夏が終わりました

夏が大好きなわたしなので、本来ならタイトルは「夏が終わってしまいました」が正しいのだけれど、

今年はこれがしっくりくる。


夏、平成最後の夏、10代最後の夏、大学二年の夏、は、人生最高の夏となりました。

やりたいことに熱中して、ほどよく働いて、今までしたことないことをして、それなりの遠出もして、会いたかった人にもたくさん会って

そして何より自分を知ることができました。

自分がどんな人間であるかを、たくさん知ることができました。

まさに19歳の自分にふさわしい夏でした。


「自分を知る」ということについて、

高校生のとき先生に「自分のことをいちばん分かっているのは自分じゃなくて周りの人間だ」って言われたことをすごく覚えてる

たしかに、周りの人に言われてはじめて気づくことって多くて、納得もできるんだけれど、腑に落ちなかった。「客観」って結局だれかの主観だからね!

本当の自分、つまり「自己」ってのは

その、「客観」(いろんな人の主観)と「主観」(自分の思う「自分」)を合わせたものだと思って

結局、人からのフィードバック(褒めやダメ出しなど)を通じてそれをいちばん知っているのは自分自身だから

自分のことをいちばん知っているのは自分だと

そんなことに今年の夏気付きました。


それにプラスして思ったことは、

自分の行動の全部を知っている人ってこの世で自分しかしらないなってこと。すっごく当たり前のことなんだけどね!

家に帰ってきて、靴を脱ぐ。服をパジャマに着替える。寒くなってきたから長袖にしよう。のど乾いたな、水を飲む。テレビをつける。足を組む。腕も組む。肩がこるから首を揉む。みたいな、

どんなにSNSが普及して日常がパブリックになったとしても「誰も知らないわたし」がある。たとえどんなに親密な関係で信頼している人でも知り得ないなんて、と思うとやはり人ってどこまでも孤独だなあと思ってしまう。


それでも、その孤独の壁を越えてでも知ってほしいと思う相手が

愛する人なんだってこと

も、この夏に気づきました。



前の記事「ラブレター」にも書いた通り、わたしは本当に夏が大好きで冬が大嫌いなのだけど、

今年は秋はもちろんたのしみだし、冬もすこしだけ楽しみです。

夏がおわったこと、全然切なくないわけではなくて、今でも波乗りジョニーのイントロが流れると胸が苦しくなってしまうけど

今年の夏は「終わっちゃった」のではなく「終わった」のです。


寒くなって暖かいカフェオレを飲むのが楽しみです。炬燵も

腕を組んで歩きたいです。


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