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こどもと絵本と命の営み39

こんばんは。

突然ですが、息子は赤ちゃんが好きです。「わ〜可愛い可愛い!」と言って騒ぐような感じではないのですが、あの寝ているときのちっちゃなおててが大好き。時々先に寝てしまう三才の娘の手をコッソリ触りながら「ふわふわで可愛い〜」といつも言っています。

そんな息子が今日「ぼく、もうひとり赤ちゃんがほしいな」と言ってきました。それも「男の子がいいな」と。前にもカブトムシが卵を10個程産んだときにうちにも赤ちゃん10匹(!)ほしいな、と言っていたことがあるけど、今回は結構本気(?)で私に「ねぇママ、ほしいな」と言ってきました。そう思ってもすぐに赤ちゃんがくるわけではないこと、きてくれたとしてもお腹の中に長くいなくてはいけないこと、性別は決められないことを話した上で、「立派なお兄ちゃんになってくれるならな〜」と言ってみました。するとどんなに可愛い赤ちゃんにでも大事なおもちゃは貸せない息子が、赤ちゃんにはティラノサウルスでもなんでも!貸せると言います(笑)。

うんうん、と息子の話を聞きながら「まぁパパに言ってみてよ」とふんわり?話を終わらせようとすると、「わかった!そうする!ねぇママ産んでよ!でもどうやって赤ちゃんくるんだろう」と展開していきました。息子は生き物の生態が大好きなのでしごく当たり前の展開なわけです。私も別にスルーしようとも思わなかったしきちんと説明したかったのだけど、あまりにも突然の「赤ちゃんはどこから?」の質問だったので、上手い言葉が見つからず「そうだねぇ赤ちゃんはねぇ…」と考え込んでいると「わかった!結婚するんでしょう!?ママ、パパともう一回結婚してくれない?」と。 もうなんだか面白いやら色々考えさせられるやらで「ひゃー」となったわけです。

で、息子の中では「よし、もう一回結婚してもらおう」という結論に至ったのですが、ここからの展開がまたなんとも。「最初の結婚の前はさ(おそらく息子誕生の前と言いたい)、パパをみて、ハンサムな人だわ〜って思って結婚したの?」と聞くんです。今更夫をハンサムだなんて言うのもアレだったのですが「そうそう。パパ、ハンサムだわ〜って思ったよ。でもパパだってママをみて美しい人だな〜って思ったんだよ!それで結婚したんだ」と返したら、「ママさぁ、顔がポッて赤くなったんでしょその時に」とか言ってくるんです(大爆笑)!「それでさ、顔が赤くなって、最初はドキドキしてすぐにパパとは話せなかったんでしょう?」とにやり。もうどっかのアニメのワンシーン。「いや〜ママはすぐにパパと話せたよ。それにママだけじゃなくてパパも顔ポッとなったよ」と言うと「でも女の子の方が顔が赤くなってしゃべれなくなるもんだよ」と。うん、たしかにアニメとかでは女の子が「キャー○○さん!」とか言ってドキドキしてる場面あるけど。恐るべし刷り込み!

色々と考えさせられたり、急に初心に帰らせられたり、な一日でした。

『ながいながい骨の旅』(松田 素子 /文, 川上 和生 /絵)

第二の庭と言っても過言ではない国立科学博物館内のギフトショップに並んでいた本で気になっていたので早速図書館で借りてみました。科学絵本というジャンルになるのかな。絵も内容も素晴らしいです。時代を追って生物のなかに骨が生まれた過程がわかりやすく説明されています。ものすごい知識が盛り込まれた絵本ではありますが、それよりももっと「命のつながりによって今があるんだよ。君がいるんだよ。」というメッセージがぐぐーっとくるお話です。少し難しい部分もありましたが、とても楽しめました!いま息子に読ませるべき一冊(笑)。

明日は年中さん最後の日〜。去年の今頃は息子が幼稚園に行けるなんて思ってもいなかったな。やっぱりこどものパワーってすごい。


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