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読書のオアシス@蓼科親湯温泉

かつての文学少年少女よ
学生時代は読書&映画フリークだった人へ
神田でワクワクしながら一度でも古本屋めぐりをしたことがある人
すべてを忘れて好きな世界に没頭したいあなた
選ばれた良き本とだけ出会いたい方へ

何も観光したり、家族サービスするだけがバケーションではありません。
レイジーに昼間はコーヒー、夜はウィスキーを片手に
読書にどっぷりハマる時間を過ごしませんか?

したいしたいしたい!!

そんな場所にピッタリの老舗旅館を見つけました。
大正15年からあるという
長野の茅野市北山にある蓼科親湯温泉です。

かつて、宿とは文豪たちの社交と執筆活動の場でした。
世界の名監督小津安二郎も
ここの旅館で創作活動したとか。

そんな由緒ある旅館のロビーに一歩踏み入れたとたん、
壁に埋め尽くされた本たちに圧倒されるでしょう。

名作全集と呼ばれるいわゆる文学名書から
思想、哲学、音楽、アート、映画、旅、ビジネス、
科学、エッセイ、文化人類学、写真集、漫画、
雑誌etcとあらゆるジャンルの古書から
新しい本まで3万冊の本たちが並んでいます。

日本の文学、出版界に多大な功績を残した
岩波書店の創業者がここ蓼科出身であり、
みすず書房の社主も茅野市出身であることから
この蔵書のラウンジスペースが作られたそうです。

クラシックな大正&ユーロピアン風家具と薪ストーブ、
窓一面に広がる蓼科の自然に囲まれながら
贅沢な読書三昧の時間が過ごせます。
ああ、至福の時。

ここのラウンジ図書館(と勝手に呼ぶ)の最大の価値は
キュレーションです。

文人の先人らが選んだ各分野の選ばれし本たち
が並んでいることです。
だからこれらの本たちはハズレがないと断言してもいいでしょう。
隠れた名著や奇書、自分にピッタリの本を探すには
時には一生ほどの時間と労力がかかったり、巡り合わせもありますから。

本という存在が消えつつある今の時代にはそんなことをする人も少なくなっているかもしれません。またページをめくるたびにビビッとくる本との出会いの感動は味わった人にしかわからないかもしれません。

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若かりし頃、夢中で読んだ本を再び手に取り、
当時に思いに馳せたり、
読みのがしていた本や
コレ!!という書物に出会ったり、
本たちとの対話を楽しめる贅沢な空間です。

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