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<詩>003 悲しみの終わりに

悲しみの終わりに



歪んだこの窓
どこか誰かに似てる
そう思い込まされて
今日も眠るの

月明かりのしたで
いつも変わらぬように
そう呟いていた
そう呟いた

このもどかしい光の中に美しい想いがある
景色はとてもつかめないから
一人の夜は泣いていたね

悲しみにおちてく
憎しみをいだいて

雨が降りしきり、
掠れた声は今も届かない
見慣れた檻の中

悲しみの終わりに
憎しみをいだいて

生きている

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