OHARA(オハラ)の2019年Q3決算を読み解く~5G端末向けセラミックガラス素材の採用は?~

今回は光学ガラス大手OHARA(オハラ)の決算をみていきます。

オハラは光学ガラスの大手企業で、取引先にはキヤノン、セイコーエプソン、オリンパス、トプコン、リコーなどの大手精密・光学メーカーが並びます。

同社はカメラレンズのガラスを供給するほか、フラットパネルディスプレイ製造装置や半導体製造装置の露光装置向けガラスも製造。

また近年では、全固体電池向け部材や空気電池の正極添加剤「LICGC」や、スマホカバー及び筐体用ガラス「ナノセラム」の供給などでも注目を集めています。

今回は、そんな高機能ガラスを展開するオハラについてみていきます。


とりあえず、まずは直近決算をざっくりとみていきましょう。


オハラ(OHARA) 2019年Q3決算概況

ここから先は

3,168字 / 19画像

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?