はじまりへの旅

自給自足で生活し、6人の子供たちはアスリート並みの体力と6ヶ国語を話し哲学から物理までを習得。
森の中で生活するヒッピー一家の母が亡くなったことで、一家でアメリカの街へ!

というヘンテコ満載な映画なんだけども意外と考えさせられたので。

そもそもオレゴンの農場で暮らしていたのに、森の中へ拠点を移したのは、母が精神的な病を抱えており、治すために父が選択したことのよう。
それも虚しく悪化し、母方の親が病院に連れて行ったが自殺してしまった。

母の遺言、火葬するという願いを叶えるために奔走する一家。

しかし、広い世界を知った次男が社会を選んだり、長男の名門大学合格を知り、更に娘に大怪我をさせてしまったことで父は、
森の中で育てたのは自分のエゴで、間違いだったと考える。

現代社会で民主主義の自由の名の下、のうのうと暮らしている自分でも刺さるものがある。

自分の選択が正解だったのか?

情報社会で生きていく上で、食べ物から仕事まで選択肢が増えている今、この選択は正解だったのか、正解に近かったのか。

愛する人のために選んだものが正解だったのか。

わからないだらけだけど、盲信すること、ここしかないと決めることは愚かだと思った。
正解さえ見失わなければ、軌道修正しながら生きていけばいいのだ。
愛する人を見失わないように。

現代社会という、選択肢が死ぬほどある中でどう生きていくのか、今一度考え直す映画になるはず。

たぶん、メインテーマは
普通ってなんでしょう?
なんだけどね。

とはいえ、出てくる著書も作家も哲学者も、名前はわかるけどさっぱり内容がわからなくて無知を恥じました。

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