こういち

最近は諸事情で、週末、静岡の実家に帰る日々。ローカルネタは増えそうですが、近場でも、面…

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最近は諸事情で、週末、静岡の実家に帰る日々。ローカルネタは増えそうですが、近場でも、面白い場所は必ずある!鉄心もって温泉、小さい旅、歴史・地学・散歩が多く、たまに気合の入った記事アリ笑。温泉・銭湯好きなんで、都心の「あったかい教会」に足繁く通うクリスチャンでもあります。

マガジン

  • 毒消し売りの旅(まとめ)

    昔、越後に「毒消し売り」という商いをする女性たちがいました。いくつかの書籍から、この生業の発祥や歴史をささやかながら追いかけてみます。 (見出しの写真は、写真家小林新一氏「報じられなかった写真」より引用)

最近の記事

ゆる山・ゆる泉~那須岳・三斗小屋温泉1

2年前、初めてnote書いたの最初の投稿が、「電撃那須岳」でした。都心から近い活火山は富士山、伊豆大島の三原山とかありますが、行くには気合い要ります。気軽にひとっ飛びでアプローチでき、かつ魅力的となると、思い浮かぶはこの那須岳。 そして今回は、かねてから訪ねたかった三斗小屋温泉につかりながら、ゆる山・ゆる泉の一泊旅です。 那須岳は雲の中に6時台の東京駅発の「やまびこ」仙台行きに乗車すること1時間10分、那須塩原下車で、そこから関東自動車バスに乗りさらに1時間10分で、計2時

    • 碓氷峠と浅間山山麓、歴史探訪②

      さて、碓氷峠は、横川駅から軽井沢まで、半分くらい歩き軽井沢駅着、ここからさらに西に向かって浅間山山麓の御代田へ。知人の別荘にお邪魔しつつ、一応、表題通りの歴史探訪のはず…。 いざ浅間山、南山麓へ軽井沢、駅周辺の賑わいは今も昔も変わらず、こちらは、車で西に30分ほど走らせながら、浅間山の麓に向かいます。 碓氷峠を越えて軽井沢から中山道の宿場町が続きます。旧信越本線=現しなの鉄道の駅を赤丸で囲ってみます、この「中軽井沢」は元々、沓掛という駅でした。宿場町「沓掛宿」から付けてお

      • 碓氷峠と浅間山山麓、歴史探訪①

        「碓氷峠」と言えば、日本の鉄道史の中でも最高の難所の一つ。かつて、長野新幹線が開通する前、一度だけ信越本線で長野から東京へ、特急「あさま」で通りましたが、深い山の中を、低速で進み、ここが碓氷峠かと。 今回は、宮本常一のように「歩く見る聞く」のゆっくり旅です。 ああ、栄枯盛衰「横川駅」本日は、高崎駅から、SLもまだ走る北関東の拠点駅。最近、高崎駅の駅そばが無くなったそうで、いと悲し。 高崎駅を出て、新幹線に別れを告げて、北高崎、群馬八幡を過ぎて、旧中山道に並行して進みます。

        • 消えた角海浜(企画展)巻郷土資料館

          1年以上前に、コロナ禍で、見つけた越後の「毒消し売り」の記事を過去にいくつか書いていましたが、現地を訪ねることができずにいました。7月に、新潟市立巻郷土史料館にて、トークイベントがあることを知り、急きょ、日帰りで訪ねてきました~ 怒涛のスケジュールで巻郷土資料館へ毒消し売りの発祥の村と言われた「角海浜」、廃村になってから今年で50周年ということで、企画展があることを知りました。角海浜は、かつては西蒲原郡巻町角海浜。現在は、新潟市に合併され巻町も西蒲区になります。 開催日の前

        ゆる山・ゆる泉~那須岳・三斗小屋温泉1

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        • 毒消し売りの旅(まとめ)
          7本

        記事

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          ドキュメンタリー「カウラは忘れない」

          ドキュメンタリー「カウラは忘れない」

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          やむにやまれぬ吉田松陰~下田の企て②

          遅いお昼の地魚回転ずしの後は、得意のレンタサイクルを道の駅で借りて、続けて、吉田松陰とペリー来航の足跡を辿ります。 吉田松陰、踏海企ての地~弁天島さて、やむにやまれぬ吉田松陰と同行していた金子重輔が、いよいよ、ペリーの艦隊に乗り込もうとしたのは、1854年4月24日の夜、旧暦で3月27日。この時の詳細は、松陰も鮮明に記録しており、「三月二十七日の夜の記」という有名な日記があり、さらにペリーの日本遠征記ほか、アメリカ側の記録にも記載があります。舟を漕ぎ出したのはこの弁天島から

          やむにやまれぬ吉田松陰~下田の企て②

          やむにやまれぬ吉田松陰~下田の企て①

          吉田松陰、坂本龍馬の名前が教科書から消えるとか消えないとか、あるようですが、それはひとまず置いておき、土砂降りの梅雨の中、吉田松陰にゆかりのある開国の街、下田を歩いてきました。やむにやまれぬ松陰先生のお話と共に、伊豆半島屈指の歴史の街を綴ってみます。 黒船電車(リゾート21)で下田へ久しぶりの一泊旅行、本日は熱海から今日の旅に相応しく「黒船電車」なるものに乗ります。こちらは「リゾート21」という車両がいつの間にか、コンセプト列車に様変わりして、「黒船電車」と「キンメ電車」と

          やむにやまれぬ吉田松陰~下田の企て①

          本日は、公開55周年の「男はつらいよ お帰り 寅さん」のシネマコンサート。山田洋次監督、前田吟、倍賞千恵子らのトークショーあり。 倍賞さん、83才の誕生日で、サプライズのお祝い㊗️ さくらの麗しい声は、健在でした! 映画観ながら、笑って、泣いて、というのは、寅さんならでは、です。

