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英語学習034 関係代名詞(relative pronouns)、目的格(「〜を」)の説明をするときに使う関係代名詞

今回は、目的格(「〜を」)の説明をするときに使う関係代名詞の話。
そんなこと言われてもピンとこないかもしれないので、まず例文を見ていく。

The girl is my cousin.「その少女は私のいとこです」
We met her at the station.「私たちは駅で彼女に会いました」

これを、一つの文にすると、

The girl is my cousin whom we met at the station.
「その少女は私たちが駅であった私のいとこです」

となる。
関係代名詞は、whoじゃなくてwhomを使っている。それは、元の文で「〜を」に該当する部分(We met her at the station.の目的語であるherの部分)を説明している形になっているから。(つまり、her = my cousin という状況)

以下の表で言うと、真ん中の列の一番上に該当する。
説明してる対象が「人」だからwhomを使った。whoを使ってもいいんだけど、テストとかではwhomの方が、「私はバッチリ文法を理解している」感が出せる。だから、この場合はwhomを使っておこう。

ではもう一つ例文。

I bought a watch.「私は一つ腕時計を買った」
The watch is very expensive.「その腕時計はとても高価だ」

これらを「合体」してみる。

The watch which I bought is very expensive.
「私が買ったその時計はとても高価だ」

今回は、同じ「〜を」に該当する部分の説明でも、関係代名詞はwhomじゃなくてwhichを使っている。それは、説明している対象が「人じゃない」から。watch(腕時計)だから。

ちなみに、「〜を」に該当する部分、つまり、目的格を説明する場合の関係代名詞については省略もできる。

The watch I bought is very expensive.
「私が買ったその時計はとても高価だ」

watchとIの間にあったwhichがなくなっているが、それでも問題ない。
そして、口語的には実はこの方が自然だったりする。


前に飛び出してしまった「人」や「もの」に説明を加えるため、関係代名詞のwhoやwhom、whichなどを使って後から形容詞節の形で説明を加える。

その際、接着剤みたいな役割を果たす「関係代名詞」はルールに沿って選択する必要がある。

そう考えると、関係代名詞もそう難しく考えることでもなかったりする。

次回は「〜の」(所有格)の用法について、話をしていきます。
ではまた!!

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