「タイタニック」でも避けられないならば、私は

困った。

飲み会が盛り上がらなかった、とか、
相手がつまんなそう、気まずそうとか、

そういうの、どうにもできないくせに、いち早く気づいてしまう、自分。

1回遊んでつまらなかったら。つまらない人認定されて、
もう2度と遊んでもらえなくなりそうで、

それが、つらかった。

大恋愛映画が見たくて、Twitterの映画アカウントを調べていたら、

#終わり方が好きな映画

というハッシュタグで、「タイタニック」のラストシーンを載せている人がいた。

ラストの1分くらいだったのに、引き寄せられて。
全編見ようと思った。

死ぬほど有名映画だし、
どんな話か知ってるけど、

金曜ロードショーでも前編後編に分かれた片っぽしか見てなかったりして、
細かいことまではわからず。

「タイタニック」は、
サブスクにない。

めったにしないし、というか、これまでに1回もなかったけど、
アマプラで映画を購入した。

見たら号泣で、1週間くらい毎日深夜にみては泣き、
鼻が詰まって息が吸えないほど泣き、

おかげで、これ以上逆転できないだろってくらい昼夜逆転して、
本当に素晴らしくて、大好きになった。

しばらく、映画の再生ボタンしか押していなかったから気づかなかったが、
アマプラには、レビュー欄がある。

どれほど素晴らしい映画かを長文で語るのが、
果たして何人いるのか気になった。

もちろん、全体的に見れば、高評価ばかりだ。
私もだ。

しかし、素晴らしいと感じるのは、全員、
ではなさそうだ。

☆1の人っているん？
人間性捨てたん？って、私は思うけど、

☆1勢からすれば☆5勢が人間性捨てたん？って思っていることが分かり。

私がこんなにも心奪われて感動した映画に、☆1をつけるひとがいる。
世界的名作であっても、感動しない人がいる。

ならば、1人間が、
さらに、私とかいう未熟で小さい人間が、
人から好かれるなんて、難しすぎる。

でも、それだけ難しいことを
私の親や、家族や、友達が、やり遂げてくれいる。

それだけでいいと思える。

初対面のひと、知らないひと、
浅い関係にいるひとをつなぎとめたいと思うのは、

ただ、友達の人数に囚われている証拠だ。

量ではない。
それより価値あるものを、持っているではないか、私。

身分制度のない、
政略結婚のない、

自由な時代に生きて、
十分すぎるほど幸せなのに、

未熟な、安直な思考に囚われて
不幸だと思ってしまったことを反省したいと思う。

そして前を向いて、自分らしく進んでいく。