みなさんこんばんは。
今回はこちらの本を読みました。
あらすじ
所感&震災を知らない私に、新たな視点をくれる一冊
私は東日本大震災の時にはちょうど卒業旅行中で海外におり、神戸の震災の時も関西にはいなかったので、大地震を経験したことはありません(大きくて震度4くらい)。
ましてや津波を見た経験もなく、テレビのニュースでやっているのを見た程度(しかもすぐ辛くなってしまうからあまり見れない)
そんな私ですが、小説で読むことにより、追体験、とまでは言いませんが、少しのかけらでも当時の様子はこんなんだったのかな、と感じることが出来ました。
今回の小説は、メインが震災ではなく、あくまでも事件を追う刑事の話です。
ただ、その中で、当時を振り返ったり、あの時はこんな状況だった、と回想シーンが入ることで、当時被災した人の様子や気持ちを少し知れた気持ちになります。
事件の方もまた骨太で!
重たいんですが、徐々に真相に近づいていく様に、ページを捲る手が止められません。
前作の護られなかった者たちへもそうですが、読むのが苦しくなりつつも、新たな一面を知り、そしてどんでん返しに驚愕する!
ほんと、すごい人だな、中山七里。
どちらもKindle Unlimited対象なので、今のうちにぜひ!