【webレビュー回顧】ピアニスト務川慧悟

現在開催中の2021エリザベート王妃国際音楽コンクール(ブリュッセル)ピアノ部門で務川慧悟、阪田知樹の2人の日本人ピアニストがファイナリスト(計6人)に選ばれた。どちらも国際コンクール入賞もしくは優勝歴を持ち、国内外の演奏経験も豊富なので優勝や上位入賞が期待できる。

このうち務川慧悟については筆者が過去2枚のディスクのレビューを書く機会があった。web掲載されたものをこちらに御紹介する。

①フランスのレーベルのデビュー盤。

②ALM Records(コジマ録音)からのアルバム。「レコード芸術」誌特選。

務川慧悟の長所は解像度の高いタッチを生かして楽想のコントラストをシャープに打ち出せるところ。光と影を際立たせる色彩表現の巧さも特筆もの。
ファイナルは現地5月24日~5月29日にかけて行われ、ファイナリスト6人が各日1名ずつ登場し協奏曲を1曲演奏する。務川慧悟は現地5月26日にプロコフィエフのピアノ協奏曲第2番を弾く。

こちらの公式サイトでライヴ配信並びにこれまでの演奏を見られる。

【追記】務川慧悟は3位入賞だった。

※文中順不同・敬称略

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