やました@非公認銚子観光大使

「非公認銚子観光大使」として銚子の素晴らしさを広めて回っている弁護士です(山下敏雅・東…

やました@非公認銚子観光大使

「非公認銚子観光大使」として銚子の素晴らしさを広めて回っている弁護士です(山下敏雅・東京弁護士会所属)。 事務所:http://nagano-yamashita.com/ 子どもの法律ブログ:http://ymlaw.txt-nifty.com/

最近の記事

6~7月に銚子で味わえる極上の「入梅いわし」

 銚子で6~7月に食べられる「入梅(にゅうばい)いわし」。  マイワシが1年の中で最もちょうどよく脂が乗り,いわゆるガチムチになっている時期です。  刺身で頂くと,身が舌の上で溶けていきます。まさに極上の美味さです。  刺身だけでなく,煮ても,焼いても,天ぷらにしても,そしてつみれ汁にしても,どれももちろんOKです。  しかも,いわしは美味しいだけでなく,頭の働きを良くするDHA(ドコサヘキサエン酸)や,血中のコレステロールを下げるEPA(エイコサペンタエン酸)が豊富

    • 銚子の温泉 ~犬吠埼温泉郷~

       いろんな方に私が銚子の魅力を話すと,「えっ? 銚子の犬吠埼に温泉があるの?」と,特に温泉の話題に驚いて興味を示す方が多くいらっしゃいます。  そうなんです。  銚子の犬吠埼には,温泉が湧いているんです。  犬吠埼温泉郷は,太平洋と灯台を一望できる露天風呂で心身が解放されるだけでなく,約1万年前の古海水を起源とした「化石海水型」温泉に美肌効果(保湿効果)があることも実証されています。  どうりで,銚子に長年通っている私がずっと美肌を保てているわけだと,納得です。  犬吠

      • アマガミの聖地・銚子の巡礼

         アニメの舞台の土地を訪れる聖地巡礼。  銚子も「アマガミ」の聖地として,広く知られるようになりました。  アマガミは,もとは2009(平成21)年に発売されたPlayStation2の恋愛ゲームです。  それが,2010(平成22)年と2012(平成24)年の二度にわたって,テレビアニメ化されました(アマガミSS,アマガミSS+ plus)。  アマガミスト(=アマガミファン)の皆さんが,聖地の写真を次々とSNSにアップしてくださっています。  銚子ポートタワー,銚子

        • 飯沼観音にさりげなくある貴重な土木遺産~飯沼水準原標石~

           銚子の飯沼観音(圓福寺)の境内に足を踏み入れると,真っ先に大仏や五重塔が目にとまります。  ぜひ,五重塔の裏にも回ってみてください。  そこには非常に貴重な土木遺産が,さりげなく存在しています。  見た目は単なる四角い石ですが,これはなんと日本の河川測量の原点なのです。  そして,今,私たちが富士山などの標高を表すために使っている基準も,実はこの銚子の石から物語が始まっています。  この石は飯沼水準原標石といい,2015(平成27)年に土木学会選奨土木遺産に認定されて

        6~7月に銚子で味わえる極上の「入梅いわし」

          銚子は春キャベツの生産量日本一

           銚子電鉄の犬吠駅から「地球の丸く見える丘展望館」に向かう近道があります。  その道で出会える,目の前のキャベツ畑の緑と,その先の海や空の青の取り合わせには,何度通ってもいつも感動します。  銚子といえば漁業が有名ですが,実は農業もとても盛んです。  特に,春キャベツは銚子が生産量日本一なのです。  キャベツは,収穫時期によって,夏秋キャベツ,冬キャベツ,春キャベツと,大きく3つに分かれます。  夏秋キャベツは,夏から初秋(7月~10月)に収穫するキャベツです。ビタミ

          銚子は春キャベツの生産量日本一

          銚子に残る江戸時代の建物 ~旧西廣家住宅の倉庫~

           銚子は江戸時代から栄えていた街ですが,実は歴史的な建築物がほとんど残っていません。  その銚子に貴重な江戸時代の建築物として今も残っているのが,この2つの倉庫です。  江戸時代末期の慶応年間(1865~1868年)に建てられ,漁網の収納に使われていました。  倉庫の屋根には「黒生(くろはい)瓦」が使われています。現在は作られていませんが,銚子の黒生で取れる黒い粘土で作られた,評価の高い瓦です。  この倉庫は旧西廣(にしびろ)家住宅のもので,主屋や缶詰工場などとともに2

          銚子に残る江戸時代の建物 ~旧西廣家住宅の倉庫~

          銚子土産の定番,ぬれせんべい

           銚子土産の定番といえば,ぬれせんべい。  パリッとした普通のせんべいに慣れている方は,初めてぬれせんべいを食べた時に「しけっている」と感じます。  しかし,醤油がしっかり染み込んだ柔らかいぬれせんべいには,誰もが次第に虜になっていきます。  一般的なせんべいは,生地を焼いた後,ある程度冷ましてから醤油に漬けます。そうしないと,生地と醤油の温度差が大きいために,醤油が中まで深く染みこんでしまうのです。  ぬれせんべいはそこをあえて,せんべいの焼きたて直後,生地がまだ熱いう

