見出し画像

家族愛が希薄な日本!?

最近、スペイン語のドラマを見て感じたこと。

それは家族に対して、日本人では考えられない程、
「愛している」
という言葉を使っていることだ。

父親に対して、母親に対して、兄弟に対しても当たり前のように「愛している」と言っている。

もしも、母親に見捨てられようものなら、“この世の終わり”とでも言うかのごとく悲観する姿を見て、家族への深い愛情を感じ取った。

果たして日本人は、親に対して、家族に対してこのような深い愛情を持っているのだろうか?

画像1


1.日本の家族

もちろん、日本人も家族のことを大切にしている人は多いと思う。

しかし、毎朝起きたらハグとキスをして「愛している」と言う家庭は、ほとんどないのではなかろうか。

もちろん別にそれが悪いわけではない。
日本には日本の文化があるのだから。

ただ、最近子ども達と接していて思うことは、家族の悪口を言う子が多いということだ。

「俺、家族とはほとんど話さないから」
「いちいちうるさいんだよね」
「家族のこと嫌いだから」
「うちの母親、◯◯のお母さんだったら良かったのに」


とまぁ、こんな感じで“家族大好き”なんて言う子はまずいない。

もしも、仮に家族のことが大好きな子がいたとしても、この状況で勇気を持って“家族大好き”と言える子はまずいないだろう。

じゃあ、なぜ海外では当たり前のように「愛している」なんて言葉が言えるのだろうか?

画像2


2.家族を重んじる文化

海外では、夕食は家族揃って食べるのが一般的だったり、クリスマスは家族で過ごす日と位置づけられていたりと、家族を重んじる文化がある。

きっとそれは、宗教による影響が大きいのではないかと思う。

それに対して、日本人はそこまで宗教を重んじていない。
自分たちの都合に合わせて、仏教を重んじてみたり、キリスト教を取り入れてみたりと心変わりも甚だしい。
(もちろんそうじゃない人もいるのだろうけれども)

私のスペイン語の先生が教えてくれた話だけれども、先生は世界各国の人達をアテンドして、日本の宗教について度々聞かれることがあるらしい。
その際に、

「日本人はあまり宗教を重んじていない人が多い」

ということを伝えると、

「宗教(神様)を信じないで、日本人は何を信じるんだ」と笑われるらしい。

それぐらい、世界では“宗教”が大切にされているのだ。

画像3


3.日本と世界との差

このようなことから私は、宗教を通して

・人を大切にする(尊重する)こと
・相手を思いやる気持ち
・気持ちを言葉で伝えること

などの心が育まれ、日本よりも深い“家族愛”が完成するのではないかと感じた。

決して宗教をお勧めしているわけではない(私もそこまで信じていない)が、家族愛は大切だと思っている。

親子関係がもっと密になればできることはたくさんあるだろうし、日本の教育にも良い効果をもたらしてくれるものと信じている。

“家族愛”

これからの日本に大切な、一つのキーワードになるかもしれない。

36歳から始めたスペイン語。新しいことを始めるのに遅すぎることはない!強いマインドがあれば大丈夫! 私はここで日本と世界との情報を共有すること、また、自分の経験を通して一人でも多くの人に学ぶことの楽しさを伝えていきたいと思っております。 よろしければぜひサポートをお願いします。