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東洋のナポリ 灼熱の「阿字ヶ浦海岸」(後半)

阿字ヶ浦海岸、2日目。台風は近づいていますが、幸いにして天気は曇り時々晴れ。感謝しながら、2日のプログラム決行です。

朝から熱いビ~~チサッカ~⚽

朝食はシンプルに鮭の塩焼き
日焼けがひどいので、このくらいの雲の柱でありがたし
雲はかかれど、海岸はやはり灼熱 波は高いですが、今日は多くの人が海に入ってます
まずはみんなでケガしないように石拾い かなり念入り
💕 
昨日の日焼けで、何名か離脱するも、サッカースタート!

前日に続き、灼熱のビーチサッカー、心も熱し、体も焼けすぎ。これまた経験者のアドバンテージが消え、パワープレーは出来ず、パスもシュートも、砂の凹凸で、妙な動きになります。凸凹凸凹によりシュートの軌道が読めない!ので、トリッキーなゴールが生まれます!

凸凹シュート! Gooooool !!
後半は気力勝負!
ということで、2時間弱プレーして、砂だらけ…

これでメインのプログラムは終了~ 「青春」は年齢に関係なし笑

民宿「ふるさと」forever

阿字ヶ浦海岸 満喫しました!

さて阿字ヶ浦での温泉といえば、下記の日帰り温泉施設「のぞみ」があります。地下1500mからの掘削で、泉質はナトリウム-塩化物強塩泉(高張性)で太古の湯で推しているかなり塩辛い濃ゆ~い温泉です。前回訪問時に入りましたが、露天風呂だけでなく、変わった湯舟も複数あり、長くくつろげる温泉です。今回はあまりの日焼けにより、痛くて入れないだろうと断念!

いかつい建物ですが、阿字ヶ浦温泉「のぞみ」
再び旅館に戻り、昼食 海岸では暑くて食べれず…
灯台? 魚見櫓??
離れを貸して頂き、お弁当食します
帰り際、差し入れの氷で、氷シャワー

そして、8月で店じまいの民宿旅館「ふるさと」。ほぼ最後の大人数ご一行だったのかもしれません。良き思い出を作らせていただきました。

今日の思い出と、昭和の思い出と共に、「ありがとう~、旅館ふるさと」
優しい女将さん、長きに渡りお疲れ様でした~ 
「さようなら、民宿ふるさと」

ひとり那珂湊なかみなと探訪

さて、14時近くに現地解散、若者たちは車組が多いので、いろいろと立ち寄りながら帰る模様。こちらは前回に廻り切れなかった「那珂湊」の探索。ここまで来ていて、即帰るのは惜しいです。

終着駅「阿字ヶ浦」 
再び 芋畑🍠 
那珂湊駅到着、関東の駅100選の古風な駅 
このまま動態保存の博物館になりそうな車両区
構内に自転車があり、レンタサイクル貸し出し中 迷わず借ります 
カッパ君?
駅の脇には歴史を感じさせる立派な松

コロナ真っただ中に、鹿島臨海鉄道は鹿島神宮から北上、大洗駅で下車して、タクシーでこの那珂湊の街を通りました。那珂川の大橋を渡った後、街並みをみて、かつては随分と栄えてましたよね?とタクシーの運転手さんに聞くと「そうね~、昔は随分人も多くて、今じゃ『おさかな市場』くらいしかないよ」と。そんなことないだろうというのが今回の探索動機。

街の中にはこんな古風な家屋が点在しています

再び反射炉!(那珂湊反射炉跡)

とは言え、どこを訪ねるかは、全くの未計画のため、今日はこの漫遊マップに力を借ります。自転車で走るには赤点線のコースが良さそうなので、まず目指すは反射炉跡。

みなとまちなか漫遊MAP 駅でもらえます

奇しくも、前回、伊豆の韮山の反射炉の話をしたばかりでしたが、こちらは復元された反射炉があります。幕末攘夷により大砲作るための溶鉱炉として伊豆の韮山反射炉、江戸は滝野川反射炉は幕府直轄で作られましたが、まあ水戸藩も直轄に等しいですね。

反射炉の手前に山上門さんじょうもん

こちら「山上門さんじょうもん」はただの門ではなく、元々は水戸藩の江戸小石川邸の賓客が通るために造られた門で、こちらに移設。小石川邸に残っていた唯一の建築物ということで、佐久間象山、横井小楠、西郷隆盛、江川英龍と錚々たる幕末の志士たちがくぐった門なのでした。

こちらは反射炉を作るための耐火レンガを作るための登り窯(復元)
那珂湊反射炉(復元)下には大砲

水戸藩9代目藩主徳川斉昭(慶喜の父)が建設。攘夷派と言われているが実は、開国しかないと思っていたようで、徳川家幕末のこの親子がいなければ、また違った明治維新になっていたかもしれません。

反射炉からは那珂川左岸をチャリで爆走 上流側を臨む
蒼天! 下流側には海門橋と対岸は大洗の亀の井ホテル
再び市街地へ
みなと観光ホテル こちら趣あるホテル 目の前がおさかな市場で海の幸は凄そう! 