          銚子土産の定番,ぬれせんべい

          竹久夢二「宵待草」と海鹿島

          まてど暮せど来ぬひとを   宵待草のやるせなさ     こよひは月も出ぬさうな  大正ロマンの叙情画家・竹久夢二の宵待草(よいまちぐさ)。  この詩にメロディがつけられた歌は,大正時代の誰もが知る有名な曲でした。  そして,この宵待草の舞台が銚子の海鹿島(あしかじま)だったのが明らかになったのは,夢二の死後のことでした。  山下アレンジ版もぜひお聴き下さい。  宵待草という名前は,マツヨイグサの「待つ」と「宵」を入れ替えた,夢二の造語です。  マツヨイグサは,初夏~

          竹久夢二「宵待草」と海鹿島

          犬岩・千騎ヶ岩 ~銚子の義経伝説~

           銚子電鉄の終点・外川(とかわ)駅から奥に進み,外川漁港に出て屏風ヶ浦へ向かう途中に,犬岩(いぬいわ)があります。  源義経が置いていった愛犬が7日7晩鳴き続け,8日目に岩になっていたという伝説のある奇岩です。  源義経は,悲劇の英雄として昔から多くの人々を魅了してきました。  一ノ谷の戦い(鵯越の逆落し),屋島の戦い(那須与一の扇の的),最後の源平合戦・壇ノ浦の戦いと,平家を滅亡に追い込む活躍で名声を上げた義経でしたが,兄・頼朝と対立し京都を追われる身となります。  

          犬岩・千騎ヶ岩 ~銚子の義経伝説~

          日本で一番早い初日の出 ~銚子と太陽と月~

           銚子の犬吠埼は,日本で一番早く初日の出が見られる場所として有名です(山頂・離島を除く)。  日本の最東端は北海道根室市の納沙布(のさっぷ)岬ですが(東経145度49分),地軸の傾きのため,元日前後の10日間に限って,犬吠埼(東経140度31分)が日本で一番早く日の出を迎えます。  2024年1月1日の犬吠埼の日の出は,6時46分です。  国立天文台のウェブサイトに,各地の初日の出の時刻が掲載されています。  日本国内で初日の出が一番早いのは南鳥島の5時27分ですが,

          日本で一番早い初日の出 ~銚子と太陽と月~

          「犬吠の太郎」と高村光太郎

           銚子の先端の町,長崎の墓地に,名のない墓があります。  高村光太郎の詩「犬吠の太郎」の,主人公(本名:阿部清助)の墓です。  犬吠の太郎は,旧会津藩士の家に生まれましたが,知的障害をもっていたため,成長後は曲芸団の旗持ちやビラ配りなどをしていました。  そして,曲芸団の人たちと共に来銚(銚子に来ること)し,彼だけがそのまま定住しました。  彼は曲芸団のメンバーのお染に恋心を抱いていましたが,お染は銚子から去ってしまいます。  彼は銚子半島の有名人になりました。  彼が

          「犬吠の太郎」と高村光太郎

          日比友愛の碑

           私が地球上で一番好きな場所,銚子の地球の丸く見える丘展望館のすぐ隣に,日比友愛の碑があります。  展望館ができたのは1988(昭和63)年,友愛の碑が建てられたのはその30年も前の1958(昭和33)年です。  碑の横の案内板の説明には,「第二次世界大戦中,不幸にして戦火を交えた日本とフィリピン両国の民族と民族が互いの恩讐をこえて,永く世界の平和を祈念するために,昭和33年6月に建てられたものです。この斜塔は友愛の浄火をかたどったもので,炎の先端は遠く洋上3000kmの

          高崎藩の領地だった銚子~庄川杢左衛門の物語~

           銚子の高台の道の脇,気付かずそのまま通り過ぎてしまいそうな場所に,ある頌徳碑がひっそりと建っています。  一見お墓のように見えますが,石碑です。  これは,高崎藩の代官・庄川杢左衛門(しょうかわもくざえもん)の遺徳を後世に残すために,1823(文政6)年に高神村の名主と村民たちが建てたものです。  杢左衛門は,天明の大飢饉(1782〜88年)の際,独断で高崎藩の米倉を開放し米を配給して多くの人命を救い,後に独断専行の責任を問われて自刃したという伝説のある人物です。

          高崎藩の領地だった銚子~庄川杢左衛門の物語~

          銚子は琥珀の産地

           あまり知られていないのですが,銚子は琥珀(こはく)の日本三大産地の一つです。  岩手県久慈市,千葉県銚子市,福島県いわき市が三大産地で,このうち久慈が最も有名ですが,銚子も貴重な産地です。  銚子駅から犬吠埼に向けて自転車で直進すると,途中に粟島台(あわしまだい)遺跡があります。この縄文時代の遺跡(6000年前~3000年前)からは,多くの琥珀製の装身具とともに琥珀の原石や加工途中の琥珀の破片が出土しており,この場所は琥珀供給の拠点だったと考えられています。  そして