          本日は、公開55周年の「男はつらいよ お帰り 寅さん」のシネマコンサート。山田洋次監督、前田吟、倍賞千恵子らのトークショーあり。 倍賞さん、83才の誕生日で、サプライズのお祝い㊗️ さくらの麗しい声は、健在でした! 映画観ながら、笑って、泣いて、というのは、寅さんならでは、です。

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          リニューアル!?「熱海駅前温泉」

          リニューアル!?「熱海駅前温泉」

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          風の吹くまま…「葛飾柴又」

          仕事の激務が続き、遠出もままならずという日々。こういう時は、身近な場所で気分転換。昨年に引き続き、この季節、『風の吹くまま、気の向くまま』葛飾柴又ワールドへ。あたかも地元の人のように、御一行様を少しご案内しましたので、ちょっとしたレポになります。 本日は、千葉側からのアプローチ!午後から、友人知人の皆さんほか、ちょうど兵庫や佐賀から上京してきた親御さんも合流して、二十数名の御一行様の散策企画を打ちました。しかし、久しぶりに柴又行くということなら、まだ使ったことのないルートで

          風の吹くまま…「葛飾柴又」

          箱根西山麓の温泉巡り

          箱根の温泉と言えば、箱根七湯に加え、強羅や仙石原、芦ノ湖畔など名前は有名です。しかし、静岡側、箱根の西山麓にも、温泉は湧いているのでした。あまり有名ではない?!箱根の西山麓の温泉を巡ってみます! 富士山の見えるところに温泉は湧かない!?学生時代お世話になった大学の先生で、箱根の山を若い頃から駆け回っていた方がおられまして、その教授が分筆されていた「箱根火山」。 箱根の火山、地震、温泉の専門書ですが、ここ↑↑にこんな一節が。伊豆と箱根の諺として紹介されています。温泉を探し当

          箱根西山麓の温泉巡り

          宍道湖ぐるりの鉄旅(安来・足立美術館&「やくも」の巻)

          宍道湖を巡る鉄旅も終盤。丸一日、安来にある庭園ランキングで常に1位を獲得し続ける「足立美術館」は、時間をたっぷりとって訪問。そして、鉄旅ハイライトは、ご存じのとおり!?ですW 安来駅→足立美術館へ雨は止み、381系「やくも」に乗り、松江を経て、安来へ。3月のダイヤ改正から、特急やくもは全席指定席になってしまいました、要注意です。玉造温泉駅は無人駅、本数も少ないので、そのまま乗り込みます。立席特急券なるものもなく、そのまま指定席の料金払いました…。 駅からは足立美術館までは

          宍道湖ぐるりの鉄旅(安来・足立美術館&「やくも」の巻)

          宍道湖ぐるりの鉄旅(松江・玉造温泉の巻)

          松江しんじこ温泉に到着、出雲大社で買った日本海の焼き鯖寿司を食し、バスで、松江城に向かいます。 やはり国宝だ!「松江城」日本のお城で現存天守閣12棟あるうちの一つであり、さらにその中で「国宝」となると、五つのうちの一つ。素通りするわけにはいきません。 松江城は1611年(慶長16年)の創建、築城まで5年を費やした。堀尾吉晴が指揮して築城。 大手門から石段を歩くこと数分、二ノ丸を経て、あっという間に本丸へ。 天主閣を支える石垣の入口から入りますが、柱に掲げられた祈禱札の

          宍道湖ぐるりの鉄旅(松江・玉造温泉の巻)

          宍道湖ぐるりの鉄旅(出雲の巻)

          半日以上に渡るサンライズ出雲から、「ばたでん」にて、出雲大社前駅。駅舎を出れば、目の前が参道です。 まずは歴史博物館へ鳥居をこのままくぐらず、大社の右手にある県立の「古代出雲歴史博物館」に立ち寄ります。こじんまりとした博物館を勝手にイメージしてましたが、とんでもなく巨大な博物館。 玄関に入り、最初に目に留まるのが、こちらの巨大な柱。こちらは2000年に発見されたばかりの本殿に使われていた3本一組の宇豆柱。一本でも一人では抱えられない大きさで、樹齢は195年と推定、柱として

          宍道湖ぐるりの鉄旅(出雲の巻)

          宍道湖ぐるりの鉄旅(サンライズの巻)

          新年度、始まり、いかがお過ごしでしょうか~ こちらは、バタバタで、皆さんの記事なかなか、読めず、自分の記事も、えっちらおっちら書いております…。 さて、今回は3月の鉄旅。 もう十年以上、寝台列車には乗れずにいましたが、念願の「サンライズ出雲」に初乗車。出雲、松江、玉造温泉、安来と宍道湖周辺を訪ねてきました。見どころ多いですが、鉄分も多めになっておりますW 即日完売のサンライズ出雲今となっては唯一の寝台夜行となってしまった「サンライズ出雲・瀬戸」。夜を駆け抜けるブルートレイン

          宍道湖ぐるりの鉄旅(サンライズの巻)

          前頭二枚目? 箱根芦之湯の謎

          箱根温泉郷、最近は外国人の方も戻って来まして、繁盛しております。 しかし、その中でも、日本人もほとんど立ち寄らない「芦之湯」。あまりにもひっそりと存在しているため、知らない人はここが温泉場だとも気がつかないかもしれません。本日はこちらの謎解き?? 江戸時代から始まる「温泉番付」さて、「温泉番付」というと、今ではこんな感じで某会社のものが出回っております。東で行き難いのは登別くらいで、基本上位に並んでくるのは、アクセスの良い、有名どころの温泉地ばかりです。人気投票すればそうな

          前頭二枚目? 箱根芦之湯の謎