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英語学習030 節(Clauses)「せつ」、独立節(Independent clauses)と従属節(Dependent clauses)の二種類がある

節(Clauses)って?

この節「せつ」ってやつは、基本5文型を理解することの次ぐらいに重要。「せつ」という音の響きは地味だけど、今後複数回にわたって紹介していく節たちそれぞれの構造や違いを理解することで、英文がもっと見えてくるようになるからしっかりおさえていこう!!

節って、超簡単に説明すると、「主語と述語を含み、2語以上の意味のかたまりをなすもの」と表現できる。
もっとシンプルに言うと、「節とは主語(S)と動詞(V)を含むもの」でも良いかな。とりあえずの理解としては。

例えばこれ、

He is a student.
「彼は学生です」

Mike has a book.
「マイクは一冊の本を持っています」

は「節」。

一方で、

  • in the park

  • on the radio

  • to the station

みたいなやつらが「句(く)」。
前回ご紹介した、前置詞句(前置詞+名詞)がその一例だね。

そして「節」には二種類の節が存在する。
この辺からちょっとややこしくなってくるから、まずここまでの理解がOKか確認してから次に進むようにね。

  • Independent clauses・・独立節

  • Dependent clauses・・従属節

independentは文頭にinがついてるから、dependentの逆に意味ということ。
depend on ~ で「〜に頼る」だからその逆で「頼らない」、つまり、indepenentは「独立している」ということ。

もとい、「節」とは「主語と述語を含み、2語以上の意味のかたまりをなすもの」ということで、言い換えると「〜は〜です」や「〜は〜する」という意味を作るものとも言える。

  • Independent clauses・・独立節<・・他に頼ってなく、これだけで文が成立する

  • Dependent clauses・・従属節<・・他に頼る必要があり、これだけじゃ文が成立しない

と、補足していくともう少し理解しやすくなるかな。

ではちょっと問題ね。
以下の文中、いくつ「節」が入ってるか?

I have some flowers with me, and they are beautiful.

まず、主語(S)と動詞(V)にあたるものが、どこにどれだけ入っているか見ていこうか。

主語(S) – I
動詞(V) – have
 
主語(S) – they
動詞(V) - are

この情報にもとづいて文を分解してみると

(節1) I have some flowers with me
and
(節2) they are beautiful.

という形で文が見えてくる。
これを、文型で見ていくと、

S(主語)+V(動詞)+O(目的語) + with me
and
S(主語) + V(動詞) + C(補語)

つまり、

独立節(Independent clauses)
and
独立節(Independent clauses)

このように、独立した文たちがandで連結されている文を重文(Compound sentences)と言ったりする。

大丈夫かな?ついてきてるかな?

そしてこのand以外にもこの独立節を連結することができる「接続詞」があるんだけど、これらも紹介して今回は話を終わりにするから、あともう少しだからついてきてね。

  • For

  • And

  • Nor

  • But

  • Or

  • Yet

  • So

全ての接続詞の頭文字をとって「FANBOYS」なんて言ったりもするんだけど、そんなことはどうでもいい。ただのこじ付けだから。

今回はこの中でも頻繁に使用するものだけ紹介して終わりにする。

まず、butとyet。
どちらも「しかし」という日本語訳になる。

どっちも同じ意味で使われるけど、そのニュアンスには違いがある。

butは、「二文を単に比較して言うとき」に使われる。一方で、
yetは、「その比較対象をより強調したいとき」に使われる。

They can speak English but they can’t read or write it.
「彼らは英語を話す、読み書きはできない。」

The yachtsman had lost all sense of direction, yet he refused to give up in his attempt to cross the Atlantic.
「ヨット乗りは完全に方向感覚を失ったにもかかわらず、大西洋横断をあきらめなかった。」

次、nor
nor = also not って覚えておこうか。

意味を含め、抑えるポイントは以下3つ。

  • 日本語訳としては「〜もまた〜じゃない」

  • 文頭に登場し、その後の文の語順が倒置になる(主語+動詞の語順じゃなく、動詞+主語の語順になるということ)

  • 最初に登場する文は否定文

Aさん: I cannot swim. 「私、泳げません」
Bさん: Nor can I. 「私も、泳げません」

Bさんは、"I also cannot swim"と言いたいところだが、そうは言わない。
それは、そうは言わないから、が理由。

そう言いたいのであれば、"I cannot swim, either"とか、"me, neither"とかいう。

否定文の場合の「私も〜」には"too"は使わないので注意ね。
だから、I cannot swim, either. とeitherを使う。もしくは、me, too. の代わりに、me, neither. (ミ〜ニ〜ザ〜)を使う。

Aさん: I don’t like this song.
「私はこの歌が好きじゃないです。」
Bさん: Me neither. (= I don’t like this song, either.)
「私もです。」=「私もこの歌が好きじゃないです。」

Me, neither. なんてすぐに口から出てくるようになると、良い感じですね。

あと2つ。

次は、or

Should we start class now, or wait for everyone to get here?
「私たちは今授業を始めるべき? もしくは、みんながここに来るのを待つことにする?」

A or Bということで、AかBか、という状況を説明するときに使うのがこのor。

最後、so

Everyone was busy, so I went to the movie alone.
「みんなが忙しかったから、私は独りで映画を観に行った。」

原因、so、結果」という形を作る接続詞。「そう、だから〜」という日本語訳があてはまるかな。

以上、それではまた!

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