫の日」 中国地方で愛され、活躍する猫たちをご紹介します。

 猫好きにとって、きょうは特別な日です。2月22日は、「ニャンニャンニャン」の語呂から「猫の日」。その上、今年は2022年。2が六つそろう「スーパー猫の日」と話題になっています。中国地方にも、地域で愛され、報道やSNSで人気が広がっている猫がいます。会いたいけれどコロナ禍で行けない!という方のために、広島・山口・岡山県内で活躍する(した)猫の功績や近況をご紹介します。(高田果歩) ■美術館の警備員と「攻防」するケンちゃんとゴッちゃん(広島県尾道市・雑種・雄) 猫のまちとして

俳優ゆうたろうさん インタビュー前編・学校に行かなかった選択「後悔していません」

 ドラマや映画などで活躍目覚ましい俳優のゆうたろうさん(23)。さまざまな機会に広島市で過ごした中学時代の不登校の経験を語っています。「マスクや眼鏡で顔を隠さないと外を歩けなかった」という当時の心境や、学校や友人となじめない若い世代へのメッセージをあらためて聞きました。(新本恭子)  小学生の頃は明るいお調子者で、友達が多いタイプでした。それが中学に入って周りにうまくなじめなくなってしまったんです。中1の途中から学校に行かなくなりました。その挫折で、自信を失ってしまったのだ

俳優ゆうたろうさん インタビュー後編・古着屋との出合い「好きなモノ認めてもらった」

 俳優のゆうたろうさん(23)は広島市で過ごした中学時代、学校になじむことができずに不登校だった時期があるそうです。後編ではファッションやメークなど自分の「好き」を通して居場所を見つけだした経験や、学校に行けなかった過去も発信している理由を語ってくれました。  通信制など選択肢はいろいろありましたが、自分の中では行かないと決めていました。学びたいことがなかったし、そんな状態で親に学費を出してもらうのも嫌でした。それよりは働いて自立したいと思いました。  求人誌を見て、経験

特定の家を持たず、全国を転々と‥。アドレスホッパーの日常とは

 特定の家を持たず、全国を転々としながら暮らす。そんな放浪生活を送る人々を「アドレスホッパー」と呼ぶらしい。アドレス(住所)をホッピング(渡り歩く)する人という意味。実践している人を探していたら、広島でも車中泊のアドレスホッパーに出会った。どんな日常なのだろう。(田中謙太郎) 日本一周を7万円の軽で 7万円で買った中古軽自動車に乗って移動するアドレスホッパーは、山田竜兵さん(30)と嶋田瞳ステファニーさん(28)だ。昨年7月に山田さんの地元埼玉県をスタートし、広島県には11

「リケジョ」と呼ばれたくない。東京大大学院で星を研究する大小田結貴さん(27)=呉市出身=のメッセージ

 理系女子を意味する「リケジョ」。増やす方針を政府は掲げますが、進学・就職する人は多くありません。そんな中、東京大大学院で宇宙物理学を研究する呉市出身の大小田結貴さん(27)が昨秋、「ロレアル-ユネスコ女性科学者 日本奨励賞」を受賞しました。理系を目指す後輩たちに「性別は関係ない」とメッセージを送ります。(文・栾暁雨、写真・浜岡学) 「女子は文系」のジェンダーバイアス  宇宙物理学が専門と話すと「リケジョだね」と返ってくることが多いんですが、リケジョという言葉自体はあまり

男性の眉毛ケア、広島でも増えてます。ウェブ会議もきっかけに、美意識に変化

 眉毛を専門サロンなどで整える男性が、広島でも世代を問わず増えています。コロナ禍で増えたウェブ会議で、男性が画面に映った自分の顔をよく見るようになったことも影響しているとか。ひと昔前なら、男性が眉毛を整えるのはおしゃれ目的の印象でしたが、もはや身だしなみの一つになっているよう。男性たちの美意識の変化が背景にありそうです。(加納亜弥) 人気の理由は、短時間でプロのアドバイスも受けられるから 「ストレートの右眉に対して左眉は角度があります。形はどっちに近づけますか」。広島市中区