ここが噂の「おさかな市場」

車の列が見えてき、ゲートの脇を通ると、既におさかな市場の場内でした。

車は駐車場に吸い込まれていき、人も大混雑
市場の中心地に向かうも
屋台も出ており、ほぼお祭り状態
確認不要 何回聞いても500円!!
買った魚はスチロール箱に氷漬け
午後のいい時間帯なので、もうだいぶ品薄 巨大殻付き牡蠣はその場で食べさせてくれます

まぐろから近海魚、貝類まで、ほぼなんでも調達できそうです。年末年始は激混みとのこと。近くで海鮮パーティー!?かバーベキューやるなら、ここで買うのが良さそう。
本日は見学だけして、最後、水戸藩の景勝地に向かいます。

いにしえの水戸藩~「夤賓閣跡いひんかくあと

おさかな市場の北西、那珂川に面した小高い丘の上に登っていきます。電動自転車なので、楽ちんです。

立派な松に囲まれた「夤賓閣跡いひんかくあと」の石碑

こちらは水戸藩二代目藩主水戸の黄門様(水戸光圀)が造った別邸。もの凄い枝ぶりの松は、兵庫は明石から黄門様が取り寄せたとか。思えば、偕楽園も素晴らしく、江戸は小石川の後楽園も初代から造り、二代目で完成と、庭園を造らせたら超一級品が出来てしまう水戸藩です。

樹齢350年以上 こんな松が12本もまだ健在

なんといってもこのロケーションが素晴らしい。東側は太平洋が一望。那珂川が足元を悠々と流れて、遠くは筑波山まで望めます。

左側に市街地が広がり、正面は荒波立つ太平洋
那珂川を眺め、遠方に、筑波山ですよね!?  ↑↑

現在は「湊公園」として整備されていますが、木陰で団を取る外国人と日本人の小パーティー以外は私だけという…。こういう景勝地、人気ないんですかね==33

日和山(御殿山)ここから海を見ながらのぼる秋の月は茨木百景の一つ
公園下には、黄門様が名付け親の「金龍水松影の井戸」
夤賓閣の水はこちらから採っていたとか

魅力満点、未来に繋がる!?「みなと線」

駆け足の那珂湊探訪はこれで終わり。レンタサイクルの台数もそれなりにありそうなので、おさかな市場含め4-5時間あったら、さらに満喫できそうな那珂湊でした。

まだ16時は回っていませんが、昨日からの激しい日程にて、今日はこれにて退散
そろそろ秋の空か…
再び田園風景を眺めて
雑木林を駆け抜け
勝田へ戻ってまいりました

地元では「みなと線」と呼ばれているそうで(Rieさんより、ありがとうございます!)、絶景スポットというものはないものの、市街地から田園を駆け抜け、海水浴場に通じるという変化に富む、路線は魅力満点です。
 今回途中下車は那珂湊だけでしたが、途中駅(すべて無人駅!)にも、古墳あり、温泉あり、ジオサイトありと、何かありそうな駅、何もないのも良かろう駅と、降りてみたい駅がいくつかあるのでした。
一日乗車券も使って是非次回はそんな乗り鉄の旅をしてみたいです。
そして、漫遊マップでさりげなく書いてあったこの部分↓↓。

延伸決定!? とローカル線らしからぬ記載が…

調べてみたら、少し北にある花畑公園の「ひたち海浜公園」への延伸計画があるということではないですか! 阿字ヶ浦駅も昭和初期に海水浴客を乗せるために延伸し、さらに令和になって、こんな、いや素晴らしきローカル線に、延伸計画があるという夢のような話が実現するのか!
これは是非実現してほしいですね~
これからもニュースをチェックしつつ、このローカル線の新駅にいつの日か降り立ちたいものです。
「ひたち海浜公園」へは、その日まで、行きません!笑

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