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英語学習020  連結動詞(Linking verb)のうしろには名詞か形容詞が来るという話

動詞(V)の種類は大きく分けて二つ。

  • Linking verb (つなぐだけの動詞)

  • Action verb(動作を表す動詞)

この話何回するんだよ、という話ですが、今回もちょっとお付き合いを。
今回はLinking verbについて、詳しく見ていくよ。

Linking verbって何?って言われたらすぐにこの五つ出てこないとダメね。
つなぐだけの動詞で代表的なこの五つを。

is
am
are
was
were

上三つが現在形で下二つが過去形。

とりあえず一つ英文を見ていこうか。

He is a high school teacher.

これ、いわゆる S + V + C の形で、

主語(S) -- He
動詞(V) -- is

で、a high school teacher が残る。
そいつが、Complement、「補語」と言われてるやつね。

補語ってなんだよって、つまり意味を補足してくれる言葉、そのまま。
補語なんていう日本語そもそもないのかもしれないけど、英文法学ぶときには出てくる。いや、英文法学ぶときにしか出てこない日本語かもしれない。

今までなんとなく学んできたものを整理すると、

S・・主語
V・・動詞
O・・目的語

そして、今日改めて紹介する
C・・補語

これまで学んできた文の形、いわゆる文型は、

  • S + V  <・・自動詞(Intransitive verb)使った文

  • S + V + O  <・・他動詞(Transitive verb)使った文で「〜を」がつくやつ

  • S + V + O + O  <・・他動詞(Transitive verb)使った文で「人にものを」がつくやつ

そして今日詳しく紹介する

S + V + C

これで英語学習の8割完了。基本部分の8割ね。
だって、英語文型の5つあるうちの4つが既にこの時点で登場だから。

第一文型・・・SV
第二文型・・・SVC
第三文型・・・SVO
第四文型・・・SVOO

で、残りの第五文型であるSVOCはもうちょっと後になって登場する。ちょっとお待ちね。

いずれにしても、細かな脇役たちを除いたメインキャラクターとしてはこれらSとVとOとCしか登場しないから安心して。

で、今日はこのCと言われる補語(Complement)について学んでいく。

まず、補語(C)とは、
「主語(S)について表現した、または言い換えた言葉」

主語(S) + is + C
主語(S) + was + C
主語(S) + are + C

みたいな形で登場。

この補語(C)は、上記のようにLinking verbに続いて、

  • 名詞(noun)

  • 形容詞(adjective)

の形で登場し、文の主語(S)についての情報をくれる。意味を補足してくれる。

つまり、

  • S + LV + 名詞

  • S + LV + 形容詞

の形で。
(LVってLinking verbのことね。Vでもいいんだけどより分かりやすくLVと書いた)

突然だが問題。

Camino Real is a long road.

はどっちの形?

  • S + LV + 名詞

  • S + LV + 形容詞

主語(S) -- Camino Real

なんのこっちゃわからないけど、isまでが主語っぽいから。

動詞(V) -- is

補語(C)は?

a long road か?

それでも間違いじゃないが、1ワードで答えるなら、roadがそれにあたる。その前にあるaもlongもroadを説明している単語に過ぎないから。

補語(C) -- road

つまり、

主語(S) – Camino Real
動詞(LV) –is
補語(C)<名詞>– road[roud]「道、道路」

roadの発音は日本語では「ロード」だけど、発音記号を見ると母音部分は[ou]だから本当は「ロウド」と書くのが正解なのかもしれないね。

S + LV + 名詞

の形であり、補語(C)が名詞の場合のパターンであり、
「カミーノ・レアールは長い道だ。」
という意味になる。

このカミーノ・レアールという道、どんだけ長いのかググってみた。

こんだけ長いらしいよ。
ピンとこない?

こんぐらい長いらしいよ。

ではもう一つ例文を見ていこう。

Niagara Falls is popular among tourists.

主語(S) – Niagara Falls
動詞(V) – is

で、補語(C)は?

popular

「人気がある」という意味の形容詞で、つまりこの文は

S + LV + 形容詞

の形であるということ。

ちなみにpopularの「人気がある」という日本語に違和感しか感じないので、英英辞典で意味を調べてみると、liked by a lot of peopleと意味が説明されている。こっちの方が頭に入りやすいか。つまり「みんな好きだ」ということ。

上記英文全体の日本語訳としてはこんな感じか。
「ナイアガラの滝は観光客の中で人気がある」
(among 「〜の間で」、tourists「観光客」)

そもそも「形容詞」ってなんだ?という話になるだろうか。
ちょっと国語の世界に入ってしまうが、私は英語を通じて品詞というものを学んだ日本人なので、形容詞ってなんだ?という意見があっても別に驚かない。

ちょっと調べてみると、形容詞とは「名詞の形や性質,状態などを表す語」と一般的に説明されている。

例えばこんなやつ。いくつか並べておく。

小さい – small
She is small.

優しい – kind
She is kind.

背が高い – tall
She is tall.

暑い – hot
It is hot.

可愛い – cute
She is cute.

嬉しい – happy
She is happy.

美しい – beautiful
She is beautiful.

人気のある – popular
She is popular in the class.

日本語の場合、大体「い」で終わるやつ。


つまり、S + LV + C の形において、補語(C)は

  • 主語(S)を言い換えたもの<名詞>

  • 主語(S)の形や性質,状態などを表したもの<形容詞>

になっていることがわかる。

名詞パターン>
Camino Real is a long road.
Camino Real = road
言い換えてる。

形容詞パターン>
Niagara Falls is popular among tourists.
Niagara Falls = popular
性質,状態などを表してる。

つまり、SとCはイコールの関係みたいな。S=Cと考えてもいい。

この二つのパターンを覚えちゃう。


では、最後に問題を一つ。

Monument Valley is beautiful in the evening.

S + LV + 名詞
S + LV + 形容詞

どっちのパターンだ?

主語(S) – Monument Valley
動詞(V) – is

で、

補語(C) は

beautiful だからS + LV + 形容詞のパターン。

「モニュメントバレーは夜に綺麗です。」かな、意味は。
いや、「モニュメントバレーは夜が綺麗です。」のが日本語としては自然かな。

モニュメントバレーはとにかくスケールが大きくてきっと圧倒されるので、一度訪れてみると良いかと。私も昔一度行ったけど、夜は行ってないから今度は夜に行ってみたい。

出典:https://actionphototours.com/workshops/monument-valley-photo-workshop/

以下、ついでにまとめて覚えちゃおう。

in the morning 「朝に」
at noon「正午に」
in the afternoon「午後に」
in the evening「夜に」
in the night「夜間に」

eveningもnightも「夜」なんだけど、eveningの方は英英辞典で調べると

the early part of the night between the end of the day and the time you go to bed

一方nightは、

the dark part of each 24-hour period when the sun cannot be seen and when most people sleep

眠りにつくまではeveningといった感じだけど、それでもearly part of the night要素もあるから薄暗くなったぐらいの夜も含むわけで、そこから布団に入るまでがeveningか。長いなevening。

今日はここまで。
それではまた。

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