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外国人社員が日本企業で働く上での不安とは?

皆さまこんにちは!OneTerraceの野間です。

前回の記事では『日本と海外のコミュニケーションスタイルの違い』について述べさせていただきました。

▼前回の記事はこちら

今回は社内コミュニケーション以外にも想定される「外国人社員が働く上で不安に思うこと」を皆さまに知っていただければと思います。


外国人社員が不安に思うこととは何か

引用:『第2回 理系外国人留学生の会社選びとキャリアプランに関するアンケート

①外国人だと昇給・昇進ができないのではないか

外国人材を採用するにあたり新たに人事制度をつくり直す必要はありませんが、公平公正な制度として明文化されていることがポイントです。実態が伴っていれば、あらためて外国人材を含む全社員にその制度を浸透させることが重要です。もし制度を見直す場合、例えば海外では「成果主義」が主流となっていますので、海外と日本の人事制度の違いを理解した上で再検討する必要があります。

➁日本語でのコミュニケーション・ビジネスマナーへの不安

日本語は『ひらがな・カタカナ・漢字』といった文字の併用だけでなく、『尊敬語・謙譲語・丁寧語』など会話相手の年齢や立場等に合わせた言葉の使い分けもしなくてはならない言語です。
「日本に住むことで自然と日本語は身につくであろう」とお考えになられる方も多いのではないでしょうか。もちろん外国人社員の自助努力で能力が向上する方もいるかと思いますが、コミュニケーションの上達の秘訣はやはり「たくさんの日本人と会話をすること」です。ぜひ社内では日本人社員から積極的に話しかけてあげたり、場合によっては日本語教室に通うための支援を会社がしてあげるなどのサポートをしてあげると、より外国人社員の不安が払拭され定着・活躍に繋がっていくのではないかと考えます。

③残業が多い・有給休暇が取りづらいなど労働環境への不安

以前、日本人と外国人との仕事観の違いに関するnoteを公開させていただきましたが、外国人社員は日本人社員と比較すると、仕事第一優先の生活ではなく、家庭やプライベートに合わせて働き方を調整しています。どちらが正しくどちらが間違っている、という世界観でとらえるのではなく、お互いの違いを理解・尊重して歩み寄っていくことが大切です。

▼該当記事はこちら
https://note.com/choctori/n/n2590008e15a0

いかがでしたか。過去に実施されたアンケート結果から、言葉の壁の他、「この会社に入社したら自分が正しく評価してもらえるか」「昇進・昇給はどのような仕組みになっているのか」といった人事評価制度への不安を抱えている外国人社員の方が多いことを知っていただけたかと思います。

初めて外国人社員の採用をご検討されている企業様も現在雇用中の企業様もぜひ参考としていただけると幸いです。

ここまでご一読いただきありがとうございました!

https://twitter.com/oneterrace_noma


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