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日本人と外国人、働き方に関する考え方の違いとは?

皆さまこんにちは!OneTerraceの野間です。

前回の記事では『外国人が勉強したい日本での仕事の仕方』について述べさせていただきましたが、今回も外国人の仕事観をテーマとした記事となっております。

▼前回の記事はこちら

https://note.com/choctori/n/n5567941dc10c

普段日本で働いているとなかなか意識することは無いかと思いますが、私たちが当たり前のように行っている「礼儀・挨拶」や「和を重んじること」、「時間厳守」といった文化は日本特有の文化であったりします。

仕事観については正解不正解は存在せず、日本人以外の外国人全てが似た価値観を持っているかというとそうではないと私は思いますので、今回の記事の内容についてはあくまでも参考程度にご覧ください。

これから外国人の方と働くご予定の方や既に同僚に外国人社員がいてコミュニケーション方法を考えている方などのお役に立てれば幸いです。


個人の意見を尊重する

日本では「空気を読む」という言葉が使われるシーンが多いかと思いますが、周りとうまくバランスを取ることを意識しがちです。組織で決められたルールに従うことに対しても、大きな疑問や抵抗をあまり感じません。その分、周りと違う自分や誰かの行動や言動には敏感に反応します。

一方、海外では集団に同調するのではなく、個人の意見を重視する傾向にあります。自分自身の考えを持って、積極的に意見をし行動もします。自分の意見が他人と違うことがあっても臆することは比較的ありません。故に他者の異なる行動や主張に関しても尊重する傾向にあります。

ジョブ型雇用が主流である

日本の新卒採用において「総合職採用」という枠は極々普通のことであるかと思いますが、実はこの採用枠は日本ならではの文化となっております。
「メンバーシップ型雇用」とも呼ばれ、企業側が適性や潜在能力を見込んで配置し、配置転換や転勤などを通して企業活動に必要なスキルを備えた人材を育成することが前提となっています。

一方海外では「ジョブ型雇用」が主流となっています。募集する業務内容に適したスキルや経験を持つ人材を雇用する制度のことです。
「個」を重視する意識が強い海外では、「仕事に人を付ける」という文化が根付いており、こなす業務の量や難易度によって給与が変わる仕組みもあります。
そのような仕組みもあり契約上の自分が担う業務を効率的に、かつ高品質に仕上げようとします。故に自分の専門性を活かし、さらに磨きをかけることを重視する文化が根付いている方が外国人には多いことが想定されます。

プライベートの時間も大切にする

これも良く聞く話であるかとは思いますが、日本人は全体調和の観点からも、仕事を第一に考える人が多い傾向にあります。メンバーシップ型の仕事のやり方も影響して、自分が休んでしまうと周りに迷惑がかかってしまうなど、有給休暇を取りたくても取らない人もいたりします。

一方、外国人はプライベートを優先する傾向が強いと言われています。仕事第一優先の生活ではなく、家庭やプライベートに合わせて働き方を調整しています。例えば有給などの権利を使用し、可能な限りプライベートを充実させています。また、プライベートを重視しているからといって仕事を疎かにしているわけではありません。仕事とプライベートのメリハリをしっかりつけ、業務上のルールに則り、公私のバランスを考えながら働いている人が多いようです。

価値観の異なる外国人と働くために

日本人と外国人との仕事観の違いについて一部事例を挙げさせていただきましたがいかがでしたか。
どちらが正しくどちらが間違っている、という世界観でとらえるのではなく、お互いの違いを理解・尊重して歩み寄っていくことが大切ですね。

●業務内容はうやむやにせず明確にしておく
●意思疎通がしっかり測れるコミュニケーションの場を設ける

など、「言葉にしなくとも伝わるだろう」ではなく、ちょっとした心掛けをしていただくことで、双方が気持ちよく働くことができる環境が構築できると私は考えています。

ここまでご一読いただきありがとうございました!

https://twitter.com/oneterrace_noma


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