まひろなごみ

大学生をしながらプログラミングバイトをしながらバドミントンをする。 勉強をしないといけ…

まひろなごみ

大学生をしながらプログラミングバイトをしながらバドミントンをする。 勉強をしないといけないのに力が出ない日々を送っている。 将来設計が構築不可能すぎる今日この頃である。

最近の記事

ぼくの日常のエッセイ(夜な夜な筋トレ)

 本当に、モチベーションの保ち方がわからない。筋トレを毎日…どころか何かルーティーンとなるものを形成できた試しがない。  「まずは目標を決めよう、そうすればゴールに向かって走るやる気が出る」という言葉があるが光の速さで飽きがやってくるのだ。本当に嫌な性分である。  ここでさらりと自分語りをしておくのだが、ぼくは不思議なくらい、ふくらはぎが筋肉で隆起している。脚に特別な筋トレを施しているわけではない。もちろん部活が続いていたときはランニングに勤しんでいたが、同じ条件下で他の

    • ぼくの日常のエッセイ(初夏の回想と憧憬#1)

       なんだかとても幸せな波風が、ぼくの心の帆を優しく揺らしたことをいまでも鮮明に覚えている。あの夏に戻れるならぼくは伝えられなかった言葉を届けられるのだろうか。  もう、なにもかも過ぎ去ってしまった話だ。

     ◆ ◆ ◆  中学の半ばくらいの、ちょうど夏休みが始まったころのことだったように思う。特別仲が良いわけでもなかった部活の仲間に、ついでのように誘われて学校近隣の夏祭りに来ていた。普段はサッカー用のグラウンドとして使われる、殺風景なグラウンド。これが今日だけ

      • ぼくの日常のエッセイ(見知らぬ誰かを祝う)

         友人からメッセージアプリなるものを紹介された。去年の秋ごろだったように思う。実際に使用し始めたのは冬になってからのことだったか。  その頃に親しくなってLINEを交換した相手と、未だにやり取りが続いているのだから驚くべきことである。それが半ば、いや十中八九惰性であるとしてもだ。  忘れていた頃、唐突にタイムライン上に「この人は誕生日です」などと表示されるのだから、気になってしまい、結局ぼくはペンを手に取った。  「誰かの誕生日に自作の絵を送る」という、如何ともしがたい

        • ぼくの日常のエッセイ(違う顔とぼくと)

           ちまたで流行している、顔を加工できるアプリ。ぼくはそれを世間に流されるままに手遊ぶ。どうやら写真を選んでボタンを押せば、自分の顔を自由に編集できるらしい。  絶世の美女になれるなどとは思っていないものの、人間どこか期待してしまうものである。  自分好みの顔に他ならぬ自分自身が変わってしまったのなら、いったい全体ぼくはどんな心情でこれから鏡に映る自分と接していけばいいのか。  …などと妄想するだけタダである。  結果など一番つまらぬもので、画面にはなんの変哲もない、美

        ぼくの日常のエッセイ(夜な夜な筋トレ)

          ぼくの日常のエッセイ(吉祥寺マックフルーリー)

           少し肌寒い風が体の脇を通り抜ける。シャツを突き抜ける空気は、夏だというのにひどく冷たく、それだけで速度を上げるのを億劫にさせた。  ふとした時に甘いものが食べたくなる時はないだろうか?いや、甘いものに限らずとも、塩辛いもの、味が濃いもの、独特の臭みがあるもの…人にとって急に求めてしまう一品は様々であろう。  ぼくの場合は、と言い切ってしまうくらい格別に気に入っているものではないのだが。今日はふとしたきっかけでマックフルーリーのブラックサンダー味が食べたくなった。空きっ腹

          ぼくの日常のエッセイ(吉祥寺マックフルーリー)

          ぼくの日常のエッセイ(老婆とおせんぼ)

           バスが停車した。降車口付近に立っていたぼくは、バス後方から降りる客の群れに気づき半歩だけ身を引いた。ぼうっと、流れ降りる集団を目で追いながら、でもすぐに興味など失せてまた視線を画面に戻した。  運転手がモゴモゴと何かアナウンスしており中々発車しないが、待つことがさほど苦にならない僕は自分の世界に浸り、発車の時を静かに待っていた。  ふと、右腕に誰かが触れるのを感じる。  振り返るとそこには、非難するような目つきで僕を睨む若い女性が立っていた。その女性が斜め下に視線を切

          ぼくの日常のエッセイ(老婆とおせんぼ)