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辻岡アナウンサーとビンドゥンドゥンが繋いだ輪

みなさん、こんにちは!いかがお過ごしでしょうか。

北京オリンピックが始まっていますね!東京オリンピックの記憶も新しい中、あっという間に冬季五輪が始まりました。中国の情報を伝え、日本と中国を繋ぎたいと考えている当noteとして、是非とも北京オリンピックのニュースは伝えたいと考えています。

スポーツ情報やメダルの速報などは、専門的なメディアさんにお任せするとして・・・。CHReportが注目したのは、北京オリンピックの大会マスコットキャラクターです。


🐼ビンドゥンドゥン(冰墩墩)🐼

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中国といえばパンダを思い浮かべる人も多いでしょう。北京2022冬季オリンピックの大会マスコットキャラクターは、そんな中国らしいパンダです。公式HPの紹介によると、ビンドゥンドゥンという名前には以下のような意味があるそうです。

ビンドゥンドゥンの “Bing” にはいくつか意味があるものの、北京語(中国の公式方言)で最も一般的な意味は「氷」。純粋さや強さの象徴でもあります。また、「Dwen Dwen」はたくましさや活発さを意味する言葉で、子供を表しています

冬季の氷のイメージと、それを楽しむ無邪気なイメージが込められた名前です。ちなみに、ビンドゥンドゥンの身体を覆う透明な膜は、宇宙飛行士のスーツを模してデザインされた“シェル”です。


火付け役は日本人!?

ビンドゥンドゥンは、北京オリンピックの大会マスコットキャラクターとして、2019年9月17日にお披露目されました。2022年開催の2年以上前にお披露目され、中国内外ではキャンペーンやイベントでよく登場していました。

そんなビンドゥンドゥン、実は2019年のお披露目時にはあまり人気がありませんでした・・・。お披露目時どころか、最近までキャラクターとして人気を集めていたわけではないようです。

ですが、北京オリンピックが開催され、世界中で盛り上がりはじめると、ビンドゥンドゥンへの注目度も高くなっていきました。開催されたから注目されるのは当たり前・・・と思いきや、その背景にはある日本人が関係しているようなのです。


義ドゥンドゥン

その日本人とは、日本テレビ所属のアナウンサー辻岡義堂(つじおか ぎどう)さんです。辻岡さんは、北京からオリンピック情報を伝える現地リポーターとして中国に渡り、大会期間中日本のメディアに向けてリポートしています。

大会の様子を報じた際、自ら購入したというビンドゥンドゥンのピンバッジをいくつも付けた格好で出演し、その様子が中国テレビ局にも写り「ビンドゥンドゥンが好きすぎる日本人アナウンサー」として、中国で注目されたのです。

CCTVがYouTubeにアップした、ビンドゥンドゥンの動画でもマスコットを両手に持っている様子が収められています。他にも、ペンケース、服などあらゆるビンドゥンドゥングッズを買ったり、オリンピック会場にいたビンドゥンドゥンの着ぐるみともツーショット写真を撮ったりと、ビンドゥンドゥン熱に溢れています。

中国ではお披露目当初あまり人気がなかったにも関わらず、ビンドゥンドゥンを愛しすぎる辻岡さんの影響で、ビンドゥンドゥン人気がとても高くなっています。

その結果、ビンドゥンドゥンが好きな義堂さんを略し、中国では「義ドゥンドゥン」と呼ばれ、一躍時の人となりました。


関連動画が高頻度で流れてくる

SNSでの盛り上がりを調べてみました。TikTokでは、かなりのハイペースでビンドゥンドゥンや辻岡さんの動画が流れてくるなど、SNS上での盛り上がりも高くなっているようです。

2月2日に日本テレビのニュース番組「スッキリ」で、辻岡さんがビンドゥンドゥンの話をしたことを境に、検索指数が増加していることがわかります。

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中国の微博(ウェイボー)の投稿を見てみましょう。

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義ドゥンドゥンという名前が多用され、ビンドゥンドゥンと共によく投稿されています。あまりの人気ぶりに、辻岡さんは中国国営放送への出演も決まったといいます。

お披露目当初はあまり人気がなかったものの、最近のこうした盛り上がりによってビンドゥンドゥンのグッズも大人気に。生産が追いついておらず、通常の値段の約3倍で販売されている店舗もあるようです。

昨年、ビンドゥンドゥンをもらった人は、最初はあまり気に入らず捨てようかと迷ったこともあったそうですが、最近の大人気ぶりに嬉しいという呟きも見られました。


東京オリンピックの記憶も新しい中開催された北京オリンピック。日本でも盛り上がっています。今回は、ビンドゥンドゥンというキャラクターに注目しました。

ただのマスコットキャラクターではなく、SNSやテレビを通して日本と中国の間を繋ぐ役割を見せています。当初の想定ではないと思われますが、そういった展開が見られるのは面白いことだと感じます。

CHReportとしても、中国と日本を繋ぐことができるように、情報発信して参ります。今後ともチェックしていただけたら嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。次回もお楽しみに。

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